グリフィス大学で犯罪学(Criminology)学ぶ

犯罪学は決して一般的な学問ではありませんが、ドラマや映画・小説などの影響で興味を持ったり、ニュースやドキュメンタリーから実際の犯罪について知ったことで学びたいと思われる方もいると思います。
日本では心理学部や法学部の中で科目として学ばれる分野ですが、オーストラリアでは1つの学問として、大学のプログラムで専門的に学ぶことができます。

目次

犯罪学とは?


一言に犯罪と言っても様々な種類があります。ニュースで報道されるような残酷なものから、自己防衛・誰かを助けるための犯罪、また犯罪を起こすつもりはなかったのに、気がついたら法に反したことを犯しているケースまで様々です。そして、犯罪を犯した人全員が「生まれつき犯罪者」ということはなく、様々な要因が重なった結果、犯罪者になってしまいます。

犯罪学は、「犯罪=悪」と捉えるのではなく、様々な背景からなぜその犯罪が起きてしまったのかを考察し、そして、同じことが繰り返されないためにはどのような対策を取っていけば良いのかについて追求する学問です。また犯罪者だけにフォーカスするのではなく、犯罪が起きたことによる被害者やその家族・地域や社会への影響についても学びます。

グリフィス大学の犯罪学部について

ブリスベン・ゴールドコーストにあるグリフィス大学は、南半球にある大学において最も大きな犯罪学のリサーチセンター(Griffith Criminology Institute)を持っており、25年間同分野における教育・そして研究を続けています。2020年のShanghaiGlobal Rankingでは、Law/Criminology部門で全豪1位にも選ばれました。

テクノロジーの発展により、犯罪の手法がより複雑化している昨今。グリフィス大学では最新のテクノロジーを使い、従来の犯罪や新たなサイバークライムまで対応ができる犯罪学部を開講しています。

またグリフィス大学で犯罪学を教えている講師は専門分野を研究している教授だけではなく、長年現場で犯罪と向き合ってきた人たち(警察官・刑務官・裁判官など)も教鞭を取っており、実体験を元にした授業を受けることができます。

グリフィス・犯罪学部のカリキュラム

1年次

1年目では、オーストラリア&海外で起きている犯罪のトレンド(傾向)、また犯罪がなぜ起きるのかを調査し、事前に防ぐための方法、犯罪数を減らす方法について学びます。犯罪に関係するあらゆる事柄(警察、法廷、犯罪法、法心理学、殺人など)の概論も、1年次の必修科目となっています。
科目例
    Introduction to Criminology and Criminal Justice
    Police, Courts and Criminal Law
    Understanding Social Problems
    Homcide
    Introduction to forensic Phychology
    Law Government and Justice
    Doing Criminology
    Language and Communication for Arts and Social Sciences

2&3年次

2&3年次には1年次に履修した概論の応用編の他、様々なElective(選択科目)から、自分の興味のある分野についてより深く学んでいきます。(犯罪者の取締り、更生、犯罪者&被害者との関わり方、対テロリズム、犯罪分析、犯罪捜査などなど・・・)
科目例
    Sociology of Crime
    Statistics for Social Research
    Psychology of Crime
    Applied Criminal Justice
    Race, Crime and Justice
    Youth Justice
    White Collar Crime
    Fraud and Cybercrime
    など・・・

実践的授業・インターンシップ

最終学年では、必修ではありませんが選択科目にて実地研修を含めた授業やインターンシップも学ぶことができます。
科目例
    Community Internship
    Professional Practice
    Criminology UG Research Internship

Community Internshipは地元のコミュニティでのインターンシップです。犯罪学というよりは社会福祉に近いものが多いですが、難易度は高くありませんので挑戦しやすい科目です。Professional PracticeとCriminology UG Research Internshipはより犯罪学に特化したインターンで難易度も高いため、参加をするためには高いGPA&英語力&アピール力が必要となります。

犯罪学を学んだ後のキャリア


犯罪学を学んだ後のキャリアとしては、主に3つのカテゴリーに分けることができます。
・犯罪に直接関わる仕事(警察官、刑務官、検察官、裁判官など)

・社会福祉に関わる仕事(ソーシャルワーカー、社会福祉士、慈善団体など)

・犯罪学の認知を高める仕事(ジャーナリスト、TV局&出版社などメディア系)
※職業&働く場所によっては、大学卒業後に大学院での進学や国家試験の受験が必要になるものもあります

犯罪学を学ぶことで培われる「分析能力」「考察能力」は、どの業界においても必要とされる能力なので、卒業後に犯罪に関係のない分野に進むことになっても、活躍することができるでしょう。


コース詳細

大学名Griffith University (グリフィス大学)
コースBachelor of Criminology and Criminal Justice
留学先ブリスベン、ゴールドコースト
期間3年間
入学2月,7月
学費年間 30,000ドル(2020年度)
出願条件 成績:高校卒業&GPAが5段階評価で3.7以上
英語:IELTS6.5(全ての科目で6.0以上)

また犯罪学を学ぶ学生には、ダブルディグリーも人気です。犯罪学とセットで学ぶことで、将来の可能性を広げることができます。
Bachelor of Criminology and Criminal Justice / Bachelor of Information Technology
Bachelor of Criminology and Criminal Justice / Bachelor of Forensic Science
Bachelor of Criminology and Criminal Justice / Bachelor of Government and International Relations
Bachelor of Criminology and Criminal Justice / Bachelor of Human Service
Bachelor of Criminology and Criminal Justice / Bachelor of Laws (Honours)
Bachelor of Criminology and Criminal Justice / Bachelor of Psychological Science

グリフィス・カレッジからのパスウェイも可能


グリフィス大学の犯罪学部が魅力的な理由の1つとして、グリフィス・カレッジからパスウェイがあることでしょう。グリフィスカレッジではDiploma of Criminology and Criminal Justiceという犯罪学に特化したDiplomaプログラムを開講しており、大学1年次に学ぶ科目と同じものを、より少人数&手厚いサポートの中で学ぶことが可能です。高校の成績が3.7以上に満たない方、IELTSが6.5に満たない方はもちろんのこと、大学の直接入学が可能でも「いきなりローカルの学生ばかりに囲まれるのは不安」「学習サポートをたくさん受けられる環境からスタートしたい」という方は、カレッジからのパスウェイがお勧めです。

大学名Griffith College(グリフィスカレッジ)
コースBachelor of Criminology and Criminal Justice
留学先ブリスベン
期間8ヶ月〜1年
入学2月,6月、10月
学費30,000ドル(2020年度)
出願条件 成績:高校卒業&GPAが5段階評価で2.8以上
英語:IELTS5.5(全ての科目で5.0以上)
グリフィス・カレッジの犯罪学の学生は、在学中にboggo road gaolというブリスベンにある元刑務所ツアーに行き、元受刑者から話を聞く機会も設けられています。

※施設の状況によっては他のツアーになる可能性もあり


グリフィス大学への進学

オーストラリア留学センターは、グリフィス大学の日本の公式相談・出願窓口として、皆さまの進学を無料でお手伝いをしております。ご出発前のお手続きはもちろん、現地到着後も学生生活に関するサポートも継続して行っております。グリフィスの学生同士が交流できるよう、定期的に交流会を開催し、大学生活でできる様々な活動についてや、就職活動の情報提供などを行なっております。

第一回交流会の様子
第二回交流会の様子

同プログラムに興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I094)
【育休中/2024年12月ごろ復帰予定です】16歳の時、初めて北海道を出てたどり着いたのがアメリカの田舎町。そこで1年間の留学生活を送ったことから人生が変わり、この素晴らしい海外生活をより多くの方に知ってもらいたい!と思い、日本で留学カウンセラーの経験を経てオーストラリアへ来ました。日々変わっていく最新の学校・現地情報から、最適な留学プランをご提案します。 このカウンセラーに質問する

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