フリンダース大学で「古生物学(化石)」を学ぶ


2021年9月、南オーストラリア州にある ピンパ湖にて 2500万年前の世界最古の鷲型猛禽類の1つ「鷲(わし)」の化石が発見されたことが報道されました。

南オーストラリア州アデレードにあるフリンダース大学では、過去に生きていた生物(古生物)を研究する古生物学の研究チームがあり過去にはオーストラリア最古のトカゲの化石の発掘と研究論文なども発表されています。

古生物学(Palaeontology)とは?


古生物学は、過去に生きていた生物(古生物)を研究する学問です。 「生物の化石」を1番に思い浮かべると思いますし、その「化石の学問」で間違いありません。
ただ、化石と聞いて、考古学?と混同される方もいらっしゃいますので、違いをはっきりしておきましょう。

考古学は文系、古生物学は理系

●●遺跡で「○億年前の化石」が出た!などの報道を目にすると、考古学を思い浮かべる人もいらっしゃると思います。

実際の研究分野で言うと、考古学は土器、土偶、遺物、遺跡 などが研究分野で「人間の歴史の痕跡」が主に研究対象です。大きく分類すると「歴史学(文系)」の要素を含んでいます。 代表的な 映画で言うと遺跡(宝物)にまつわる冒険ストーリー「インディージョーンズ」の主人公が「考古学者」です。

古生物学は、化石などで発見される「生物(動物、植物、微生物など )」や、それに関わるあらゆる「現象とその歴史」が研究分野です。大きく分類すると「生物学(理系)」です。代表的な 映画で言うと遺伝子工学で蘇った恐竜(古生物)にまつわるストーリー「ジュラシックパーク」の主人公が「古生物学者」です。

双方はとても近いところで語られることも多いですが、生物学、地質学、環境化学、地球科学などサイエンスの観点から古生物学を選択授業で学ぶ大学が多く、一部にて考古学の中で選択授業として 古生物学を学ぶ大学もあります。

古生物学を学士号で学べる大学は少ない中、下記のフリンダース大学をご紹介します。同分野で研究者を目指す人はぜひご参考ください。

フリンダース大学を選ぶ理由


冒頭の2500万年前の鷲の化石発見なども含め、世界クラスの最新古生物研究ラボとオーストラリア最大の古生物学術研究チーム、古生物学を学ぶ最高の環境が整っています。

(1)オーストラリア最大の古生物学術研究チームと最高の教授陣

古生物学では最大の 6人の専門教授、25人以上の研究者がフリンダース大学に在籍しており、フリンダース大学の古生物学は、Professor Gavin Prideaux(ギャビン・プリドー教授)とProfessor John Long(ジョン・ロング教授)が率いています。同分野での研究成果から得られる助成金額もオーストラリア国内では最大を誇ります。

Professor Gavin Prideauxは、哺乳類の進化、絶滅、環境変化に対する種の反応については、世界的に知られた権威です。
Professor John Longは、脊椎動物古生物学会の会長を務め、世界最古の脊椎動物の胚を発見するなど、脊椎動物の初期進化に関する研究で世界的に有名な教授の一人に数えられています。

(2)世界クラスの古生物学研究ラボ

フリンダース大学では、化石の研究、保管、準備のための最先端技術と設備を110万ドルで「古生物学研究ラボ」を設立しました。
古生物学研究ラボには、共焦点顕微鏡施設、大規模な化石コレクション、広範な専門図書館を備えています。


(3)古生物学研究のネットワーク

Flinders University Palaeontology Society (FUPS) (フリンダース古生物学協会)として、志を同じくする古生物学研究者のグループがフリンダース大学の学生主体で運営されています。フリンダース大学の古生物学はオーストラリア国内での最大規模を誇りますので、世界中に卒業生、古生物学に関わりを持つ方々がおり、フリンダース大学のキャンパスを拠点としながらも世界中にメンバーが存在します。
フリンダース大学古生物学協会はメンバーに実地調査、フィールドトリップ、ワークショップ、ラボでの化石作成など、社会的・教育的活動に参加する機会を提供していますから、在学中には同協会内での活動、卒業後も同協会と活動の機会を持つことができます。

コース概要

フリンダース大学では、3年間の学士号 Bachelor of Science – Palaeontology 、4年間の優等学位の Bachelor of Science – Palaeontology (Honours)、そして博士課程の Doctor of Philosophy が開講しています。

またコース中は、さまざまな現場や実験室での実践的な経験を積むことができます。
最先端の古生物研究ラボや共同プロジェクト、そしてオーストラリア哺乳動物化石出土地域に指定されているナラコート洞窟(SA)とアルコータ化石保護区(NT)にて、実際の化石堆積物を発掘、分析します。

オーストラリア哺乳動物化石出土保護地区
南オーストラリア州の世界自然遺産に登録されている ナラコート洞窟国立公園は、オーストラリア大陸の哺乳動物の化石が出土しており、オーストラリア大陸の哺乳動物の進化を研究する上で非常に重要視されています。ナラコート洞窟国立公園ではオーストラリア固有の有袋動物の化石を観察することができます。

Bachelor of Science (Palaeontology)

学士号では、生物学、生物保全、生物統計学、環境科学、地球科学などを組み合わせて 古生物学を学びます。また選択科目では、考古学、動物行動学、植物学、など様々な分野から科目選択ができる様に設計されています。

Bachelor of Science (Palaeontology) 履修科目単位の内訳は、
・必修 18科目(81単位)
・選択 6科目(27単位)
の組合せとなり、1科目4.5単位として、卒業までに 3年間の108単位(24科目)を履修することになります。

1年次必修 6科目 + 選択 2科目
  • Human Evolution (人類の進化)
  • Evolution of Biological Diversity (生物多様性の進化)
  • Molecular Basis of Life (生命の分子的基礎)
  • Earth and Environmental Sciences (地球・環境科学)
  • Nature of STEM (STEMの本質)
  • Biostatistics (生物統計学)
  • Elective topics(選択科目) X 2科目
2年次必修 6科目+選択 2科目
  • Experimental Design and Statistics for Biology (生物学のための実験計画と統計)
  • Vertebrate Anatomy and Evolution (脊椎動物の解剖学と進化)
  • Ecology (生態学)
  • Animal Diversity (動物の多様性)
  • Geological Processes (地質学的プロセス)
  • Scientific Illustration (科学的標本・図面)
  • Elective topics(選択科目) X 2科目
3年次必修 6科目+選択 2科目
  • Human Impacts and Biodiversity (人類の影響と生物多様性)
  • Vertebrate Palaeontology (脊椎動物の古生物学)
  • Global Climate Change (地球規模の気候変動)
  • Field Studies in Environmental Disciplines (環境分野のフィールドスタディ)
  • Geology of Australia (オーストラリアの地質学)
  • Research Project in Science (研究プロジェクト)
  • Elective topics(選択科目) X 2科目
古生物学における選択科目。各年次に2科目/3年間で6科目を選択
  • Archaeology of the First Australians (オーストラリア先住民族の考古学)
  • Environmental Archaeology (環境考古学)
  • Introduction to Biodiversity and Conservation (生物多様性と保全入門)
  • Introduction to Animal Behaviour (動物行動学概論)
  • Foundations of Animal Behaviour (動物行動学の基礎)
  • Restoration Ecology (修復生態学)
  • Plant Biology (植物生物学)
  • Integrative Physiology of Animals and Plants (動植物の統合生理学)
  • Research in Animal Behaviour (動物行動学の研究)
  • Conservation and Ecological Genetics (保全と生態学的遺伝学)
  • Marine Mammals, Birds and Reptiles (海洋哺乳類・鳥類・爬虫類)
  • Ecology and Geomorphology of Coastal Environments (沿岸環境の生態学と地形学)
  • Coastal Processes (沿岸地質学的・海洋学的プロセス)
  • Introduction to Geographical Information Systems (地理情報システム入門)
  • Airborne Remote Sensing and Photogrammetry (空中リモートセンシングと画像処理)

Bachelor of Science – Honours (Palaeontology)

研究者を目指すなら3年間のBachelor of Science(Palaeontology)を優秀な成績(GPA5以上)で終了後、興味のある特定の古生物学的分野に焦点を当てた研究プロジェクトでスーパーバイザーの承認後、4年目の Honous (優等学位)にて継続して研究科目を履修します。Honoursでは、研究科学者になるために必要スキルを養います。

Honours (Palaeontology) 1年間の履修科目単位の内訳は、
・必修 3科目(13.5単位)
・研究 5科目(22.5単位)
の組合せとなり、1科目4.5単位として、1年間の36単位(8科目)を履修することになります。

古生物学 Honours(優等学位) 科目
  • Honours Critical Readings (優等教育クリティカルリーディング)
  • Honours Statistics and Research Design (優等教育の統計と研究デザイン)
  • Research Methods for Honours (優等教育における研究方法)
  • Honours Research Project in STEM (優等教育における研究プロジェクト) X 5科目相当

入学条件と授業料


Bachelor of Science (Palaeontology) へは、日本の高校卒業時の成績次第で、ダイレクトに進学できるか、またはFoundation コースの履修が必要か?が別れます。

日本の高校の成績により Foundation 経由での進学になる場合は、アインズバリーカレッジにてフリンダース大学進学に向けた Foundationコースを開講しています。

Eynesbury College の Foundation

コース名Foundation Standard
期間8ヶ月〜1年間
入学1月, 4月, 10月
学費年間 28,000ドル(2022年度)
英語 ・IELTS Academic overall 5.5 (各セクション5.0)以上
出願条件 ・日本の高校2年次を評定3(5段階)以上で修了していること

日本の高校の成績評価が査定により認められた場合は、ダイレクトに進学できます。
IB DIPLOMA をお持ちの方はスコア25以上でダイレクトに進学できます。

Bachelor of Science (Palaeontology)

コース名Bachelor of Science (Palaeontology)
期間3年間
入学3月, 7月
学費年間 36,500ドル(2022年度)
英語 ・IELTS Academic overall 6.0(Reading と Writing が 6.0)以上
出願条件 ・日本の高校卒業で、80%以上(生物学の履修済を推奨)の成績
または
・Eynesbury College の Foundation Program を 350 以上の成績で修了
または
・IB Diploma 25点以上

化石と聞くと「太古の恐竜」に思いを馳せ、ワクワクして夜も眠れない方はもちろんのこと、古生物、化石の研究者を目指す方、ぜひフリンダース大学でその1歩を踏み出してみてください。
古生物学に興味のある方はぜひお問合せください。

出願に向けての準備


1. まずは英語試験を受験してください
まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF
http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
IDP Education
https://ieltsjp.com/
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合は大学付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願書類4点をご準備ください
出願には下記4点の書類をご準備ください。
  • 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。当社にて出願手続きをスタートします。

当社について、安心の現地サポート


オーストラリア専門の無料留学エージェント
当社オーストラリア留学センターは、日本に東京オフィス、そしてオーストラリア国内の主要6都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレード、パース)に自社の現地サポートオフィスを構え、全オフィスに日本人スタッフが常勤している唯一の日本エージェントです。

オーストラリアの主要6都市にスタッフが在住しているメリットを最大限に生かし、「現地にいるからこそわかる、本当の学校情報をそのまま皆様にお伝えする」というシンプルな方針のもと、過剰な広告や留学フェアなどといった宣伝活動を一切行わず、オーストラリアの教育機関から支払われるサポート費のみで運営しております。ですので、よくある日本の留学エージェントと違い、手続きに対する手数料やサポート料は一切必要ありません。どこよりも確実な情報をもとに、安心してご留学をお任せいただくことができます。

エージェント選びにおいて、そのエージェントから提供される情報量と質、提案力はもちろん、自分が留学する都市にそのエージェントの自社オフィスがあるのか?日本人スタッフが常勤しているのか?も重要なポイントとなります。留学はスタートしてからが本番です。留学前の準備段階において無駄なお金や時間を費やさないよう利用するエージェントはしっかり見極めて選びましょう。
日豪全7オフィスの所在地は「当社について」、各カウンセラーとその所属オフィスは「スタッフ紹介」、当社のポリシーについては「皆様へのお約束」をご覧ください。
豪政府認定教育カウンセラー資格

当社のカウンセラーはオーストラリア政府公認の教育カウンセラー資格PIER(Professional International Education Resources)を保持しており、オーストラリア留学のアドバイス、進学プラン提案をする上で高い専門知識を保有するプロフェッショナルであるQEAC(豪政府認定教育エージェントカウンセラー)として正規登録されております。

また、オーストラリアの各大学も認定する留学エージェントを厳選しており、近年、PIER資格を持つカウンセラーが所属していることを条件としている大学が増えています。

留学会社選びはもちろん、担当になるカウンセラーが「PIER認定のQEACに登録されているかどうか」もエージェント選びの重要なポイントです。利用するエージェント選びの基準にされると良いでしょう。
当社のPIER認定のQEAC登録カウンセラーは「PIER資格保持者紹介」をご覧ください。

留学相談&お問い合わせ


当社オーストラリア留学センターはクイーンズランド工科大学を含む全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。

同学以外にも映像・映画製作を学べる大学は複数あり、学力、英語力、希望内容、ご予算など詳しくお伺いしたうえで、おひとりおひとりに合う大学をご提案しております。
オーストラリアの大学進学は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
※備考※
・本記事は2021年9月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2022年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=82円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
オーストラリア歴は24年目になりました。QLD州、NSW州、SA州の主要都市で仕事と生活していましたので、都市の違いから皆さまの目的に沿ったベストなアドバイスを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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