
オーストラリアの大学は現在コロナの影響でまだ現地へ渡航できない海外留学生のために、自宅から参加できるオンライン授業を提供しています。
でも、、、
「英語でオンライン授業って不安!」
「授業どんな感じ?時間割は?課題は???」
「本当にオンラインで授業についていけるのか、、、」
と不安な気持ちの方も多いでしょう。
そこで現在、2020年6月からクイーンズランド工科大学付属カレッジである
QUT Collegeの
ファウンデーションコースを日本の自宅から受講している方に、オンライン授業のリアルな感想を伺いました!
あくまで個人的な体験談ですが、QUT Collegeのオンライン授業(英語コース、ファウンデーションコース、Diplomaコース)を受ける方や、不安でどうしようか迷っている方はもちろん、「オンライン」という授業形式に共通する心構えなど大学やコース問わずこれからオンライン授業をお考えの方はぜひご参考ください。
オンライン授業ってどんな感じですか?

オンライン授業は基本的にQUTの生徒用ウェブページからblackboard と呼ばれるページを開き、コラボレートルームと呼ばれるzoomのミーティングルームみたいなところに入ることで参加できます。zoomのミーティング同様チャット機能もあります。
先生はPowerPointや、wordなどを使って授業を進めていきます。生徒がやらなくてはいけないレポートや、授業のワークなどで使うワークシートなどはすべて前述のblackboardと呼ばれるページに存在しています。なので、先生は、「brackboardにある○○のフォルダに入ってる××のファイルを開いて」という言葉をほぼ毎授業使います。宿題等もそこからダウンロードする必要があるのでblackboardは大切です。
QUTでは、授業の日程が始まる前にオリエンテーションがあり、生徒側に参加するか否か選ぶことができます。自分としては、絶対に受けておくことをお勧めします。そこでblackboardやQUTの生徒用ページの使い方を教えてくれたりするので、重要です。
授業はライブで行われていますか?
自分が受けてきた中では、授業はすべてリアルタイムのライブ授業です。授業の代わりに録画された動画を見るといったことはありません。
先生によっては、リアルタイム授業を録画してblackboardに記録として残してくれる先生もいらっしゃるので、一度参加できないともう2度と内容が分からなくなるといったことも少ないです。
ただし、先生によっては授業を録画しない先生もいらっしゃるので、授業の初めに録画してくれないか頼んでみるのが一番いいと思います。
わからないことや授業の相談など、誰にどのように質問できるのですか?
授業での分からないことや相談などはその授業の担任の先生に聞くのが基本です。授業後などに先生にemailで個別指導のアポイントメントを取り、個別で質問や相談などもすることができます。
先生にもよりますが、授業後にコラボレートルーム(後述します)に残ってもらって個別に直接先生に質問することもできます。
QUTのシステムや設備等に関して質問したいことがあれば、そういうことに関して質問等ができる専用のemailアドレスがあります。自分は使ったことがないので詳細は分からないですが、存在はしています。
メンタル面などで相談したい場合は、留学生用のスクールカウンセラーも常駐してるので相談することができます。
オンライン授業だからこそ、難しく感じる点はありますか?
自分の経験上、難しく感じるところは、授業のスピードが速い点と、授業内で質問するタイミングがわからないことです。
オンライン授業では、生徒の表情や、授業の理解度を確かめることが難しいので、授業のスピードが速いです。先生は毎授業ごとに必ずPowerPointでスライドショーを作ってきます。もし内容が難しくても、先生は次のスライドにどんどん移っていきます。その結果、授業に置いて行かれる生徒も少なくありません。
また、授業のスピードが速いせいもあって、質問するタイミングが難しいです。基本的に質問は授業後などに先生にメールすることになります。
これからオンライン授業を受ける方へアドバイス
自分からのアドバイスとして言えることは
3つあります。
英語、パソコンとインターネット回線のスペック、時間です。
当たり前ですが、授業はすべて英語で行われます。そして、全て英語で進みますので改めて心構えをしておいたほうがいいです。特に、授業での先生のスピーキングは人によっては、慣れるまで早すぎると感じるかもしれないです。
パソコンとインターネット回線のスペックについても注意しておいたほうがいいかもしれません。授業はすべてオーストラリアからのリアルタイム授業ですので、もしご自宅のWI―FIなどの調子悪かったりしたときは、授業映像が止まったり授業に出席できなくなってしまうことがあります。
基本的には、普段使ってるWi-Fiで十分だと思いますが授業中は、ご家族などに、映画などのダウンロード等は控えてもらったほうがいいと思います。
パソコンに関してですが、もしお使いのパソコンのスペックが、そこまでよくなかった場合、少し不便するかもしれません。大学のある平日の曜日によっては、授業や次に日までの課題なども含めて、1日12時間以上パソコンを使用することもあります。
また、パソコンのメモリやCPUの処理能力が弱いと、課題のアップロードしての提出や、作業などの動作が重くて長い時間がかかってしまうこともあります。
自分は、一番初めはappleのMacBook Airを使っていたのですがオンライン授業中にパソコンが発熱したり、オンライン授業中にやるワークの動作が重くなったりしていました。なので、自分は大学用に持ってたMacBook Airではなく、自分のゲーム用に使っていた高性能のパソコンを現在使っています。
基本的なパソコンだったら余裕で大丈夫だと思いますが、もしお使いのパソコンを使ってて何か不具合を感じたらパソコンを変える必要があるかもしれません。
最後に時間についてです。大学のウェブサイトや先生との会話において出てくる時間はすべてオーストラリアのブリスベンの時間です。時間割などに書かれている時間などもすべてブリスベンの時間なので日本との時差を考える必要があります。例えば、朝9時から授業があると時間割に書いてあった場合、日本時間の朝8時からということになります。
ちなみにQUTの一時限目は朝9時からなので日本時間の8時に授業が始まります。
担当スタッフ(加藤)より
いかがでしたでしょうか?実際に現在オンライン授業を受けている方からのリアルな感想なので、これから受講を考えている方にはとても参考になったかと思います。QUT Collegeだけでなく、大学問わずこれからオンラインでオーストラリアの授業に参加する方にとっての心構えになればと思います。