日本⇔オーストラリアの荷物の送り方と、オーストラリア国内郵便の基本ガイド

Emailやオンラインでの手続きが一般的になり、「手紙」を送ることも少なくなりました。また、インターネットやSNSの発達のより、「オーストラリアで購入できるもの」の情報も簡単に知ることができたり、オンラインで様々なものが購入できたりと便利になったため、日本からいろいろと送ってもらうことも少なくなったかもしれません。
たまにしか使わないからこそ、必要な時に情報がないのは困りますよね。この記事では、オーストラリア国内の郵便事情から日本⇔オーストラリア間の手紙や荷物を送る方法についてご案内します。様々なサービスがあるので、費用やスピード、荷物の大きさ・重さなど自分の条件にあった方法を選んで利用してくださいね。
オーストラリア国内
オーストラリアの郵便事業には、Australia POST(オーストラリア郵便局)や民間運送(DHL、FedEX、UPSなど)があります。コスト面や対面で手続きができる安心感から留学中はAustralia POSTを利用する人が多いのではないでしょうか。オンラインショッピングなどの荷物を受け取る場合は民間運送で送られてくることも多いです。
手紙を送る
Australia POST(オーストラリア郵便局)から送るのが一般的です。Regular letter(通常便)だと州内で3~5日、州外へは4~7日程度で届きます。料金は重さや大きさによって異なり、A$1.70~となっています。Priority letter(優先配達便)、Express post letter(速達便)、Registered post (書留)、letter with tracking (追跡サービス)などのサービスもあります。
※詳しくはAustralia POST, “Send letters within Australia”をご確認ください。
オーストラリアの街角の郵便ポストは赤と黄色の2種類あり、赤いポストは国内普通郵便、又は国際普通郵便に利用し、黄色いポストはExpress post letter(速達便)用です。
荷物を送る
Australia POST(オーストラリア郵便局)や民間国際運送(DHL、FedEX、UPSなど)を利用することができます。
Australia POST(オーストラリア郵便局)は、「比較的安いコストで送ることができる」などのメリットがあります。
民間国際運送は、幅広い国際ネットワークでスピーディーな配送や集荷など細かいサービス、より重たい荷物への対応などがメリットです。
オーストラリアから日本へ
近年はLINEやFace Timeなどで気がるにビデオ通話ができるようになったため、わざわざ日本へ手紙などを送ることも少なくなったと思います。一方で、オーストラリアではクリスマスに家族に贈り物をしたり、友だちにクリスマスカードを送ったりする習慣も広く親しまれているので、クリスマスにはカードやオーストラリアらしい贈り物を送ってみようかなと思う人もいるでしょう。
手紙を送る
Australia POST(オーストラリア郵便局)から送るのが一般的です。手紙はA$3.5~、グリーティングカードはA$3.0で送ることができます。到着までにかかる日数は15日程度です。
※詳しくはAustralia POST, “Send letters overseas”をご確認ください。
宛名の書き方は下記の通りです。
住所は、〒150-6139 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 の場合は、2-24-12 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo 150-6139
Japan と記載します。
荷物を送る
主に帰国の際に利用する人が多いと思いますが、オーストラリアらしいプレゼントを贈る人もいるでしょう。
日本からオーストラリアへ荷物を送る際には、Australia POST(オーストラリア郵便局)や民間国際運送(Cube IT!、DHL、FedEX、UPSなど)を利用することができます。
Australia POST(オーストラリア郵便局)は、「比較的安いコストで送ることができる」などのメリットがあります。速達や書留にも対応しており、日本への荷物は航空便のみの取り扱いとなります。手段によって料金や到着までにかかる日数(2~15日程度)が異なります。
民間国際運送は、幅広い国際ネットワークでスピーディーな配送や集荷など細かいサービス、より重たい荷物への対応などがメリットです。
Cube IT!は日本語での対応、サポートを受けることが可能です。
法律や条例により海外へ送ることができない品物もあります。全世界共通の禁止品や航空便における禁止品、日本の禁止品など複数の条件がありますので、利用する運送会社の情報を確認してください。また、集荷・配達地域が限られる場合があるので事前に確認しておきましょう。
帰国などに伴う場合は別送品として日本へ送ることができますが、手続きに時間がかかる場合があるので、早めに準備するのがおすすめです。梱包や書類の作成などを各宅配業者の指示に従って確実に行いましょう。通常の感覚では問題なさそうなものも航空輸送においては危険物に含まれる場合があるのでしっかり確認しましょう。
※別送品として日本へ送る場合は、箱にUnaccompanied Baggageと明記します。また、税関申告書を2枚用意して、日本に入国の際に税関別送品がある旨申告し、押印された税関申告書のうち1枚を受け取ります。(後の手続きに必要)
日本からオーストラリアへ
インターネットやSNSの発達のより、「オーストラリアで購入できるもの」の情報も簡単に知ることができるようになったり、オンラインで様々なものが購入できるようになったりと便利になったため、日本からいろいろと送ってもらうことも少なくなったかもしれません。しかし、書類などを送ってもらわなければならないことがあるかもしれません。
手紙を送る
国際郵便(郵便局)から送るのが一般的です。定形の手紙やグリーティングカードであれば、航空便で140円ほどで送ることができます。到着までにかかる日数は15日程度です。料金は重さや大きさ、手段(航空便・船便・EMS)などによって異なります。
※詳しくは郵便局, 『料金・日数を調べる』をご確認ください。
宛名の書き方は下記の通りです。
住所は、〒150-6139 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 の場合は、2-24-12 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo 150-6139
Japan と記載します。
荷物を送る
日本からオーストラリアへ荷物を送る際には、国際郵便(郵便局)や民間国際運送(ヤマト運輸、佐川急便、DHL、FedEXなど)を利用することができます。
国際郵便(郵便局)は公的機関により運営されており、「比較的安いコストで送ることができる」「通関手続きが比較的簡略化されている」などのメリットがあります。航空便(EMS、国際小包、小形包装物)や船便(国際小包、小形包装物)があり、手段によって取り扱いできる大きさや重さ、到着までにかかる日数が異なります。航空便であれば8~15日程度、船便だと2か月程度かかります。また、料金は大きさや重さ、手段によって異なります。
民間国際運送は、幅広い国際ネットワークでスピーディーな配送や集荷など細かいサービスがメリットです。最速で1~2日、平均的なプランだと3~4日程度で到着します。
国際宅急便(ヤマト運輸)では、料金が細かく設定されているので、サイズや重さによってはコストを抑えることができます。飛脚国際宅配便(佐川急便)、DHL、FedEXはより重たい荷物に対応しています。また、FedEXはリチウムイオン電池が含まれる製品についても細かく対応してくれますので、どうしてもノートパソコンなどを送る必要がある場合などは相談してみてはいかがでしょうか。一方、料金は高くなる傾向にあり、通関手続きもより厳格になるデメリットもあります。
法律や条例により海外へ送ることができない品物もあります。全世界共通の禁止品や航空便における禁止品、オーストラリアの禁止品など複数の条件がありますので、利用する運送会社の情報を確認してください。また、集荷・配達地域が限られる場合があるので事前に確認しておきましょう。
※オーストラリアは固有の生態系を守るため、特に食品・動物及び動物製品の持ち込みに厳しい規制を課しています。果物や野菜のイラストや文字がついた段ボールなどは使わないようにしましょう。
Australia Postの便利な受取サービス
留学中はシェアハウスで生活する人も多く、また、頻繁に引っ越しをする人もいます。そうなると心配なのが郵便物。日本と比べてオーストラリアでは確実に早く自宅に荷物が届くことは少なく、また時間指定や再配達のようなシステムもありません。
近年では、オンラインショッピングを利用する人も多いと思いますが、大切な荷物をより確実に受け取る方法として、24時間最寄りのロッカーでの受け取り可能な
Parcel Lockerやいわゆる「郵便局留め」の
Parcel Collectというサービスを利用できます。
※詳しくは『オーストラリアの郵便事情 確実に受け取る方法は?』をご覧ください。
税関・検疫について
税関とは海外から入ってくる貨物や海外へ輸出する貨物に対して、公正に税を課すこと、密輸や輸入禁止品の取り締まりを主な業務としています。一方、検疫とは、海外から持ち込まれた、もしくは海外へ持ち出す動物・植物・食品などが、病原体や有害物質に汚染されていないかを検査し、必要な措置を取ることを主な業務としています。
オーストラリアから日本、日本からオーストラリアに送られるすべての荷物は、それぞれの国の税関や検疫で開封作業、探知犬、X線機器などにより検査されます。持込が禁止されている品物はすべて取り除かれ、何が没収され、どのような手続きをとる必要があるのか、理由を記した通知とともに郵便受取人に送られます。郵送物によっては、罰金および懲役が科される場合もありますから、注意が必要です。