常備薬の持ち込み
オーストラリアに常備薬を持ち込む
オーストラリア留学を予定している方の中には、日常生活を送る上で、薬を服用(常備薬)されている方も多いかと思います。
しかし、日本で販売されている全ての薬が、オーストラリアでも同様に入手できるわけではありません。このページでは、薬を日本からオーストラリア持ち込む際の注意点を掲載しています。
オーストラリアで薬を購入するためには、処方箋が必要
まず、オーストラリアでは、薬の購入に処方箋が必要になることが殆どです。一般的に販売されている解熱剤や、風邪薬などであれば処方箋は必要ありませんが、日本で処方されている薬などは、処方箋が無ければ購入できないことが殆どです。加えて薬代が日本より高額になることもあるため、常備薬がある留学生は、日本にいる段階で準備しておきましょう。
入国時には申請が必要
常備薬であっても、薬は食物検疫の対象となります。その為、オーストラリア入国の際は、到着時に申請する必要があり、医薬品の申請はオーストラリアの入国カードにておこないます(2006年5月現在であれば、項目9の1番の問いに「はい」と答える必要があります)。この申請を忘れると、持ち込みが認められている常備薬でも没収されることや、罰金が科せられる場合がありますから、ご注意ください。
薬を持ち込む際に必要な書類
市販薬を持ち込む場合は、入国時の申請(入国カードの記入)他、市販薬であることが分かる状態(成分表がみえる状態)で持込んでください。パッケージに入っている場合でも、成分表が記載されていれば、基本的に見せるだけで問題ありません。
処方された薬については、薬の成分を 証明する何らかの書類が必要です。通常は処方箋のコピーや薬の成分名が英語で書かれたものが必要になりますから、処方薬を持ち込む際は、用意しておきましょう。薬の種類によっては、担当医のレターや輸入許可証が必要になる場合もあります。
薬の種類を記載しておこう
入国審査の際、市販薬については通常見せるだけで問題ありませんが、薬に関するいくつかの質問を受けることもあります。例えば、「これは、なんのために飲む薬ですか?」というような質問です。しかし、薬の説明を英語でおこなうのは大変ですし、とっさに質問をうけても英語で答えられないことも多々あります。そんな時の為に、頭痛薬であれば「Headache(頭痛)」というような、大まかな薬の説明を薬瓶に記載しておくと、申告時の手続きがスムーズにおこなえます。
特に、常備薬が必要な留学生は、詳しい病名、薬の種類が書かれたリストを英文にて作成しておきましょう。薬局によっては、薬の名前と説明を英語で記載してくれますから、そのような場所にリストを依頼するのも、一つの方法です。日本でかかりつけの病院がある場合は、念のため病院名と先生の名前も記載しておくことをオススメします。