バックパッカーズホテル(バッパー)に泊まる
「バッパー(Bappa)」と呼ばれるバックパッカーズホテル(Backpackers Hotel)は、主に海外を旅する旅行者向けの格安宿泊施設を指します。バックパックを背負って旅行するバックパッカーが利用するため、このような名前で呼ばれるようになりました。
オーストラリアにもたくさんの施設があり、オーストラリア滞在中に国内旅行する際に利用しているワーキングホリデーや学生の方もいます。また、セカンドワーキングホリデーの資格取得のために農作業などに従事する場合の宿泊施設として利用する方も多いです。
バックパッカーズホテルのいい所は?
料金が安い!
通常のホテルよりも安く、ドミトリー(相部屋)であれば1泊50ドル~80ドル程度で宿泊できます。
※都市部やハイシーズンなどは高めになります。また、少し値段は上がりますが、個室があるバックパッカーズホテルもあります。
当日でも予約ができるので安心
24時間受付対応しているバッパーもあります。当日でも予約できることが多いので、自分のペースで柔軟に旅程を組み立てることができます。
※週末やホリデー時期、年末年始は満室になる場合もあるので事前に電話で空き状況確認をおすすめします。
相部屋や共同スペースで他の旅行者と交流できる
自由な旅を好む欧米の若者を中心にバックパッカーズホテルは人気があります。キッチンやダイニングなどを共同で利用するため、他の旅行者とコミュニケーションを取る機会が多く、旅の情報交換をしたりと他の旅行者と交流することを楽しむ人も多いです。
バックパッカーズホテルの不便なところは?
設備が最低限で、清潔ではない場合がある
キッチンや洗濯機、トイレ、シャワーは共同です。キッチンにある食器や調理器具を使うことができますが、完備されていなかったり、そろっていてもあまり清潔ではない場合もあります。
基本は自炊
近くにレストランなどがない場合もあります。共同のキッチンが設置されていることがほとんどなので、そこで調理をすることになります。場所によっては近くにスーパーマーケットなどがないこともあるため、事前に確認して可能な時に食材などを買っておくことをおすすめします。
静かではない場合がある
バックパッカーズホテルは基本的に相部屋です。個室であってもまわりの部屋がうるさいことは多々あります。英語の勉強などをするには向かないし、学校に行っている間の荷物の管理も難しいため、通学中の長期滞在先としてはおすすめしません。
また、相部屋の場合は他の滞在者の迷惑にならないよう、夜遅くに荷物の整理をしたり、大きな音で目覚ましをかけたりしないよう気を配ることも、トラブルを避けるために大切です。
特に気をつけること
貴重品の管理に注意が必要
特にドミトリー(相部屋)を利用する場合、まったく知らない人と4~6人で一部屋を共有して使うため、貴重品の管理は重要です。
- 比較的廉価な宿泊施設では、貴重品は常時、いかなる時も身に付ける。
- 貴重品は、たとえシャワー中でもシャワー室内の手の届く範囲で常時見える場所に置いておく。
- 部屋を空ける際はほんの数分でも必ず鍵を掛け、貴重品は肌身から離さずに持ち歩く。
- スーツケースには必ず鍵をかけておく。
- ドミトリー形式で、他人と相部屋になる場合は特に所持品の管理に気をつけてください。
知らない人の誘いに安易に乗らない
たくさんの人と出会い、一緒に楽しむことができるのはバックパッカーズホテルの魅力ですが、一方でトラブルに巻き込まれるケースもあります。一緒に出掛けようと誘われた場合なども安易に乗らず、「自分が安全かどうか」「信頼できるかどうか」判断することも大切です。
まとめ
バックパッカーズホテルでの旅は、単なる観光ではなく、自己成長や文化理解、そして人間関係の構築を深める貴重な経験となります。とくに多文化で旅行者も多いオーストラリアでは、様々なバックグラウンドを持つたくさんの人と出会えるのも魅力です。一方で、安価であるため他の宿泊施設より貴重品の管理などより気を付けなければならないこともあります。
事前に気を付けるべきことをしっかり確認して、たくさんの出会いを楽しんでください。
※備考※
・このページは2025年5月現在の情報に基づいています。