2026年1月よりオープンする新しいアデレード大学

2026年1月より正式に「新しい大学として発足する」アデレード大学（英語正式名： Adelaide University）です。
新アデレード大学（Adelaide University）は、現アデレード大学（The University of Adelaide）と 南オーストラリア大学（University of South Australia）が合併して新設されます。
両大学の強みを残しつつ未来を創造する研究と、すべての人のための教育へのアクセス拡大に取り組む、新しい目的のための大学として設立されました。


現-アデレード大学(The University of Adelaide )は、南オーストラリア州アデレード市にキャンパスを構える 1874年創立の歴史ある総合大学です。


オーストラリアのトップ8大学で形成される Group of Eight（グループオブエイト）の1つとなり、2025年度のQS世界大学ランキングでは、オーストラリア国内第8位（世界86位）にランクインしています。オーストラリアのノーベル賞受賞者の3分の1を占める5人のノーベル賞受賞者を輩出しており、その高いレベルの就学環境を求めて世界中から留学生が学びにきています。


★QS世界大学ランキングでは、石油工学（4位）、鉱山工学（28位）、解剖学・生理学（42位）、農林学（68位）、環境科学（87位）、コンピューターサイエンス・情報システム（94位)、化学工学（96位）。
★Times Higher世界大学ランキングでは、医学・健康（89位）、教育学（91位）、コンピューターサイエンス（92位）。
★US Newsランキングでは、人工知能（7位）、電気電子工学（25位）、コンピューターサイエンス（41位タイ）、物理化学（45位）。
★ARWUランキングでは、鉱山工学（15位）、歯学・口腔科学（27位）、水資源学（50位）。


など・・各評価ランキングでもトップ100入りしています。
また、オーストラリア政府による研究評価（Excellence in Research Australia, ERA）2018年版では、評価対象となった全研究分野（67分野）が世界水準以上と評価され、そのうち41分野は最高評価である「世界水準を大幅に上回る（well above world standard）」を獲得しています。これらの実績は、幅広い分野における教育・研究の質の高さを具体的に示しています。


もう一つの合併大学である 南オーストラリア大学は、自らを「オーストラリアのエンタープライズ大学」と位置づけ、グローバルに繋がり、社会と積極的に関わる大学として運営されてきました。このアイデンティティは、教室での学びを超えた実践的かつ産業界のニーズに応じた教育・研究への注力を明確に示しており、実際に世界中の2,500社以上の企業と連携しており、それがコース運営の基礎になっています。


比較的新しい大学でありながら革新的であり、若手大学ランキング（開学50年以内の大学）では 世界トップ100位にランクしたこともあり特に ビジネス、IT、航空学分野では 産業と密接に結びついた 企業とのコラボレーションが特徴の大学です。


今回、新大学の発足は、これらの両校の強みを結集し、将来に向けた教育・研究機関となることを目指しており、既存プログラムの質と魅力を継承・発展させて開講する予定で400以上のコースが登録済みとなっています。


現時点で 2026年1月以降より開講予定の「400以上のコース登録がされている分野」は下記になります。

会計/商学/経済 獣医学/動物学 建築/デザイン 人文社会学 航空学 ビジネス・経営 コミュニケーション・メディア エンジニアリング ヘルス・バイオメディカル インフォメーションテクノロジー 数学＆データサイエンス 医学・歯学 看護学 栄養・食品科学 不動産・建設 心理学・ソーシャルワーク 科学・環境・サステイナビリティ 教育学 観光学・スポーツ・イベント

総合大学として様々な学生のニーズに沿った最新のコース設定での開講です。

新アデレード大学のロゴに込められた思い

アデレード大学のロゴは、頭文字(AとU）のモノグラムを基調としています。アデレード・フェスティバル・センター（Adelaide Festival Centre）と呼応するようなアングルで、勢いと未来へのフォーカスを表現しています。
このモノグラムは、現アデレード大学と南オーストラリア大学の豊かな伝統から生まれたもので、安定性と俊敏性のバランスをとっています。その曲率と形は、調和と開放性をもって、より広い南オーストラリア州を反映しているデザインになっています。