アデレード大学(The University of Adelaide) は、1874年に創設された南オーストラリア州アデレードにある総合大学です。
オーストラリアの大学としては 3番目に歴史が古く、留学生の受け入れにも長い伝統があります。「Group of 8」 と呼ばれる豪内トップの名門8大学の1校でもあります。総学生数が 24000人前後 と Group of 8 の中で 最も学生数は少ないですが、その分、学生一人一人にきめ細かいサポートが充実しています。これまでに5人のノーベル賞受賞者を輩出しています。
2021年度のQS世界大学ランキングでは、オーストラリア国内第8位(世界106位)にランクインしています。(日本の大学では東北大学が世界79位、名古屋大学が世界110位です)
アデレード大学のキャンパスは、アデレード市内のNorth Terrace Campus(メインキャンパス)、Waite Campus(農業学、醸造学)、Roseworthy Campus(獣医学、動物学)、Thebarton Campus(エンジニアリングの研究施設)などがありますが、メインキャンパスで殆どのコースが開講しています。
North Terrace Campus は 歴史ある建物と綺麗に整備された芝生に囲まれた中に、近代的な施設(Student Hubなど)が景観を崩さないように配置されています。キャンパスは、とても美しくアカデミックな雰囲気が学生のモチベーションを高めてくれます。
優れた研究とその教育方法は高く評価されており、それらの点はアデレード大学の強みの一つです。特にサイエンスや研究分野では、世界各地・各種産業界とのつながりが深く、農業分野で日本の食品関連企業とのコラボレーションでの研究も盛んに行われています。
ビジネス、商学、コンピューターサイエンス、国際関係、開発学 などの分野が留学生に人気ですが、医学、歯学、獣医学などは オーストラリアの大学の中でも非常に評価の高いコースを開講しています。2019年には Adelaide Health & Medical Sciences Building が Adelaide Royal Hospital の隣に新設されています
アデレード市北東部にある National Wine Centre of Australia もアデレード大学にて管理されており、アデレード大学のワイン関連のアカデミックプログラムの実用的な教育センターとなり、施設内ではワインの試飲やレストランでの食事など観光客や市民にも開放しています。醸造学、ワインビジネスなど、オーストラリアの中でもユニーク且つ珍しい分野での就学も可能です。
また「Group of 8」名門8大学の1校 ですが、パスウェイが充実しています。
指定カレッジの University of Adelaide College の Degree Transfer Program や、Eynesbury Institute Business and Technology、TAFE SAなど Diploma (準学士)から2年次への編入制度も多く設けており、受け入れの広さもアデレード大学の魅力の一つと言えるでしょう。