MBA 2年生の1学期。特に面白かった科目と授業内容を詳しくおしえてください。
MBA 1年次の基礎科目とは違って、自分の専攻や興味に合わせて授業を選べたので、とても楽しく興味深い時間を過ごせました。私は主に「Entrepreneurship(起業学)」に関わる科目を取りました。その一つが Navigating Commercialisation Pathwaysという授業です。多くのケーススタディをもとに
商品アイデアをどのように商業化へとつなげていくか、その
プロセスと分析を徹底的に学びました。

この授業では、MBAの起業学専攻の中でも特許や知的財産の活用、技術移転など、より大規模かつ実践的な側面に焦点を当てており、これまで学んできたファミリービジネスやスタートアップとは異なる観点から理解を深めることができました。
最終レポートやプレゼンテーション課題では、実際の企業の意思決定を分析し、そこからどのような戦略が読み取れるか、またより最適な解決策はなかったのかを考察することで、
結果だけでなく分析のプロセスそのものの重要性を学ぶことができました。
その後、この授業の
成績優秀者として
Adelaide Business School Awardをいただきました。分析過程で手を抜かず丁寧に取り組んだ努力が評価されたように感じ、とても嬉しく、さらに頑張ろうという気持ちが強まりました。

Adelaide Business School Award の授与式では、他の科目で優秀な成績を収めた学生とも交流することができ、とても刺激的で楽しい時間を過ごすことができました。
MBA 2年生の2学期。特に面白かった科目と授業内容を詳しくおしえてください。
2025年の最初の学期ですが、一番印象に残っているのが「Leading New Product Innovation」という授業です。

この授業では、アイデアから製品をどう開発し、最終的に消費者に届けるのかというプロセスを様々な理論やフレームワークを交えて学びました。
単に知識を覚えるだけでなく
「私たちの製品アイデアを題材」に
「レポート発表」や
「プレゼンテーションを行う」ことで、自分の理解としてしっかり落とし込めたと思います。
また、周りの学生も多彩なバックグラウンドを持っていたので、さまざまな視点からのフィードバックやアドバイスを受けることができ、とても刺激的で有意義な学びの時間になりました。
MBA 2年生の3学期目。特に面白かった科目と授業内容を詳しくおしえてください。
卒業前の最後の学期には、「Creativity and Innovation」という授業を受講し、多くの新しい発見がありました。

この授業では、
「創造性とは何か」「どのようにして新しいアイデアを生み出すのか」といった、起業学の根幹に関わるテーマについて、ディスカッションやグループアクティビティを通じて学びました。
これまでに受講してきた授業とはスタイルが大きく異なり、正解や不正解が存在しません。議論を繰り返すことで、より哲学的な視点からの学びが得られました。
また、個人課題として
「物々交換を行いその記録をまとめる」というユニークなレポートがあり、従来の形式的な課題とは異なって、自分の創造性を自由に発揮する機会となりました。

この経験を通じて、楽しみながらも深い学びを得られたことは、自分にとって大きな財産になったと感じています。
MBA 2年生で学業以外に取り組んだことはありますか?
授業のない日には、スポーツやイベントなどにも積極的に参加していましたが、その中でも特に力を入れていたのがボランティア活動です。
約1年間、CLCNという学生を支援する団体に所属し、主にイベントの企画・運営・プロモーションと全てセクションに携わってきました。

活動の中では、メールやミーティングを通じて常に多くの人と連携をとる必要があり、その過程でコミュニケーション力や問題解決力を培うことができたと感じています。
また、実際の顧客データを分析し、そこから課題を抽出して解決策を立案・実行する経験を通じて、MBAでのアカデミックな学びだけでは得られない「実践的・応用的なスキル」を身につけることができました。
初めは分からないことばかりで不安もありましたが、学生支援のチームメンバーに支えられながら取り組むことで、楽しみつつ徐々に自信へとつなげていくことができたと思います。
MBAの修了後に現地就職にチャンレジした理由をお聞かせいただけますか?
アデレード大学院でMBAを修了した後のキャリアについては長い間悩んできました。
以前(まだ1年生のとき)は、現地就職にはこだわらないスタンスでいたのですが、最終的にアデレードで就職することにチャレンジをしました。
主な理由は、この
「2年間で多くの挑戦と失敗を繰り返し、その1つ1つが振り返れば
「大きな自信につながっている」と実感できたからです。

(Adelaide Business School Student Award の授賞式)
留学当初は、一人暮らしさえままならない状態でしたが、目の前の困難を一つずつ乗り越えていく中で、多くの仲間と出会い、知識を深め、気づけば新しい目標に向かって進めるようになっていました。
海外から来た立場として、ここでの就職は日本とは全く異なる難しさがあることも理解していました。
それでも、将来より多くの機会を生み出せるようになるために、アデレードでもう少し挑戦を続けることを決意しました。
就職活動はどのような流れで進めましたか?
実際に就活を始めたのは、大学院最後のレポート課題を提出し終えてからでした。
その後は「1日2社以上応募する」と決め、ボランティア活動と並行しながら毎日取り組みました。
最終的には30社以上に応募しましたが、最初の頃はうまくいかないことも多く、そのたびに「履歴書」と「カバーレター」の
「改善点を見直す」ようにしました。
心がけていたのは、
視野を広く持つことです。
最初は限られた職種に絞っていましたが、少し幅を広げることで、
最初に想定していなかった職種や業界に出会えました。
また、不合格が続いても落ち込みすぎず、ボランティアや友人との時間で気持ちを切り替えることも大切にしていました。こうした積み重ねのおかげで
就職活動そのものが自分の成長につながったと感じています。
就活で何か面接対策をしましたか? 対策活用法などあれば教えてください。
就職活動において面接は非常に重要なポイントなので、私も面接対策にも力を入れました。
具体的には、毎日30分間、一人でAIを相手に練習を続けることを習慣にしていました。最初の頃は緊張して言葉が詰まったり、答えがまとまらなかったりすることも多かったのですが、繰り返し練習を重ねることで徐々に想定外の質問にも落ち着いて対応できるようになりました。
特に意識していたのは、
STARメソッドを活用して回答を整理することです。
これまでの経験を「Situation」「Task」「Action」「Result」の流れで話す練習を重ねることで、自分の強みや成果を分かりやすく伝えられるようになりました。また、AIとの練習は実際の面接に近い臨場感があり、自分では気づかなかった癖や改善点を知るきっかけにもなったと思います。
就職先が決定しましたね、今の率直なお気持ちをお聞かせください
大きな緊張感があります。MBAは終えたものの本格的な社会人経験が乏しかったため「果たして自分に務まるのだろうか」「期待に応えられるのだろうか」と不安になる瞬間も正直あります。
特に、新しい環境に飛び込むということは、これまでとはまったく違う責任やプレッシャーを伴うものだと思うので、その点では身の引き締まる思いです。
一方で、そうした緊張と同じくらい大きいのが「楽しみな気持ち」です。
未知の環境に挑戦することは、間違いなく新しい学びの機会になると考えています。大学院で得た知識やボランティア活動で培ったスキルをどう実際の職場で活かしていけるのかを試すことができるのは、自分にとって大きなチャンスです。
たとえ失敗や壁にぶつかることがあっても、それも含めて次につながる経験になるはずだと思っています。
これからオーストラリアはアデレードで社会人としての第一歩を踏み出すわけですが、緊張感を前向きなエネルギーに変えながら、一つひとつの仕事に真剣に取り組み、成長の糧にしていきたいと感じています。
留学を迷っている方へ卒業生としてメッセージをお願いします!
留学では、日本で暮らしているだけではなかなか気づけないことにたくさん気づくことができます。文化の違いや言葉の壁に直面して大変だと感じることも正直多いですが、その一つひとつが自分を大きく成長させてくれます。私自身、振り返ってみると、挑戦を続けた数年間のおかげで、以前よりも自信を持って自分自身を好きになれたと実感しています。
迷っている方に伝えたいのは、「ぜひ一歩を踏み出してみてほしい」ということです。新しい環境での経験は、必ずあなたの未来を豊かにしてくれるはずです。
スタッフからのコメント
学期ごとにいつも連絡をくれる花美さんは、とてもフットワーク軽く、明るくポジティブ、そしてコミュニケーション能力がとても高い学生だなと常々思っていました。
アデレード大学 Adelaide Business School Award で科目別の最優秀の賞与も得られているとおり学業にも全力投球でしたね。
MBA修了しました!と連絡を頂いて、お話を伺いたくお会いしたときには、すでに就職先が決まってました。オーストラリアでは1番最初の就職先を探すのが大変だ・・・と言われていますが、やはり大学での頑張りが認めらている学生には、就職もちゃんと決まるんです。
オーストラリアで社会人キャリアの第1歩を開始される花美さんの将来がとても楽しみです。