開発学分野でオーストラリアでトップレベルの研究を誇り、QS世界ランキングでも18位の評価を受ける
メルボルン大学(University of Melbourne)。
メルボルン大学の開発学修士コースは、開発や国際援助に関連したバックグラウンドをお持ちでない場合でも、入学を目指すことができます。
開発援助の分野のアプローチ方法は多岐にわたるので、例えば、エンジニアや教育のバックグラウンドをお持ちの方も、ご自身の専門知識と経験を、開発学コースで学び、開発援助の分野で役立てることができます。
メルボルン大学の開発学修士コースを、開発学を開講しているFaculty of ArtsのJessicaさんに、開発学コースの特徴を伺いました。
メルボルン大学開発学の特徴
著名な講師陣
メルボルン大学の開発学の特徴は、まずは何と言っても著名な講師陣が挙げられます。
カリフォルニア大学(UCLA)の教授でもあるAkhil Gupta教授、東洋アフリカの地域研究を行うロンドンSOAS大学にも所属するJonathan Goodhand教授、また、国際労働期間(ILO)や国連経済社会局の社会政策開発部のディレクターの経験を持つJohn Langmore教授等が所属しています。
リサーチ経験
開発学分野でリサーチ経験が豊富な講師陣が揃っており、専門分野の教育の提供はもちろん、様々なケーススタディ(特にアジア方面)からより具体的な内容を学ぶことができます。
また、学生へリサーチ方法や事象の分析の仕方等も教えており、専門分野を深めることはもちろん、リサーチスキルについて学ぶことができるので、ご自身の研究も深めることができます。
学びの選択肢
コースのカリキュラムはもちろん、カリキュラム外でもワークショップや専門家のプレゼンテーション、リサーチ等に参加するチャンスがあります。
また、インドネシアやインド現地で受講することができる科目もあります。
インターンシップのチャンス
オーストラリアの151の機関と、177の国際機関が、メルボルン大学の学生の受け入れを行っています。オーストラリア国内だけではなく、海外インターンシップもすることができ、国連機関、NGO、政府機関、開発コンサルタント等、現場での経験を積むチャンスが広がります。
インターンシップは大学が手配をしてくれるわけではありませんが、大学と相談をしながら進めることができます。
ジェンダーストリーム
メルボルン大学開発学コースでは、ご希望の場合はジェンダーの分野を特に専門的に学ぶこともできます。
開発学分野においてジェンダーの影響は大きく、ジェンダーストリームでは、開発とジェンダーの理論、そして実際の開発プロジェクトの中でジェンダーとどのように向き合えばよいか、ジェンダーと開発について、実践的な内容を学ぶことができます。
開発学 授業の取り方とサンプル科目
メルボルン大学大学院の開発学コースは、バックグラウンドによって2年, 1.5年, 1年のコース期間で勉強をすることができます。
各コース期間での授業の取り方と、開講されている科目をご紹介いたします。
【授業の取り方】
2年のコース |
必修科目2つ
コア科目4つ
+
Coursework Option:選択科目10つ以下(受講する科目の単位数によって、科目数が変わり、修論は卒業条件ではありません)
or
Minor Thesis Option:研究課程(研究科目と選択科目5つ以下を含みます) |
1.5年のコース |
必修科目2つ
コア科目2つ
+
Coursework Option:選択科目10つ以下
or
Minor Thesis Option:研究課程(研究科目と選択科目3つ以下を含みます) |
1年のコース |
必修科目2つ
+
Coursework Option:選択科目6つ以下
or
Minor Thesis Option:研究課程(研究科目と選択科目1つを含みます) |
【開講科目】
必修科目 |
– Development Theories
– Intervening in Development |
コア科目 |
– Poverty, Microfinance and Development
– Gender Issues in Development
– Political Economy of Development
– The Anthropology of Development
– Social Impact Assessment and Evaluation
– Development Project Management & Design
– Development Research Design & Assessment |
選択科目 |
移民、人権、経済、環境、文化、NGO、文化人類学、都市開発、食糧問題、ジェンダー、安全保障、国際機関、金融、健康等、開発学に関連した幅広い分野の科目が開講されています。 |
研究科目 |
– Development Research Design & Assessment
– Development Studies Thesis Part 1
– Development Studies Thesis Part 2 |
開発学コースへの進学
メルボルン大学大学院の開発学コースの費用・入学基準等は下記のようになります。
コース |
Master of Development Studies |
期間 |
バックグラウンドによって、1年、1.5年、2年 |
学費 |
年間37,664ドル(約301万円) |
英語 |
IELTS6.5(各セクション6.0以上) 英語力が不足している場合は、提携語学学校のホーソン・メルボルンの指定コースを修了することで進学をすることができます。 |
条件 |
【2年】分野を問わず学士号を70%以上の成績で修了していること。
【1.5年】関連した学士号を70%以上の成績で修了していること。または、分野を問わず学士号を70%以上の成績で修了しており、1年以上の関連した職務経験をお持ちのこと。
【1年】関連した分野のHonoursの学位を70%以上の成績で修了していること。または、関連した学士号を70%以上の成績で修了しており、2年以上の関連した職務経験をお持ちのこと。
※成績はWAM換算。詳細はこちら。 |
オーストラリア留学センターは、メルボルン大学の公式相談・出願窓口として、無料で皆さまのメルボルン大学進学のお手伝いをしております。
メルボルン大学大学院の開発学コースにご興味をお持ちの方は、お気軽に
お問い合わせ下さい。
**備考**
・本記事は2020年3月3日現在の情報に基づいており、入学基準や学費は変更されることもございますのでご留意ください。
・ご参考の日本円は1ドル=80円換算としております。