アデレード大学で航空学・パイロットを目指す!

「幼い頃からの夢・パイロットになりたい」「世界を舞台にグローバルに活躍できる航空業界のスペシャリストを目指したい」

そんな熱い思いを抱く日本の高校生の皆さん、南オーストラリア州の「アデレード大学(Adelaide University)」で開講されている「Bachelor of Aviation majoring in Pilot(航空学学士 パイロット専攻)」は、本格的な航空理論と高度な実地訓練を組み合わせた、国際水準のプロパイロット養成プログラムです。

理想的な学習環境を提供している アデレード大学で、世界の航空業界で通用するプロフェッショナルを目指してみませんか?
本記事では、アデレード大学の航空学部の魅力、カリキュラム構造、入学要件までをわかりやすく解説します。

なぜ? アデレード大学なのか


アデレード大学の航空学部は、航空業界をリードするプロフェッショナルを育成するために開設されました。

世界的な経済・観光の回復に伴い、国際航空旅客需要は急速な復活を遂げています。
世界の航空業界では現在、次世代を担うパイロット不足が深刻な課題となっており、今後数十年にわたって高い求人需要が続くと予測されています。
しかし、現代のパイロットに求められるのは「飛行機を操縦する技術」だけではありません。高度にデジタル化された現代の航空システムを理解する技術的知識、航空安全や危機管理に関する深い洞察力、そして多国籍なクルーと円滑に連携するためのコミュニケーション能力や人間性能と限界(Human Performance)への理解が必要不可欠です。

世界最高峰の訓練施設「Flight Training Adelaide (FTA)」との強力なコラボレーション

アデレード大学の飛行訓練パートは、パラフィールド空港(Parafield Airport)に拠点を置く世界有数の飛行訓練機関Flight Training Adelaide (FTA)と提携して実施されます。オーストラリアのフラッグキャリアのカンタス航空(Qantas Group Pilot Academy)はもちろん、日本のJALグループ(J-AIR)やスカイマーク、さらにはキャセイパシフィック航空やスターラックス航空など、日系・アジア・オセアニアの主要エアライン各社から実地訓練校として選ばれ続けています。最高水準の整備が施された訓練機に加え、ボーイング737型機やエアバスA320型機を模した最新のフライトシミュレーターを活用し、プロと同等の環境でスキルを磨くことができます。

キャンパスのすぐ隣が訓練空港!理想的な学習環境

主な講義が行われるモーソン・レイクス・キャンパス(Mawson Lakes Campus)のすぐ隣には、訓練に使われるパラフィールド空港が位置しています。

パイロット専攻を提供する大学は世界的に見ても限られていますが、その多くはメインキャンパスで座学を行い、飛行訓練のたびに遠方の郊外空港へ移動する必要があります。
一方、アデレード大学はキャンパスと訓練飛行場が隣接しているため、移動のタイムロスやストレスが一切ありません。学問と実践が直結した、理想的なロケーションで学べる点が強みです。

2つの専門分野(専攻)


アデレード大学の航空学(Bachelor of Aviation )には2つの専門分野があります。

(1)パイロット専攻 (Pilot Major)
実際に航空機を操縦するパイロットを目指します。

(2)マネジメント専攻 (Management Major)
航空会社や空港の運営・管理を担う地上職のプロを目指します。

【1年生の基礎科目は共通カリキュラム 】
1年生のうちは、パイロット専攻もマネジメント専攻も共通の基礎科目(座学)を学びます。1年生の前期を 修了時点で、パイロット専攻を希望の方は、 FLIGHTPLAN 1〜3 のいずれかを選択します。
航空業界の全体像を掴みながら、自分の適性を見極めて、 飛行訓練なし(ライセンスなし)の FLIGHTPLAN 3 や マネージメント専攻へ変更することもできます。ただし パイロット専攻からマネージメント専攻への変更は比較的スムーズですが、その逆(マネージメント → パイロット専攻)については 大学の授業以外の選考基準をパスすることが必要になります。

以下からのパイロット専攻で解説していきます。

パイロット専攻 (Pilot Major) は 3つの進路

パイロット専攻の学生は、3つの「FLIGHTPLAN(フライトプラン)」から自分の進路を選びます。


以下からそれぞれの FLIGHTPLAN について徹底解説していきます。
特に FLIGHTPLAN 1 のBachelor と Graduate Diploma の並行受講、 FLIGHTPLAN 2 の Bachelor と CPL単体受講、それぞれのプランの特徴と違いを徹底解説していますので、ぜひご参考ください。

FLIGHTPLAN 1


Bachelor of Aviation(学士号) + Graduate Diploma in Aviation (フライトトレーニング課程)の最も本格的なプランです。
3年間の学士号と並行して、FTAで大学院レベルの飛行訓練(Graduate Diploma)を受けます。事業用操縦士免許 (CPL)、計器飛行証明 (CIR)、多発機免許 (M/E) の全てを取得し、卒業後すぐに航空会社で働けるレベル(Entry level airline-ready)を目指します。

この Graduate Diploma in Aviation は 選考型エントリー(Invited to apply)になり、外部からの直接出願・ダイレクト入学は受け付けていません。
Bachelor of Aviation majoring in Pilot に在籍・受講している学生を対象に、大学側から選考と応募(出願)の案内がなされます。

Graduate Diploma in Aviation 参加に必要な選考基準

1年生の学業成績(GPA)
Bachelor of Aviation majoring in Pilot の1年生に履修する全科目を平均して Pass(合格ライン:GPA 4.0/7.0 相当)以上を維持している必要があります。
1年 後期の「Flight Training Theory 1 – AERO1006」
1年次の後期に行われる「体験飛行実習(5時間の操縦体験+5時間の同乗観察飛行)」と 必須講義「Flight Training Theory 1 – AERO1006」のワークショップにおいて、80%以上の出席が義務付けられています。これはオーストラリア民間航空安全局(CASA)の規定に基づき、定められた訓練時間を満たす必要があるためです。診断書が提出されるような傷病等、正当な理由がない限り、出席率が80%を下回ると選抜対象外となります。
飛行適性テスト(Flight Aptitude Test)
パイロットとしての適性を測るコンピュータ形式の適性検査です。空間認識能力(機体の姿勢や位置関係を正確に把握できるか)、マルチタスク能力 / 認知負荷耐性(複数の計器を同時に監視しながら計算や判断ができるか)、手足の連動性(Coordination)(目と手足を正確に連動させて操作できるか)、手短な算数・論理的思考(燃料計算や速度・距離・時間の瞬時計算)などが検査されます。
正式面接(Formal Interview)
大学の航空学部の担当者や提携訓練校 Flight Training Adelaide (FTA) の面接官による個人面接です。評価対象は、動機と熱意(なぜプロパイロットを目指すのか、業界への理解度)、非テクニカルスキル(CRM/ソフトスキル:状況判断力、プレッシャー下での問題解決能力、コミュニケーション能力)、訓練への準備度(非常に高額かつハードな訓練日程(早朝・夜間フライト等)を乗り切る精神的・行動的な準備ができているか)などです。
CASA Class 1 Medical Certificate(1種航空身体検査合格)
実地フライトトレーニング(CPL/CIR等のライセンス取得課程)を開始するためには、オーストラリア航空安全局(CASA)が認定する「Class 1 Medical Certificate(1種航空身体検査)」に合格・保持していることが絶対条件となります。
検査項目: 視力・色覚・聴力、心電図、呼吸器・循環器系、脳波、精神面・血液検査など。
※1年目の早い段階でCASA指定の医療機関にて受診し、証明書を取得する必要があります。
航空英語能力検定(ICAO English Language Proficiency)
最低基準のLevel 4以上(通常はLevel 5〜6が推奨)。パイロットとして無線交信を行うため、ICAO(国際民空機関)(※学士号の入学条件であるIELTS 6.5以上の取得に加え、無線交信用の英語適性が必要です)の英語運用能力証明が求められます。
飛行訓練費用の資金計画・資金証明
Graduate Diploma(フライトトレーニング課程)の受講にはBachelor の授業料とは別に「約 A$124,700(FLIGHTPLAN 1の場合)」等の飛行訓練費用がかかります。受講開始にあたり、これら実習費用の支払いや資金計画が整っていることが前提(または支払い合意)となります。

Bachelor of Aviation + Graduate Diploma in Aviation の合格・並行受講の流れ


時期内容(やるべきアクション)
大学1年目:前期学士課程(Bachelor)の基礎科目を GPA 4.0/7.0以上の成績を収める。CASA Class 1 Medical の受診申し込み・受診をこの時期に完了させる。
大学1年目:後期学士課程(Bachelor)の基礎科目を GPA 4.0/7.0以上の成績を収める。AERO1006 (Flight Training Theory 1) を履修(出席率80%以上を厳守)。
後期の後半が Graduate Diploma in Aviation への選抜期になります。
  • 条件クリア判定:AERO1006合格、GPA判定、Class 1 Medical証明提出
  • 選抜試験:飛行適性テスト(Aptitude Test)・正式面接の受検
  • 資金証明提出:GDフライト費用の資金証明・支払いスケジュール確認
大学1年終了〜2年が始まる前Graduate Diploma in Aviation の正式オファー(合格通知)受諾および履修登録手続き
大学2年目:前後期Bachelor of Aviation と Graduate Diploma in Aviation(フライトトレーニング課程)の並行受講がスタートします。Flight Training Adelaide (FTA) にて実地飛行訓練(CPL/MECIR取得)に専念するため、Bachelor of Aviation の理論講義(AERO2006など集中講義)を除き、他の一般講義の同時履修は制限・調整されます。
大学3年目:前後期Graduate Diploma in Aviation (実地訓練)を修了し、Bachelor(学士)の残りの専門科目・上位科目を履修。
卒業 Bachelor of Aviation + Graduate Diploma in Aviation のダブルの学位と、事業用操縦士免許 (CPL)、計器飛行証明 (CIR)、多発機免許 (M/E) の免許を取得!

飛行時間は「174時間の飛行 + 16時間のシミュレーター」の最低トレーニング時間は保証されており、訓練期間は、2年目の1年間(Year 2)に集中して実施されます。
CPL(商用パイロットライセンス)に加えて、CIR(計器飛行証明)、Multi-engine(多発機ライセンス)の資格まで含めて大学の学位(Graduate Diploma)として丸ごと取得したい場合は「 FLIGHTPLAN 1 」という選択が1番効率的で、卒業後のパイロットキャリアへ最短で繋げることができます。

Graduate Diploma in Aviation には「174時間のフライト + 16時間のシミュレーター」分の機体利用料、燃料費、インストラクター指導料が含まれています。そのため、順調にトレーニングを消化できれば、この時間分の実機・シミュレーター訓練を受ける権利は保証されています。ただし、パイロットの訓練では、各段階でチェックフライト(見極め)や各種試験があります。操縦技術の習得が遅れたり、審査で不合格(Fail)になったりした場合、合格水準に達するまで追加のフライト(Extra Flying Hours)が必要になります。基準時間を超えて追加訓練を行う場合、追加時間分の実費(機体・燃料・指導料)が自己負担となります。

FLIGHTPLAN 2

学士号に加え、FTAでCPL(商用パイロットライセンスのみ)だけの取得を目指すプランです。計器飛行(CIR)や多発機(Multi-engine)は含まれません。

Graduate Diploma in Aviation の並行受講には参加せず、Bachelor に在籍しながらFTAが提供する「CPLプログラム」を直接受講します。 CPL の取得に必要な 「155時間の飛行 + 10時間のシミュレーター」の飛行訓練を 2年目と3年目の2年間(Years 2 & 3)にかけて FTAのフライトトレーニングを受講します。この FLIGHTPLAN 2 は Graduate Diploma のように 最低保証の飛行時間を集中講義に組み込んでおらず、自身でBachelor の講義の合間を縫って、FTAとフライト日程を調整して ライセンス取得まで目指します。

FTAが提供する「CPLプログラム」の受講条件

FLIGHTPLAN 2 では、FLIGHTPLAN 1 のように学業成績が「すべての履修科目が Pass Average(GPA 4.0/7.0 相当)以上」という条件はありませんが、学士課程(Bachelor)の科目として AERO1006 や AERO2006、その他の基礎科目を落単(Fail)せずに単位を取得し続けていることが前提となります。

また「AERO1006 および AERO2006 内の理論テストで確実に70%〜80%以上の高得点を取れる学力があるか」「Air Law(航空法)の成績」が選抜・受講許可の大きな判断基準となります。

AERO1006(Flight Training Theory 1)および AERO2006 の成績基準
FLIGHTPLAN 1 のように「授業の出席率80%」だけで評価されるのではなく、理論試験の「点数(得点率)」が厳格に問われます。Flight Training Theory 1(AERO1006)および Commercial Pilot Theory(AERO2006)に含まれる計7つの学内理論試験において、すべて70%以上のスコアで合格する必要があります。
Air Law(航空法)の成績基準
特に重要視される「Air Law(航空法)」の試験に関しては、80%以上のスコアが必須条件となります。

上記以外では、Graduate Diploma in Aviation への参加条件と同じく、飛行適性テスト(Flight Aptitude Test)、正式面接(Formal Interview)、CASA Class 1 Medical Certificate(1種航空身体検査合格)、航空英語能力検定(ICAO English Language Proficiency)、飛行訓練費用の資金計画・資金証明も 求められます。

FLIGHTPLAN 2 で Bachelor受講と平行して CPL だけの取得を目指す場合は、Bachelor の学費以外で 約 A$78,000 が別途かかります。

FLIGHTPLAN 1 と FLIGHTPLAN 2 の構造的な違い

FLIGHTPLAN 1 と FLIGHTPLAN 2 の構造的な違いをまとめると以下のようになります。

項目FLIGHTPLAN 1FLIGHTPLAN 2
大学のカリキュラム上の扱い組み込まれている(Bachelor + Graduate Diploma という大学のダブルコース登録)組み込まれていない(大学側は Bachelor のみ。フライト訓練は個人とFTAの直接契約)
取得する学位Bachelor + Graduate DiplomaBachelor のみ
大学の講義とのスケジューリング大学とFTAが一体となって履修スケジュールを管理・最適化している学士(Bachelor)の講義の合間を縫って、個人でFTAとフライト日程を調整

FLIGHTPLAN 1 は、Bachelor of Aviation との並行受講で Graduate Diploma in Aviation(フライトトレーニング課程)が組み込まれている。「Bachelor」と「Graduate Diploma」という2つの学位を同時に取得できる。将来のキャリアにおいて圧倒的に有利。

FLIGHTPLAN 2 は、Bachelor of Aviation を受講しつつ、2〜3年の間に CPL取得のためにFTAとの直接的な個人契約・登録をする。学位は「Bachelor」のみ。CPL取得のみ訓練費用を抑えたい、

FLIGHTPLAN 1 では大学側が「フライト訓練に集中する時期」を考慮して履修枠を自動的に調整してくれますが、FLIGHTPLAN 2 は「学士課程の座学」と「FTAでの実技訓練(155時間飛行)」をご自身とFTAの間でスケジュール調整しながら受講していく形になります。 Graduate Diploma の受講スケジュールの枠組みに縛られないため、予算や学業の進捗に合わせてFTA側と相談しながらCPL(商用パイロットライセンス)ライセンス取得に向けたフライト訓練のペースを調整できるというメリットもあります。

FLIGHTPLAN 3

学士号の学位取得に集中するプランです。ライセンスの取得を目指さない方向けで飛行訓練は含まれません。理論や研究を主体に学ばれたい学生向けになります。



CASA Class 1 Medical の受診について

パイロット専攻で FLIGHTPLAN 1 または FLIGHTPLAN 2 を受講する場合、1年生の前期(1学期目)に、CASA Class 1 Medical の受診して、1年後期から始まるフライトトレーニングに備える必要があります。

このCASA Class 1 Medical は、オーストラリア航空安全局(CASA)が認定する「第1種 航空身体検査」 で 商業パイロットライセンス(CPL/ATPL)を取得するために必須となる視力・健康基準です。
CASA認定の航空医(DAME: Designated Aviation Medical Examiner)および認定眼科医・視能訓練士(CO/DAO)の診断結果が有効なのですが、 日本国内には CASA 認定の DAME 医師・医療機関が常駐していません。また、日本の一般病院や日本の航空身体検査指定医(国土交通省JCAB認定等)で受診しても、CASAの Class 1 証書を発行してもらうことはできません。

渡豪直後にオーストラリア現地で受診するのが最も一般的で、アデレード大学の留学生を含め、ほとんどのパイロット学生はこの方法をとります。

CASA Class 1 Medical 受診の流れ
(1)CASAのウェブサイト(myCASA ポータル)でアカウントを作成し、個人識別番号である ARN(Aviation Reference Number) を取得します。オンラインで問診票(Medical Questionnaire)を入力し、申請手数料を支払います。

(2)アデレード現地でのクリニックを予約。学生ビザが発行され、航空券などの購入を済ませたら、大学側に確認しましょう!。渡豪前の段階で、アデレード市内の CASA 認定 DAME クリニックに予約を入れておきます(到着後すぐに受診できるように早めに予約するのがスムーズです)。

(3)オーストラリア到着後に受診。現地の DAME クリニックおよび指定眼科医(DAO)で血液検査・心電図・視力・聴力検査を受けます。

CASA Class 1 Medical の検診内容

■視力・眼科基準(Vision Standards)
「メガネやコンタクトレンズの着用」は認められており、矯正後に基準を満たせば合格可能です。

■遠距離視力(Distance Vision)
片眼それぞれで 6/9(約0.7相当) 以上
両眼で 6/6(1.0相当) 以上(※裸眼または眼鏡・コンタクト矯正後)

■近距離・中距離視力(Near & Intermediate Vision)
30〜50cmの距離でコックピットの計器やチャート(N5チャート)を両眼で正確に読めること。

■色覚(Colour Vision)
非常に重視される項目です。段階的(Tier)に検査が行われます。

Tier 1: 石原式色覚検査表(Ishihara)
Tier 2 (不合格時): ランタンテスト(FALANTやOptec 900等での滑走路灯・信号灯の識別テスト)
Tier 3 (不合格時): CADテスト(コンピュータによる精密色覚検査)または実機・地上での運用テスト(AOCVA)
(※色覚異常の度合いが大きく全段階で不合格となった場合、「夜間飛行不可(No Night Flying)」制限がつき、商業パイロットとしての就職が厳しくなります)

■視野・眼圧(Visual Field & Intraocular Pressure)
視野欠損がないこと、緑内障のリスク(高眼圧)がないこと。

■聴力基準(Hearing Standards)オージオメトリー(純音聴力検査)
500 Hz 〜 8,000 Hz の周波数帯で測定されます。
通常の会話音だけでなく、コックピット内の無線音声や警告音(警告チャイム等)が問題なく聞き取れることが求められます。

■身体・循環器・その他の健康基準
初回の Class 1 受診時には、以下の精密検査が mandatory(必須)となっています。

  • 心臓・循環器系(Cardiovascular) : 静止状態での心電図検査(ECG)が必須。不整脈、心筋梗塞のリスク、著しい高血圧がないか評価されます。
  • 血液・尿検査(Pathology / Urinalysis): 血糖値(糖尿病リスク)、コレステロール値、腎機能・肝機能障害の有無をスクリーニングします。

■自動不合格(Automatic Disqualifiers)となる主な疾患
  • てんかん(Epilepsy)
  • 精神病・重度の精神疾患(Psychosis等)
  • 認知症(Dementia)
(※これら以外の持病や過去の既往症については、安定性やリスクに応じてCASAが個別に審議・評価します)


留学カウンセラーより「留学生・受診者へのアドバイス」


Class 1 身体検査証の有効期間は 1年間 です(毎年更新が必要)。

オーストラリア到着後すぐに CASA Class 1 Medical 検査を受診・通過することが強く推奨されています。 これは「高額な飛行訓練費用を支払う前に 通過してほしい」と大学側も考えているからです。

それでも「渡豪してから健康上の問題で不合格になったらどうしよう」という不安があります。日本で CASA Class 1 Medical を受けられない以上、現地到着後に受診することは避けられませんが、少しでもリスク回避の事前確認として「日本の航空身体検査(JCAB 第1種)」を日本国内の医療機関で自費受診しておいて健康上問題ないかを確認しておくことをオススメしています。
日本の「航空身体検査(JCAB 第1種)」を受診したからと言って、オーストラリアのCASA Class 1 Medical は 免除になりませんが、視力・色覚・聴力・心電図・脳波・血液データなどオーストラリアと非常に近い国際基準で健康状態をチェックできます。日本で問題なく「第1種適合」が出れば、オーストラリアの CASA Class 1 に合格できる可能性が非常に高いと事前に判断できます。

参考:パイロット資格について

オーストラリア政府航空安全局(CASA)が資格を発行しています。オーストラリア国籍以外の対象資格は様々ありますが、各資格によって細かい条件が付き、受験に必要な書類や料金などが異なりますので注意してご確認ください。
オーストラリア政府航空安全局(CASA)は↓下記に記載されています。
Australian Government, Civil Aviation Safety Authority
取得できる資格についての案内、詳細情報は↓下記に記載されています。
Stages in becoming a pilot

マネージメント専攻 (Management Major)

こちらは飛行訓練を行わず、航空業界の「ビジネスと運営」を専門的に学びます。

航空会社の経営(フリート計画、路線計画、収益管理)、空港の運営(オペレーション、セキュリティ)、航空貨物、安全管理など、空のインフラを支える多角的な知識を習得することに焦点が置かれていますが、実践面でも シミュレーションソフトを使った空港管理演習や、最終学年では業界の専門家に向けて研究成果を発表するプロジェクトが必修となっており、航空業界での即戦力が身につくようにカリキュラムが組まれています。


留学カウンセラーより「航空学 ‐ マネージメント専攻はこんな人にオススメ!」


将来、空港業務や 航空会社での内勤のキャリアを目指す方向けです。

・航空会社での 路線・運航スケジュール計画、収益管理、安全管理、貨物オペレーションなど
・空港での オペレーション管理、セキュリティ管理、地上支援業務など

上記キャリアを目指す方には、航空学 マネージメント専攻がオススメです!

アデレード大学 航空学のパンフレット



アデレード大学への進学ステップ

Bachelor of Aviation のコースについて・各専攻の特徴をご案内しました。
ご自身に当てはまる専攻が決まったら、コース詳細(入学条件)などを確認しましょう!

コース名 Bachelor of Aviation
専攻 ・Pilot(パイロット)
・Management (マネジメント)
期間 3年
授業料 年間 A$48,600(日本円で約5,491,800円)(2027年度)
奨学金あります!
別途費用(FLIGHTPLAN 1 の場合) 年間 A$124,700(日本円で約14,091,100円)(2027年度)
Graduate Diploma in Aviation はフライトトレーニング課程となり、「174時間のフライト + 16時間のシミュレーター」分の機体利用料、燃料費、インストラクター指導料が含まれています。
別途費用(FLIGHTPLAN 2 の場合) 年間 約 A$78,000(日本円で約8,814,000円)(2027年度)
FTA フライトスクールでのCPLライセンス取得に向けたフライトトレーニング費用となり、155時間の飛行 + 10時間のシミュレーターなどの費用になります。
英語入学条件 IELTS Academic OA 6.5(各セクション6.0以上)
学歴入学条件 ・IB 25以上、
または
・SAT 1100以上 + 高校の成績
または
・付属カレッジにてFoundationを修了
もしくは
・日本の大学1年修了資格
提携カレッジから2年次への編入 提携アインズバリーカレッジにてDiploma of Business を修了
Management専攻は、 2年次への編入、Pilot専攻は 1年後期への進学になります。

日本の普通高校からの進学


アデレード大学の航空学部へは、提携のアインズバリーカレッジ経由で、大学2年次(または1年次後期)へ編入可能です!

日本の普通高校卒業からの アデレード大学への一般的な 進学方法は下記からご参照ください。パスウェイ利用者も奨学金対象です。

※高校3年生の10月頃から出願を行うことができ、まずは成績と英語力をお知らせ下さい。成績と英語力から、実際にどのような進学プランを立てることができるかをご相談させて頂きます。

出願に向けての準備

1. まずは英語試験を受けましょう
まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
日本英語検定協会
https://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF
https://jsaf-ieltsjapan.com/
IDP Education
https://ieltsjp.com/japan
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はアデレード大学付属属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。

  • 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー
  • SAT試験スコア証明(学士号へ直接入学希望の方)
3. 出願手続きスタート
最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きへ進みましょう。

留学相談&お問い合わせ

当社オーストラリア留学センターは 新アデレード大学を含め全豪28大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
※備考※
・本記事は2026年9月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2027年度学費をご案内しております。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
留学カウンセラー歴 21年。オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。経済連を退社しニュージーランドへの留学を決意。留学を終え、今後は ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生の進学相談とサポートを行っています。 このカウンセラーに質問する

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