豪州ワイン最大産地でワインマネージメントを学ぶ

2019年11月29日更新
こちらのコースは現在、留学生向けに開講しておりません。


ヨーロッパを中心とした世界的なワイン市場では、オーストラリアンワインは認知度、人気は高く、世界最大のワイン輸入国であるイギリスにおいて ワイン生産地別の売上と人気がトップクラスに位置しています。日本でも随分知られるようになったのではないでしょうか。

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南オーストラリア州(州都アデレード)はオーストラリアワイン全体の約60%を生産する一大ワイン産地ですが、その中でも特に有名なのが「バロッサバレー」です。

TAFE SA (SA州立専門学校)のバロッサキャンパスでは、全豪で唯一 Diploma of Food and Wine Management のコースが開講しています。

今回、このバロッサキャンパスの視察とDiploma of Food and Wine Managementコースのセミナーにも参加してきました。

TAFE SA Barossa キャンパスってどこ?

車で約1時間の距離です。公共の交通機関だと、電車で途中まで来て、バスに乗り換えるか、アデレード市内から長距離バスの利用のどちらかでいけます。



TAFE SAのバロッサキャンパスは、バロッサバレー内の街 Nuriootpa 西側、国道A20線から入って直ぐのところになります。Nuriootpa の街には、ショッピングセンターもあり、スーパーマーケット、銀行や薬局、ファーストフード店なども立ち並んでおります。ツーリストもこの街に立ち寄る機会が多いのです。生活に特に不便はありません。

また Nuriootpa から車で10分ほどの隣町、Tanunda の中心地である Murrey Street (Barossa Valley way)沿いにもスーパーマーケット、ローカルショップや銀行など立ち並びます。このTanundaに Barossa Valley information Centreがあります。

TAFE SA Barossa の 施設

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バロッサキャンパスは地方キャンパスらしい非常にこじんまりとした自然多くアットホームな環境です。留学生はFood and Wine Managementコースにしかいませんので、他のコースの学生は全てローカル学生となります。

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小さいながらもライブラリー、コンピュータールーム、スチューデントラウンジも完備していますので、それほど多くない学生数には充分な施設です。

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TAFE SA Barossa で学べること

TAFE SAは総合的な州立職業訓練専門学校で、アデレードのシティキャンパス、郊外の各キャンパスでは、そのキャンパスの特色を強く出したコースが開講されています。

今回視察のBarossa キャンパスは、Hospitality, Automotive, Viticultureなど開講していますが、その中で留学生が取得できるコースは Diploma of Food and Wine Management になります。
バロッサ ならではの同コースですし、もちろんワイン学に必須な Wine Tasting Room も完備です。
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その他、ワイン関連資格では世界標準のワイン認定資格 WSET® Level 3 Award in Wines and Spirits まで取得可能です。

Diploma of Food and Wine Management

同コースは、ワインにおけるブドウの栽培と育成、ブドウ園のオーナーや管理人もしくは従業員としての業務、ワインと地元食品生産に関する知識・経験スキルの習得、ツーリズムにおけるワイン評価のプロセスなど、ワイン産業、ワインビジネスでの就職に必要な能力を備えることを目指します。

また、実際のバロッサバレーのワインメーカーが講師を務めています。TAFEならではですが、ワインメーカーから直接、・知識・技術を学ぶ、産学が密接につながっている証拠です。

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その講師のお一人が上記写真の女性 バロッサバレーのワインメーカー「Z WINE」の Janelle さんです。(http://www.zwine.com.au/
今回のセミナーではオーストラリアワインの現状などもお話し頂けました。

オーストラリアは早くからワイン生産国としてビジネスと捉えていて、特にアデレードには TAFE SAで Food and Wine Management 、アデレード大学・大学院では Wine Business など 醸造学以外にも、ワイン産業をビジネスとして勉強できます。

その理由は、世界的にみれば新しいワイン生産国のオーストラリアが、欧州の伝統的ワイン生産国を競争相手に市場を勝ち抜く為には「良いものを作る」は当たり前で、市場に認められる「売れるものを作る」という考えの教育からワイン・ビジネスのコースが生まれた経緯があるそうです。

その教育の結果が、今のオーストラリアワインの人気だということでした。ただ、売れれば良いというわけではないのですね。

ブドウ栽培や醸造管理を細かく実践的に学びます。学生が実際に管理します。
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TAFEの学生がブドウ栽培・収穫・醸造に関わったワインは、ボトル詰めされ、TAFE SAのエチケット(ラベル)が貼られ実際に販売されます。TAFE SA のRegency Campus などで購入できます。
ラベルに学生の名前が刻まれるのは記念ボトルになるに違いありません。

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また、今回のセミナーでは、コースを受講された3名の学生さんから、このコースで学ぶきっかけ、コース終了後の進路などもスピーチいただきました。
なんと3名の内、1人は日本人留学生だったのですが、世界的にも珍しいコースで、日本人学生が頑張っている姿を見るのはとても誇らしかったです。
当社からの学生が、来年1月から同コースへ進学されるので、ぜひ頑張って欲しいです。

費用と入学条件

将来、ワイン業界、ワインに携わるキャリアを希望される方は、ぜひ TAFE SAの Diploma of Food and Wine Management をご検討ください。
本コースはワイン業界の従事者でなくでも入学可能です。

このDiploma of Food and Wine Management から 大学の醸造学またはワインビジネスと進まれる方も多いです。
ワインに興味はあったけど、なかなか希望のコースが見つからない人にも、同コースはワイン業界の入り口としても最適です。

項目 詳細
コース名 Diploma of Food and Wine Management
期間 1年間
入学月 1月
英語力 IELTS 5.5以上(アカデミック 各スキル5.0以上)
学歴 高校卒業程度
費用 15000ドル(前期:7500ドル 後期:7500ドルの2回払い)
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
オーストラリア歴は24年目になりました。QLD州、NSW州、SA州の主要都市で仕事と生活していましたので、都市の違いから皆さまの目的に沿ったベストなアドバイスを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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