オーストラリアの大地と海から環境学を学ぶ!スタディアブロードおすすめ5大学


オーストラリアは、世界屈指の生物多様性を持つ大陸でありながら、干ばつ・森林火災・サンゴ礁の白化といった気候変動の影響を最前線で受けてきた国でもあります。だからこそ大学の研究・教育現場には、政策・ビジネス・生態学を横断した実践的な環境マネジメントの知見が蓄積されています。

近年はQS社が発表する「サステナビリティ・ランキング 2026」とTimes Higher Educationの「サステナビリティ・インパクト・ランキング 2026」では、ともにオーストラリアの大学がトップ100に11大学がランクインしています。

キャンパス運営そのものが脱炭素・循環型社会のケーススタディになっている点も特徴です。

英語圏かつ日本からのアクセスも比較的良く、日本の大学生がスタディアブロード(学部留学・学部聴講)*で環境学を学ぶにも適した場所です。スタディアブロードで環境学を学べる大学と準備の方法についてご案内します。

*※スタディアブロードとは、日本の大学に籍を置いたまま、オーストラリアの大学の学部授業を1〜2学期(約半年〜1年間)受講しする留学制度です。

オーストラリアの環境学で学べること


オーストラリアの大学では、多くの環境関連分野の研究がおこなわれており、皆様のご希望に合う学びができます。

・環境科学
・環境衛生学
・気候変動学
・サステナビリティ
・再生可能エネルギー
・動物学/動物生態学
・海洋学/海洋生物学
・環境エンジニアリング
・サステナブルビジネス
・生物保全/生物多様性
・環境マネジメント/環境政策

スタディアブロードでは、1学期に3~4科目の受講ができます。必ずしも同じ分野から科目を取る必要はなく、環境政策、海洋学、環境科学、そして、他1つはITの科目と組み合わせることもできます。

環境学に強いおすすめ大学5選

オーストラリアの各大学で環境学関連分野は開講されていますが、スタディアブロードのために厳選した5つの大学をご紹介します。

クイーンズランド大学

クイーンズランド大学(UQ: University of Queensland)は環境学分野で世界的に評価されている大学で、世界的に有名な環境学者、生態学者、気候政策の専門家が集まっています。

UQでは、環境科学、環境マネジメント、動物生態学、生物保全、海洋生物学といった分野が開講されており、クイーンズランドの大自然の中で行う現地研修の含まれた科目も受講することができます。

クイーンズランド大学で環境学を学ぶなら、この11科目

UQのスタディアブロードでは、学部の正規科目から自分で履修科目を選びます。1学期あたり4科目(8ユニット)がフルタイムの標準です。

科目コードの数字はレベルを表し、1000番台が1年次、2000番台が2年次、3000番台が3年次相当。

3000番台は前提科目が積み上がっていて留学生が履修できないことも多いため、ここでは1000番台・2000番台から、環境学を学びたい方に特におすすめしたい11科目を選びました。

いずれもUQが留学生向けに「オーストラリアの環境・サステナビリティ」分野として案内している科目です。

表の「開講」欄はUQの学期を表します。S1(第1学期)は2月下旬から6月まで、S2(第2学期)は7月下旬から11月まで。「S1/S2」はどちらの学期にも開講される科目です。
科目コード 科目名・開講・学べる内容
ENVM1501 Introduction to Environmental Studies(環境学入門)
開講:S1
環境問題を社会・政治・文化・経済・生態の相互作用として捉える入門科目。前提科目なしで履修でき、環境学を初めて学ぶ方の1科目目に最適です
GEOS1100 Environment & Society(環境と社会)
開講:S1/S2
サステナビリティとシステムの考え方、世界とオーストラリアの気候・土地システム、人口増加と自然資源、森林・草原・農地・河川・海岸・都市への人間の影響。前提科目なし
BIOL1030 Biodiversity and the Environment(生物多様性と環境)
開講:S1
生物多様性・生態学・生物地理学・進化の基礎を、種の絶滅や新興感染症といった地球規模の課題に当てはめて学びます。先住民の環境観と「Country」の考え方も扱います。前提科目なし
MARS1001 Living Oceans(海洋生物学入門)
開講:S2
沿岸と海洋の仕組み、海が世界の環境・社会・経済に果たす役割。海洋生息地の再生、生物多様性の損失を食い止める方法、持続可能な水産物、海面上昇への適応、炭素回収と汚染削減。前提科目なし
BIOL2010 Ecology(生態学)
開講:S1
共生関係、感覚生態学、個体群・群集生態学、景観生態学と生態系サービス、繁殖・行動・進化生態学を事例研究で学びます。※BIOL1030が前提科目です
BIOL2015 Ecology Field Studies(生態学フィールド調査)
開講:S1
K’gari(フレーザー島)での5日間の野外調査が中心。海岸砂丘から低木林、熱帯雨林まで環境ごとに土壌と植生を調べ、カニ・カエル・鳥・哺乳類の生態を実地で学びます。定員54名。※BIOL1030が前提科目、履修にUQの承認と別途費用が必要です
MARS2001 Applied Marine Science(応用海洋科学)
開講:S1
水質評価、沿岸プロセス、海草のモニタリング、サンゴ礁調査を専門家の指導で実地訓練。モートン・ベイ研究ステーションでの数日間のフィールドトリップが含まれます。※MARS1001または同等科目が前提です
ANTH2060 Ecology, Culture and Field Research(生態と文化の野外調査)
開講:S1
人と自然の関わりを人類学の視点から読み解く科目。都市の野生動物、気候変動、生物多様性保全、山火事の管理、資源開発をめぐる社会問題を扱い、エスノグラフィー(民族誌)調査の手法を身につけます。前提科目なし
ENVM2100 Foundations of Sustainable Development(持続可能な開発の基礎)
開講:S2
社会的公正・環境の持続可能性・経済的必要性をどう両立させるか。国際的なケーススタディを使い、トレードオフの難しさを具体的に検討します。前提科目なし
ENVM2203 Environmental Impact Assessment(環境影響評価)
開講:S2
政府・企業・市民が使える環境影響評価と環境監査の手法。法制度や組織の枠組みの中で、プロジェクト単位から国際的な取り組みまでどう機能するかを学びます。前提科目なし
ENVM2002 Marine & Coastal Environmental Protection(海洋・沿岸の環境保護)
開講:S2
海洋・沿岸域の生物多様性と生態系サービスを守る国際的・オーストラリア的アプローチ。海洋保護区を含む地域計画の手法で、複合的な影響にどう対応するか。前提科目なし
この11科目のうち8科目は前提科目なしで履修できます。

はじめての1学期であれば、ENVM1501・GEOS1100・BIOL1030・MARS1001・ANTH2060・ENVM2100・ENVM2203・ENVM2002から4科目を組むのが確実です。

BIOL2010やBIOL2015のように「BIOL1030が前提」とされている科目でも、日本の大学で同等の科目を修了していればシラバスを添えて相談することで認められる場合があります。

学費・参加条件・入学日など詳しくはクイーンズランド大学でスタディアブロードをご覧ください

タスマニア大学

タスマニア大学(UTAS: University of Tasmania)があるタスマニア州は、土地の約40%が国立公園や世界自然遺産に指定されている、手つかずの自然が残る特別な場所であり、環境学を学ぶには絶好の場所です。

また、南極への玄関口として知られるホバートにキャンパスを持ち、海洋学や気候モデル、海洋保全、南極の生態系研究において、世界のトップ研究者とともに最先端の環境科学を学ぶことができます。

学費 1学期4科目受講: A$11,000
1学期3科目受講: A$8,250
入学条件 日本の大学1年を終えており、GPA2.5以上が目安
英語力 IELTS6.0(各セクション5.5以上) or TOEFL iBT72(R10, L9, S16, W19以上)
入学日 2月・7月

マードック大学

マードック大学(Murdoch University)は、オーストラリアで初めて環境科学の学位を立ち上げたパイオニアとして名高く、現在でも現場主義(フィールドワーク)に特化した教育と研究で高い人気を誇ります。

キャンパスは、南半球の大学の中でも最大級の敷地面積(約227ヘクタール)を誇り、広大な天然のブッシュランドや湿地帯に囲まれており、環境学を学ぶにはぴったりの場所です。

学費 1学期4科目受講: A$9,000
1学期3科目受講: A$6,750
入学条件 GPA2.5以上が目安
英語力 IELTS6.0(各セクション6.0以上) or TOEFL iBT72(R10, L9, S16, W19以上)
入学日 2月・7月

グリフィス大学

ブリスベンとゴールドコーストにキャンパスを持つグリフィス大学(Griffith University)は、環境・サステナビリティ教育のパイオニア校です。SDGs(持続可能な開発目標)への貢献度を評価する、THEインパクトランキングでも毎年世界トップクラスの評価を獲得しています。

スタディアブロードの学生も、コミュニティインターンシップの科目を取ることができる点も魅力的です。

学費 1学期4科目受講: A$11,925
1学期3科目受講: A$8,944
入学条件 日本の大学1年を修了しており、GPA4.5/7.0以上が目安
英語力 IELTS6.0(各セクション6.0以上) or TOEFL iBT71(SLR19、W17以上)
コミュニティインターンの科目を受講したい場合は、IELTS6.5(各セクション6.0以上)の英語力が必要です。
入学日 3月・7月・11月
グリフィス大学のスタディアブロードは3学期制(Trimester)を採用しており、11月の学期も受講できます。

ラ・トローブ大学

ラ・トローブ大学(La Trobe University)は、オーストラリア国内でも自然保全、フィールドワーク、生物多様性研究の草分け的な存在として高い評価を受けています。

キャンパスの周りには、敷地内に約30ヘクタール(東京ドーム約6.5個分)もの広さを誇る自然保護区、Nangak Tamboree Wildlife Sanctuaryがあります。

キャンパスで固有の植物や野生動物(カンガルー、エミュー、ポッサムなど)の生態調査、湿地帯の水質分析、外来種の管理実習を行えます。

学費 1学期4科目受講: A$12,200
1学期3科目受講: A$9,150
入学条件 GPA2.5以上が目安
英語力 IELTS6.0(各セクション6.0以上) or TOEFL iBT 64(R13 L12 S18 W21以上)
入学日 2月・7月
※どの大学も、英語力が不足している場合は、大学付属・提携の語学学校で学び、英語力条件を満たすこともできます。その場合、英語力によって10週~20週英語コース+1学期スタディアブロード、といったプランが一般的です。

スタディアブロード プランの立て方


スタディアブロードのプランを立てるにあたり重要となるのは、こちらの4つです。

・英語力
・何を学びたいか
・いつ出発したいか
・大学の成績はどのくらいか

準備ステップはこちらのようになり、皆様の留学がスムーズにいくよう弊社でお手伝いをいたします。
1. 相談をしよう(渡航の6ヵ月~1年くらい前)
「オーストラリアの大学で環境学を学んでみたい!」「スタディアブロードをしたい!」と思い立ったら、まずはご相談ください。

環境学の中でもどういった分野に興味があるのか、どこの大学が適しているのか、どのようなプランが立てられるか等、一緒に考えていきます。ご相談いただくにあたり、IELTSやTOEFL iBT等の英語力証明をお持ちであれば、より具体的にプランを立てることができます。
2. プランの決定
大学付属の語学学校経由でスタディアブロードを目指す、最初からスタディアブロードに入学ができる等、あなたに合ったプランが決まったら、実際にどういった科目を受けたいかを選びます(大学によっては後で選ぶパターンもあります)。
3. スタディアブロードへの申し込み
スタディアブロードの申し込みに必要な書類をご準備いただき、弊社で申し込み手続きを行います。申し込みの際に、こちらのお申込みフォームをご記入いただきます。
4. 入学手続き・住まいの手配
無事合格証が届けば、入学手続きを行います。入学手続きで大学へ学費の支払いをします。そして、現地住まいをどうするかをご相談させていただきます。
5. 学生ビザ申請
入学手続きが完了すると、学生ビザ申請に必要なCOE(Confirmation of Enrolment)が発行され、オンラインで学生ビザ申請を行います。
6. 渡航に向けての準備
航空券の手配、荷物の準備、一人暮らしの場合日本の住まいの整理等、出発に向けての準備を進めます。
7. 留学生活開始
いよいよ現地での生活開始です!

ゴールドコースト、ブリスベン、シドニー、メルボルン、アデレード、パースにオーストラリア留学センターのオフィスがあり、卒業まで現地で皆様の生活サポートを行います。弊社オフィスがない都市に行く方は、メールや電話、オンライン、LINE等でサポートします。

スタディアブロードの相談


オーストラリア留学センターは、皆様のスタディアブロードを無料でお手伝いしています。

「こんなことを学びたいけど該当する大学はあるかな」「私の成績で留学できる大学はあるかな」「準備はどうやって進めればいんだろう」等々、オーストラリアの大学でのスタディアブロードにご興味をお持ちだったり、不安や疑問がある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせの際にこちらを教えていただけますと、ご相談がスムーズです。

[興味分野]スタディアブロードで学びたい分野
[学年]現在の大学での学年
[成績]大学での成績
[英語力]IELTS(アカデミック)やTOEFL iBT等の得点をお持ちの場合は合計得点と各セクション(RWSL)の得点
**ご注意点**
・上記情報は2026年9月1日現在のものを参考にしており、入学条件や費用等は変更されることもありますので、ご留意ください。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H297)
留学カウンセラー歴15年。 AIやネットでいくらでも情報が手に入る時代だからこそ、「結局、自分にとっての正解はどれ?」という不安はつきまとうものです。 特にオーストラリアの大学・大学院進学は、一人ひとりのバックグラウンドや目標によって最適なルートが異なります。調べて考えすぎて立ち止まってしまうなら、まずは一歩動いてみませんか? どんな小さな疑問でも、まずはお気軽にご相談ください! このカウンセラーに質問する

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