
こんにちは、ブリスベンオフィスの林です。
2026年10月、クイーンズランド工科大学(QUT)から、パスウェイ経由で学部に進む留学生の英語条件について、大事な変更の連絡が届きました。
IELTS 7.0が必要な学部に、QUTのファウンデーションやディプロマから進む場合、これまでは「IELTS Advancedコース+IELTS 7.0の提出」が必要でした。これが、ファウンデーション等の英語科目の成績で代えられるようになります。
対象は放射線技師やソーシャルワーカーなど、医療・福祉系の4学部です。一方で、日本人の希望が一番多い看護学部は対象外です。ここを読み違えると計画が大きく狂うので、順番に整理します。
何が変わったのか

QUTの学部の多くは、留学生の英語条件がIELTS 6.5ですが、一部の医療・福祉系の学部はIELTS 7.0が必要です。
こうした学部にファウンデーションやディプロマから進む場合、これまでは10週間のIELTS Advancedコースを追加で受講する必要がありました。しかも、このコースを修了しただけでは学部に進めず、IELTSを受けて7.0を取ることが別に求められていました。
今回の変更で、ファウンデーションやディプロマの英語科目で所定の成績を取れば、それだけで学部の英語条件を満たせるようになりました。
| 時期 |
IELTS 7.0が必要な学部へ進む流れ |
| これまで | ファウンデーションまたはディプロマ → IELTS Advanced(10週間) → IELTS 7.0を提出 → 学部 |
| これから | ファウンデーションまたはディプロマ(英語科目で所定の成績) → 学部 |
QUTの各コースのページも、2026年10月20日付けで更新されています。
看護学部(Bachelor of Nursing)は今回の変更の対象外です
看護学部に進む場合は、これまでどおりファウンデーションまたはディプロマのあとにIELTS Advancedコースを受講し、IELTS 7.0(または同等のスコア)を提出する必要があります。「QUTはIELTS 7.0が不要になった」と思い込んで計画を立てると、入学時期がずれたり、追加の費用がかかったりします。看護の進み方は
クイーンズランド工科大学(QUT)の看護学コースの概要をご覧ください。
対象になるのは医療・福祉系の4学部

2026年10月時点で、QUTの学部のうち留学生にIELTS 7.0を求めている主なコースは次のとおりです。このうち看護を除く4コースが、今回の変更の対象です。
ソーシャルワークは4技能すべてで7.0が必要で、ほかの3学部より条件が厳しいです。この学部をIELTSだけで目指していた方にとっては、今回の変更の効果が一番大きいと思います。
ソーシャルワーカーという仕事については、
オーストラリアでソーシャルワーカーを目指すで詳しく紹介しています。
ファウンデーション経由なら「Academic English 2で成績5」が目安

QUTから具体例として示されているのは、QUTのファウンデーションの英語科目「Academic English 2」で成績5を取るケースです。これで、上の4学部に必要な英語条件を満たせます。
QUTの成績は7段階で、5は「Credit(良)」にあたります。合格ラインの4より一段上なので、普通に単位を取るだけでは足りません。
Academic English 2は、Standard Foundation(12ヶ月)では後半に、Intensive Program(6ヶ月)では最初から履修する科目です。どちらのファウンデーションを選んでも、この科目の成績が学部への入口になります。
| 項目 |
内容 |
| 対象の科目 | Academic English 2(QUTのファウンデーションの英語科目) |
| 必要な成績 | 5(7段階評価) |
| 不要になるもの | IELTS Advancedコース(10週間)の受講と、IELTS 7.0の提出 |
| 進める学部 | Medical Imaging (Honours)・Vision Science・Podiatry・Social Work |
なお、英語以外の成績条件(学部ごとのGPAなど)は、これまでどおり別に満たす必要があります。英語の条件がなくなったわけではなく、満たし方が変わっただけです。
ファウンデーションの種類や学費は
クイーンズランド工科大学付属カレッジ(QUT College)にまとめています。
ディプロマ経由・他大学のファウンデーション経由は確認中です

今回の変更は、QUTのディプロマや、QUT以外のオーストラリアの大学のファウンデーション・ディプロマの英語科目の成績も対象になっています。ただし、次の点はQUTに確認中です。
| 確認中の点 |
内容 |
| ディプロマ | どの英語科目で、何点を取れば良いか |
| 他大学 | どの大学のどの科目が、どの成績で認められるか |
| 適用時期 | いつの入学から適用されるか。すでにIELTS Advancedとのパッケージで入学許可を持っている方の扱い |
特に、
Diploma in Health Science (Health Studies)からソーシャルワークへ進む方は、これまで修了後にIELTSの再受験が必要でした。この点が今回の変更でどう変わるかも、あわせて確認しています。
回答が届き次第、この記事に追記します。
クイーンズランド大学(UQ)との違い

ブリスベンでは、クイーンズランド大学(UQ)のファウンデーションも、英語科目の成績が学部の英語条件になります。UQの場合、Academic Englishで成績5を取れば満たせるのは学部の「最低限の英語条件」です。それより高い英語条件のコースは、コースごとに確認が必要と案内されています。
今回QUTは、IELTS 7.0が必要な学部についても、ファウンデーションの英語科目の成績だけで進めると明確にしました。医療・福祉系の学部をパスウェイ経由で目指す場合、この違いは大学選びの判断材料になります。
よくある質問
| Q:看護学部も、ファウンデーションの成績だけで進めるようになりましたか? |
| A:いいえ。看護学部(Bachelor of Nursing)は今回の変更の対象外です。これまでどおりIELTS Advancedコースを受講し、IELTS 7.0(または同等のスコア)を提出する必要があります。 |
| Q:Academic English 2で成績5に届かなかった場合はどうなりますか? |
| A:成績で英語条件を満たせない場合は、IELTSなどの英語試験で条件を満たすことになると考えられます。具体的な扱いはQUTに確認中です。いずれにしても、ファウンデーションの最初から英語科目の成績を意識して取り組むことが大切です。 |
| Q:IELTS 6.5で入れる学部も、何か変わりますか? |
| A:今回の変更は、IELTS 7.0が必要な学部への進み方に関するものです。IELTS 6.5の学部は、これまでどおりファウンデーションやディプロマの修了と所定の成績で進めます。 |
| Q:これから出願する場合、パッケージはどうなりますか? |
| A:IELTS 7.0が必要な4学部は、「ファウンデーションまたはディプロマ+学部」の組み合わせで出願する形になります。看護学部だけは、引き続きIELTS Advancedを含む組み合わせです。出願は当社経由で行えますので、どの組み合わせになるかは出願前にご相談ください。 |
カウンセラーから一言(ブリスベンオフィス 林 真生 / Masuyo Hayashi)

正直に言うと、これまでの「IELTS Advancedを修了しても、さらにIELTS 7.0」という流れは、学生にとってかなり酷な仕組みでした。ファウンデーションで1年頑張ったあとに、もう一度テストのスコアに振り回されるわけですから。
今回の変更で、医療・福祉系を目指す方は、毎日の授業の成績でそのまま学部への道を作れるようになりました。一発勝負のテストより、積み上げた成績で評価される方が、実力のある学生にはずっと公平です。
ただし、「QUTはIELTS 7.0が要らなくなったらしい」という雑な理解で動くのはやめてください。看護は対象外ですし、成績5は「なんとなく合格」では届きません。こういう話は、SNSで回ってくるときには大事な条件がだいたい抜け落ちています。
自分の希望する学部が対象かどうか、どのルートが一番早いかは、出願前に一度確認しておくと安心です。
QUTへの進学相談はオーストラリア留学センターへ
当社はQUTの正規代理店です。希望する学部、高校の成績、現在の英語力をお知らせいただければ、ファウンデーション・ディプロマのどちらから進むのが良いか、卒業までの期間とあわせてご案内します。当社経由の出願に特別な費用はかかりません。
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