
こんにちは、ブリスベンオフィスの林です。
2026年10月16日、
クイーンズランド工科大学(QUT)から、留学生の英語要件に関する案内が届きました。QUTが、PTE AcademicとTOEFL iBTの換算スコアを変更したという内容です。
換算スコアというのは、「IELTSで6.5が必要なコースなら、PTEでは何点、TOEFLでは何点が必要か」という対応表のことです。IELTSの基準そのものは変わっていません。ただ、PTEやTOEFLで出願を考えている方にとっては、必要な点数が変わる話です。
案内が届いた当日の情報なので、大学のコースページもまだ更新が進んでいる途中です。そのことも含めて、現時点で確認できたことをまとめます。
変わったのはPTEとTOEFL。IELTSはそのままです
今回の変更で一番大きいのは、PTE AcademicのSpeakingです。IELTS 6.5相当のコースでは、Speakingの基準が50から54に上がりました。Overallも58から59に、Writingも50から51に上がっています。
一方、TOEFL iBTはOverallの79は変わらず、Writingが21から19に下がり、Speakingが18から19に上がりました。つまり、PTEは全体として厳しくなり、TOEFLは項目によって上がったり下がったりしています。
IELTS Academic、Cambridge C1 Advancedの基準は変わっていません。日本から出願する方の多くはIELTSを使うので、IELTSで準備している方は、これまでどおりで大丈夫です。
新旧の比較(IELTS 6.5相当のコース)【当社調べ】

QUTのBusiness、Law、Information Technologyなど、IELTS 6.5(各セクション6.0)が必要なコースの基準です。
QUTから届いた案内と、
Bachelor of Business (Accounting)のコースページ(留学生向け表示)で、新しい数値を当社が確認しました。
PTE Academic
| 項目 | 新しい基準(変更前) |
| Overall | 59(変更前:58) |
| Listening | 50(変更なし) |
| Reading | 50(変更なし) |
| Writing | 51(変更前:50) |
| Speaking | 54(変更前:50) |
TOEFL iBT
| 項目 | 新しい基準(変更前) |
| Overall | 79(変更なし) |
| Listening | 16(変更なし) |
| Reading | 16(変更なし) |
| Writing | 19(変更前:21) |
| Speaking | 19(変更前:18) |
変更のなかったテスト
| テスト | 基準(Overall/各セクション) |
| IELTS Academic | 6.5/Listening・Reading・Writing・Speaking すべて6.0 |
| Cambridge C1 Advanced | 176/すべて169 |
QUTのコースページでは、テストは受験日からコース開始月までが2年以内のものに限られています。この条件も変わっていません。
影響を受けるのはどんな方か

PTEで出願を考えている方は、Speakingのスコアを見直してください。これまでなら50あれば足りていましたが、今後は54が必要です。Speakingが50〜53の方は、Overallが足りていても基準に届かないことになります。
PTEは「得意なセクションで稼ぐ」という戦い方がしやすいテストです。ただ、今回の変更でSpeakingの最低ラインが上がったので、Speakingが苦手な方ほど影響が大きいと考えています。
反対に、TOEFL iBTのWritingが19か20だった方は、これまでは届かなかった基準に届くようになります。TOEFLで準備している方は、手元のスコアをもう一度確認してみてください。
英語要件が高いコースは、必ず各コースページで確認を

QUTには、IELTS 6.5より高い英語力が必要なコースもあります。QUTの案内では、Nursing、Social Work、Medical Imaging、Psychology、Teachingなどが例として挙げられています。
こうしたコースのPTE・TOEFLの基準も、今回の変更の対象です。
QUTは現在、コースページを更新している最中です。
QUTの案内では、各コースページは10月16日の正午までに更新される見込みとされていました。
ただ、当社が同日の正午過ぎに確認した時点では、まだ変更前の数値が表示されているコースや、留学生向けの表にPTE・TOEFLの行が表示されていないコースもありました。出願前には、志望するコースのページで最新の基準を必ず確認してください。判断に迷う場合は、
当社にご相談ください。
このため、この記事では英語要件が高いコースの具体的な数値は載せていません。ページの更新が落ち着いたことを確認したら、追記する予定です。
すでにQUTのオファーを持っている方へ

QUTの案内では、すでに出ている無条件オファーと、受諾済みのオファーは、そのまま有効です。今回の変更で取り消されることはありません。
また、QUTは来週、直近に出したオファーを見直して、より良い条件を出せるものがないか確認するとしています。審査結果の見直しを希望する場合は、2026年11月1日までに大学へ連絡する必要があります。
当社を通して出願している方で、PTEやTOEFLのスコアで英語の条件が付いている方は、11月1日より前に担当カウンセラーにご相談ください。
今回の変更の背景
QUTの新しい基準は、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)が独立した学術専門家のレビューを経て採用した、最新のPTE・TOEFLの換算表に合わせたものです。QUTの在学生の成績データにも裏付けられているとされています。
ちなみに、この案内が届いたのは10月16日の午前中で、コースページの更新は「今日の正午まで」とされていました。大学の担当者の方々も、今日はかなり忙しい一日になっていると思います。
QUTを目指してPTEやTOEFLで準備している方は、目標スコアを新しい基準に合わせて見直してください。皆さんの目標に合う準備の仕方を、一緒に考えていきましょう!
カウンセラーから一言(ブリスベンオフィス 林 真生 / Masuyo Hayashi)
英語の基準が変わったと聞くと、QUTの入学が一気に難しくなったように感じるかもしれません。ただ、今回変わったのはPTEとTOEFLの換算スコアで、QUTが求める英語力の水準そのものが上がったわけではありません。IELTSで準備している方は、慌てて何かを変える必要はありません。
一方で、PTEで準備している方には少し厳しいことを言います。「PTEはIELTSより点が取りやすいらしい」という理由だけでテストを選んでいるなら、今回の変更はいい見直しのきっかけだと私は考えています。
Speakingは、付け焼き刃が通用しにくいセクションだと思います。しかも今回、まさにそのSpeakingの基準が50から54に上がりました。Overallが足りていても、Speakingが54に届かなければ、英語の条件が付いたオファーになります。
基準が変わるたびに慌ててテストを受け直すのは、時間とお金を試験会社に寄付しているようなものです。そうなる前に、どのテストで準備するのが近道か、一度一緒に考えてみてください。
QUTへの進学相談はオーストラリア留学センターへ
PTEとTOEFLのどちらで準備するか、手元のスコアで出願できるか、持っているオファーがどうなるかなど、今回の変更で確認すべきポイントはいくつかあります。個々のスコアに合わせた準備の進め方をサポートしています。
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