オーストラリアで日本語教師を目指す(サンシャインコースト大学)



目次
将来オーストラリアの永住権を目指せる職業の1つとして人気なのが「日本語教師」、つまりSecondary School Teacher(中高教員)です。サンシャインコースト大学は日本語教師の需要が高いクイーンズランド州にあり、且つ、”難関”と言われるMaster of Teaching(Secondary)コースを開講している大学の中でも比較的門戸が広く、学費が安価で進学し易いお勧めの大学の1つです。

サンシャインコースト大学とは


University of Sunshine Coast(略称USC)は海と山に囲まれたサンシャインコーストという街にあり、キャンパスに野生のカンガルーが住んでいるほどのどかな地方大学です。自然豊かな環境なので、日本とは違った学生生活を味わえるのも魅力。そのため(良い意味で)遊びの誘惑も少ないので、都会のせわしい喧騒から離れてのんびり留学生活を過ごしたい方、長閑な環境で周りに流されず好きな学問に没頭したい方に、絶好の大学です。

USCのキャンパス写真

USCはオーストラリアの大学の中で留学生が少ないほうで、大半をローカルのオーストラリア人学生が占めています。数少ない留学生もアメリカやカナダなど北米からの留学生が多く、他の大学と比べると日本人含めアジア人の少なさに驚きます。

「学生満足度」は非常に高い大学で留学生へのサポート体制がしっかり整っており、無料の英語クラスがほぼ毎日開講されていて、留学生は入学から卒業まで無料でこの英語レッスンを受けることが出来ます。また、マンツーマンで宿題を添削してもらえるなど、英語面でのサポート体制が非常に充実しているので、英語ネイティブでない留学生も安心して通うこと出来ます。
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サンシャインコースト大学が選ばれる理由


日本語教師を目指す方にサンシャインコースト大学が選ばれる理由は、次の3つが挙げられます。

1. 学費が安価

Master of Teaching(Secondary)は2年間の修士課程コースで、サンシャインコースト大学の場合、学費は年間27,800ドル(約2,807,800円)(2023年度)。これは、日本語教師を目指せる全豪の大学の中で最も安価な大学の1つと言えます。

2. 大学で日本語を取ってなくても進学できる

大学を卒業後、大学院のMaster of Teaching(Secondary) 中高教員コース修士課程では、教授分野(担当教科)を2つ選びます。基本的には2つとも大学で履修していた分野であることが条件です。つまり、「日本語教師」を目指す場合、大学院で選ぶ教授分野(担当教科)の1つとしてJapaneseを選択することになりますが、この場合、大学でもJapaneseを学んでいた必要があります。

しかしサンシャインコースト大学を含め一部の大学では母国語であれば日本語を取ることができます。よって、「大学を卒業してから日本語教師を目指したくなった。でも大学で日本語を取っていなかった!」という人でも、サンシャインコースト大学なら可能性があります。

同学の他、例えばディーキン大学でも母国語が日本語であれば指定の日本語能力試験(SOE)に合格することで大学院でJapaneseを選択することが可能です。

3. QLD州は日本語教師の需要が高い

オーストラリアは英語圏の中で日本語を学習する人が最も多い親日国ですが、中でも特にクイーンズランド州の学校は第2言語として日本語を学ぶ生徒が多いのが特徴です。

実際にサンシャインコースト大学を卒業して現在クイーンズランド州で日本語教師として働く定本よしこさんにも、現在の「日本語教師」としての需要についてお伺いしました。
“QLD州は日本語の需要もまだまだ高くて、仕事には困りませんよ。おまけに学校によっては日本語で授業を行うバイリンガルスクールも出てきて、そこは日本人の先生しか雇わないので、需要は3年前と比べてますます高くなってるように感じます。”

卒業生たちの体験談

定本よしこさん

オーストラリア現地校で日本語教師として働く

野田有紗さん

オーストラリアで日本語教師を目指す

サンシャインコースト大学で選ぶ2つの教授分野

サンシャインコースト大学のMaster of Teaching – Secondary(中高教員コース修士課程)では、次の中から2つのTeacning Area(教授分野)を選択します。日本語教師を目指す場合、1つはJapanese(日本語)を選びます。
Teacning Area(教授分野)1
・Accounting(会計)
・Agricultural science(農学)
・Biology(生物)
・Business(ビジネス)
・Chemistry(化学)
・Chinese(中国語)
・Dance(ダンス)
・Drama(演劇)
・Earth and environmental science(地球環境学)
・English(英語)
・Film, television and new media(映像)
・French(フランス語)
・Geography(地理)
・German(ドイツ語)
・Health and physical education(体育)
・History(歴史)
・Indonesian(インドネシア語)
・Italian(イタリア語)
・Japanese(日本語)
・Legal studies(法律)
・Marine science(海洋学)
・Mathematics(数学)
・Music(音楽)
・Physics(物理)
・Psychology(心理学)
・Spanish(スペイン語)
・Study of religion(宗教)
・Technologies(テクノロジー)
・visual arts(芸術アート)
Teacning Area(教授分野)2
・Chinese(中国語)
・Dance(ダンス)
・Drama(演劇)
・Economics and Business(経済とビジネス)
・English(英語)
・French(フランス語)
・Geography(地理)
・German(ドイツ語)
・Health and physical education(体育)
・History(歴史)
・Indonesian(インドネシア語)
・Italian(イタリア語)
・Japanese(日本語)
・Mathematics(数学)
・Media Arts(メディアアーツ)
・Music(音楽)
・Science(科学)
・Spanish(スペイン語)
・Technologies(テクノロジー)
・visual arts(芸術アート)

サンシャインコースト大学入学要項


コースMaster of Teacning (Secondary)コース
期間2年
入学2月/7月
学費27,800ドル×2年=A$55,600(約5,615,600円)(2023年度)
条件大学の成績
目安として60%以上修めていること

英語力
IELTS(Academic) 7.5以上 (スピーキング・リスニング8.0、ライティング・リーディング7.0以上)

2つの課題をクリアすること(*)
1. Questionnair
2. Personal Statement

入学審査に課される2つの課題(*)

Master of Teaching(Secondary)コースへの入学審査には、オンラインで受ける「Questionnaire」と「Personal Statement」という2つの課題が課されます。

《課題1》 Questionnaireとは?
「Complete an online questionnaire to demonstrate your motivation for, and understanding of, the program and profession」
設問に自分なりの意見で答えていく項目です。「教えるということ(教育)」や同学の「教育学コース」、「教師」という職業に対するモチベーションや熱意、これらを正しく理解しているかを測ります(具体的な設問内容は非公開となっています)。

《課題2》 Personal Statementとは?
「Submit a 600-1000 word personal statement on why you think you would make a great teacher, and why influencing the future appeals to you」
「将来あなたが素晴らしい教師になれると思う理由は?」「未来に影響を与える職業を魅力的だと思う理由は?」について600〜1,000ワードのステートメント。

QuestionnaireとPersonal Statementでは、その内容はもちろん、英語での文章力や表現力(ライティング力)も審査されます。実際、オーストラリアの大学を卒業後、これらを全てパスして同学のMaster of Teaching(Secondary)コースへ進学した方がいますが、「Questionnairはとても考えさせられる、悩まされる内容だった」そうです。
※設問は年度によって変わることがあります
※州や大学によって課される入学条件は異なります

出願に向けての準備


1. まずは英語試験を受けましょう
まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。Academicモジュールで受験してください。
日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF
http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
IDP Education
https://ieltsjp.com/

2. 出願に必要な書類4点
出願には下記4点の書類が必要となりますのでご準備ください。

  • 大学の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 大学の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー

3. 出願手続きスタート
最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きをスタートします。

留学相談&お問い合わせ


当社オーストラリア留学センターはサンシャインコースト大学を含む全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
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※備考※
・本記事は2023年6月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2023年度学費をご案内しております。
・日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=101円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H318)
13歳でのメルボルン短期留学をきっかけに「英語」と「海外」に目覚め、その後カナダ(語学留学)とアメリカ(大学留学)にも留学。卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ再渡豪し、オーストラリア留学センターでワーペリ。帰国と同時にオーストラリア留学センター日本窓口が開設され現職へ。留学生を現地オーストラリアで「迎え入れる立場」と日本から「送り出す立場」、両側での勤務経験を通して、双方の視点からアドバイスすることを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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