キャリアを成功に導くためのカリキュラム カーティン大学の会計学修士(MPA)

「会計士(Accountant)」は、ビジネスの共通言語を操るスペシャリスト。日本国内だけでなく、世界中で常に高い需要を誇る安定感抜群の職業です。

オーストラリア・パースにあるカーティン大学(Curtin University)のビジネススクールは、「AACSB」「EQUIS」「EFMD」という3つのビジネススクール関連の国際認証を持つ超名門。海外出身の学生が26%を占め、教授陣も国際色豊かでサポートが手厚いことで知られています。

この記事では、カーティン大学の会計学修士(MPA: Master of Professional Accounting)のカリキュラムと、他大学にはないユニークな強みを徹底解説します!


Master of Professional Accountingの概要

大学 カーティン大学 – Curtin University
コース名 Master of Professional Accounting
内容 会計業務プロセス、決算処理や決算分析、財務論、経済学、税法、商法、原価計算、監査など会計業務の基本となることを学びます。
入学 年2回(2月/7月)
期間 2年間
学費 2027年度 年間A$50,054(約576万円)

※コースの英語入学基準に満たず、お申込み1年以内に大学のコースを開始する方限定で、大学の本科コース2学期目にA$7,496分が充当される奨学金があります。
※出願時の成績が優秀な方には学費が20%~40%offになる奨学金があります。


奨学金については、「返済不要!オーストラリアの大学・大学院奨学金一覧」をご覧ください。
入学条件 学士課程修了(学部不問)など
英語 IELTS 6.5以上 (全スキル 6.0以上) / TOFEL iBT 79 以上 (RL13以上 S18以上 W 21以上) など

※英語力条件に満たない場合は、カーティン大学付属英語学校のEnglish Language Bridgingコースにて規定のレベルを修了すれば追加の英語テスト免除で進学可能

2年目に選べる!未来のゴールに合わせた4つの専攻

カーティン大学のMPAは、1年目に全員共通の「会計の基礎(コア科目)」をガッチリ固めます。そして2年目、自分のキャリアプランに合わせて4つの専門コース(専攻)から1つを選択します。
専攻名 特徴 主なキャリア こんな人に向いている!
Advanced Accounting

(上級会計学)
応用・実践的な会計スキルを広く深く学ぶ。いちばん柔軟。 一般企業の財務マネージャー、財務アナリスト、会計事務所 バランスよく学び、在学中は就活やインターン、現地生活を充実させたい人
CPA Australia

(CPAオーストラリア)
在学中にオーストラリア公認会計士(CPA)のプロフェッショナル試験合格を目指す。 公認会計士、大手監査法人(Big 4)、外資系企業のシニア会計士 資格取得を最優先し、学生のうちに試験勉強の苦労を終わらせたいストイックな人
Digital Technologies & Data Management

(デジタル技術&データ管理)
会計知識に「データ分析」「AI/DX活用」のITスキルを掛け合わせる。 財務データアナリスト、不正調査会計士、DXコンサルタント 数字の分析が好きで、ITやデータサイエンスに強い「未来型」の会計士を目指したい人
Taxation

(税務)
オーストラリアの複雑な税法、国際税務、会社法を極める。 税理士、税務コンサルタント、企業の税務部門、税務署(ATO)職員 法律やルールを読み解くのが好きで、税務という強力な「一芸」を身につけたい人
💡 安心ポイント どの専攻を選んでも、オーストラリアの主要な会計団体(CPA AustraliaやCAANZ)の基礎認定は共通で受けることができます。まずは1年目で自分の適性を見極めましょう。

4つの専攻の詳細

Advanced Accounting Major(上級会計学)

  • 特徴: 最もオーソドックスでありながら、柔軟性の高い専攻です。企業の社会的責任(CSR)報告、財務諸表の高度な分析、戦略的なマネジメントなど、現代のビジネスリーダーに求められる応用知識を学びます。
  • メリット: 後述するCPA Australia専攻ほど試験のプレッシャーに追われないため、「在学中はしっかりと良いGPA(成績)を維持し、インターンシップや就職活動、現地のネットワーク作りに時間を投資する」という戦略が取りやすいです。卒業後に働きながらCPAやCA資格を目指す人の多くがこれを選びます。

CPA Australia Major(CPAオーストラリア)

  • 特徴: CPA Australiaのプロフェッショナル試験(全6科目)のシラバスと大学院の講義が直結している非常にユニークな特化型専攻です。
  • メリット: 大学院のサポートを受けながら、卒業と同時に「修士号 + CPA試験全科目合格」という最強の履歴書を作ることができます。(※詳細は「在学中にCPA Program合格を目指せる! カーティン大学の会計学修士(MPA)CPA Australia専攻」で徹底解説!)
  • デメリット: 4つの中で最も勉強の負荷が高く、大学院の課題と資格試験の両立でキャパシティが逼迫しやすい点が最大の懸念です。

Digital Technologies and Data Management Major(デジタル技術&データ管理)

  • 特徴: 現代の会計業界で最も需要が急増している「会計×データサイエンス」のハイブリッド人材を目指すメジャーです。単に帳簿をつけるだけでなく、ビッグデータを活用して企業の未来予測や戦略的な意思決定をサポートするためのITスキル(ビジネスアナリティクス、データ管理システムなど)を学びます。
  • メリット: テクノロジーに強い会計士(Data-driven Accountant)は、オーストラリア国内だけでなくグローバルで圧倒的に市場価値が高いため、他の一歩リードした差別化を図る就活が可能です。

Taxation Major(税務)

  • 特徴: 税金のスペシャリストを目指す、専門性の高い専攻です。オーストラリア国内の個人・法人税法はもちろん、グローバル企業の「国際税務(インターナショナル・タックス)」や、複雑な企業法(コーポレート・ロー)を深く掘り下げます。
  • メリット: 税務は景気の良し悪しに関わらず、すべての企業が毎年絶対に必要とする領域です。一度この専門性を身につければ職を失いにくく、会計事務所の税務部門や大企業のインハウス(社内)税務アドバイザーとして非常に手堅いキャリアを築けます。
  • ここがユニーク!: 必修科目に「Graduate Curtin Taxation Clinic」という実習科目が含まれており、学内のクリニックで98時間の実習を行います。

他校にはない圧倒的な強み

CPA Australia Major:在学中に「修士号」と「CPA試験全科目合格」をダブルで掴む!

通常、オーストラリアで公認会計士(CPA)になるには、大学院を卒業したあとに働きながら、数年かけて個人の時間で資格試験(全6科目)に合格しなければなりません。仕事とハードな勉強の両立は、かなりのイバラの道です。

しかし、カーティン大学は西オーストラリア州で唯一の「CPA Tuition Provider(CPA 学習支援機関)」。このCPA Australia専攻を選ぶと、大学院2年目のカリキュラムの中にCPA試験対策と受験がそのまま組み込まれます!

つまり、大学の強力な学習サポートを受けながら、卒業と同時に「修士号 + CPA試験全科目合格」という最強の履歴書を完成させることができます。このプログラムを提供しているのは、オーストラリア国内でもわずか3校しかありません。

👉 CPA Australia Majorのスケジュールやメリット・デメリットの詳細は、「在学中にCPA Program合格を目指せる!カーティン大学の会計学修士(MPA)CPA Australia専攻」で徹底解説しています!

Curtin Accounting Clinic(CAC):一般クライアントを相手にリアルな税務を経験!

Taxation(税務)専攻を選ぶ(または他専攻で選択科目として履修する)最大のハイライトが、学内にある「Curtin Accounting Clinic (CAC)」での実習です。

これは地域の個人や小規模ビジネス、NPO法人のために無料で税務サポートを提供する大学公認のクリニック。2025年7月に開設されたばかりの、カーティン大学の新たな強みとなっています。

学生はここで、CPA資格などを持つプロのスーパーバイザーの監督のもと、なんと98時間の実習を行います。
  • 実際の会計システム(Xeroなど)の使い方
  • 本物の書類の作成や申請手続き
  • クライアントとのコミュニケーション(ソフトスキル)
単なる座学やシミュレーションではなく、「本物のクライアントの税金を扱う」というリアルな実務経験は、卒業後の就職活動で他の学生に圧倒的な差をつける強力な武器になります。
⚠️ 受講条件 最終学年の学生であり、一定以上の成績(CWA 65以上)などの条件があります。Taxation Majorでは必修ですが、他の専攻でも選択科目として受講可能です(※選択科目の場合は内容が少し異なります)。

キャリアをさらに加速させる実践プログラム

カーティン大学では、クリニック以外にもビジネスの現場を体感できる科目が選択科目として用意されています。

  • インターンシップ 大学の事前承認を得た企業で、実際の組織の一員として実務に就きます(※Taxation専攻以外で選択可能)。現地のコネクション作りには欠かせないプロセスです。受講には、大学院の基礎科目を一定数以上クリアしていることなどの条件があります。

  • スタディ・ツアー(短期研修) 教員と一緒に特定の国や地域の産業クラスター(集積地)を訪問し、グローバルなビジネス環境を肌で学ぶフィールドワーク。複数の企業を俯瞰して見られるため、マクロな国際ビジネス感覚が養われます。 ※渡航費や滞在費などの自己負担、事前の申し込みや選考(CWA基準や面接など)が必要です。また、留学生はビザ条件の確認が必要となります。単に現地に行くだけでなく、渡航前のリサーチや帰国後のレポート・プレゼン(査定対象)もしっかり組み込まれた本格的なプログラムです。

あなたに合うメジャーの選び方

1年目の基礎を学びながら、次の「3つの軸」で自分に問いかけてみてください。

「CPA」の肩書きを最短・最速で取りたい!

CPA Australia Major一択。タフですが、2年間全力を尽くせるストイックな人向け。

英語や会計の基礎に少し不安がある。就活やインターン、現地生活も楽しみたい!

Advanced Accounting Majorが選択肢になります。GPA(成績)を高く保ちやすく、現地での就活に必要な「実務経験」や「人脈作り」にリソースを割けます。

会計にプラスアルファの「一芸(武器)」を掛け合わせたい!

  • ITやデータ分析が好きなら Digital Technologies & Data Management Major
  • 法律や税金のパズルが好きなら Taxation Major
1年目の授業を実際に受けてみて、「自分のキャパシティ」や「現地の就活状況」をリアルに体感したあと、コースアドバイザーと相談して最終決定するのが一番賢い戦略です。

留学相談&お問い合わせ先

オーストラリア留学センターのカウンセラーはオーストラリア政府公認の教育カウンセラー資格PIER(Professional International Education Resources)を保持しており、オーストラリア留学のアドバイス、進学プラン提案をする上で高い専門知識を保有するプロフェッショナルであるQEAC(豪政府認定教育エージェントカウンセラー)として正規登録されています。

カーティン大学を含む全豪28大学の公式出願窓口として、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しており、学力、英語力、希望内容、ご予算など詳しくお伺いしたうえで、おひとりおひとりに合う大学をご提案します。

オーストラリアの大学・大学院進学は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。


※備考※
・本記事は2026年6月現在の情報に基づいており、コースの内容
や入学基準などは変更されることもございますのでご留意ください。
・学費・奨学金制度は毎年改定されます。本記事では2027年度学費・2026年度の奨学金制度をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=115円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。


豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号S629)
日本の大学で経済学を学び、金融業界で働いた後、2012年にオーストラリアへ渡りました。ワーキングホリデーで大自然の中での仕事を経験し、「やりたいことは全部やる」をモットーに過ごした1年間は、私の人生観を大きく変えました。 その後、IELTS6.5を取得し、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)を卒業。現在は、会計業務に携わっています。

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