オーストラリアの正看護師資格を目指すために オーストラリアの大学または大学院にて、看護学の受講を希望する学生も多いですが、同時に、助産学についての問い合わせも多く寄せられています。
留学生が、オーストラリアで助産学を学ぶ場合、助産学士号(Bachelor of Midwifery ・3年)か看護学とのダブルディグリー(Bachelor of Nursing & Bachelor of Midwifery ・4年)で学ぶしかありませんでした。
しかし、2024年から カーティン大学にて Master of Midwifery (2年)が開講します。
修士号から助産学への進学を検討していた留学生には朗報です。
カーティン大学は、医療系学科(看護、理学療法、作業療法など)では、オーストラリア内外、とても評価の高い大学の一つです。
そのカーティン大学での助産学は、医療系コースにまた一つ新しい選択肢ができたと言って良いでしょう。
今までは 留学生が大学院(修士)で「助産学」の選択肢はなかった
現時点で オーストラリアの大学にて留学生が入学できる 助産修士号は、キャンベラ大学にて開講中です。
しかしながら、オーストラリアの正看護師資格(Registered Nurse)を持っている方のみが出願資格があります。
その他、2年の Master Degree では ニューカッスル大学、チャールズ・ダーウィン大学にコースがありますが、留学生には開講していません。
1〜1.5年の Graduate Diploma in Midwifery は、シドニー工科大学、西シドニー大学、ディーキン大学、エディスコーワン大学、ジェームズクック大学、フェデレーション大学(旧バララット大学)で開講していますが、正看護師資格保持者であり、且つ、いずれも留学生には開講しておらず、オーストラリア国籍または永住者のみのコースとなっています。
つまり、本記事でご案内する 2024年から開講の カーティン大学 Master of Midwifery(Graduate Entry) は、全豪で初の留学生も入学できる、且つ、過去の学士号の学部不問(看護師資格などは必要ありません)なのです。
こんな人におすすめ
・日本で看護師(大卒)でオーストラリアの助産師資格を目指している
・日本で大卒だがキャリアチェンジを考えている
・オーストラリアの大学にて学士号を修了された方
Master of Midwifery (Graduate Entry)

カーティン大学の Master of Midwifery (Graduate Entry) は、オーストラリアの正看護師・助産師協会認定の正助産師資格の登録を目指すためのカリキュラムになります。
(認可:Australian Nursing & Midwifery Accreditation Council と Australian Nursing and Midwifery Board)
2年間のコースの内容は、理論と 1000 時間以上の臨床実践(監督の元)をミックスした内容になり、物理学、生物学、心理学、社会科学分野をカバーしています。
臨床実習は、各学期ごとに 4 ~ 6 週間で組まれており、実際の産科施設でのフルタイムの臨床実習となります。また、大学内では、学期ごとに 2 ~ 3 週間のフルタイムの助産専門の対面ワークショップもあり、臨床実習と対面ワークショップで実践的なコース内容となっています。
コース概要と出願条件
コース名 |
Master of Midwifery(Graduate Entry) |
入学条件 |
学士号(分野不問)を WAM 70%以上の成績で修了、且つ、学士号にて Human Biology と Research(研究)科目を履修していること。
過去、同科目を履修されていない場合は、事前にオンラインで同科目分野を別途履修することで条件を満たすことも可(詳細は要問合せ)。
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英語条件 |
IELTS(Academic) 7.0以上(各7.0以上)必須 *語学学校 EAPコース経由の進学は不可 |
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入学時期 |
2月、7月(2024年度)、7月のみ(2025年度以降) |
コース期間 |
2年 |
コース学費 |
年間 A$36,603(2024年度) |
入学枠は非常に狹き門
新しく留学生も入学できる 助産修士号ですが、実際に日本人留学生にとっては非常に狭き門です。
コース枠(留学生) | ・コース席は、年間20名
・2024年度入学 2月開始(10名)、7月開始(10名)
・2025年度以降の入学 7月開始のみ(20名) |
注意点 | ・出願時に英語力証明必須
・条件付きオファー(Conditional Offer)は発行されません。
・進学英語コース経由の進学不可 |
確実にコース席を抑える ポイントとしては、英語力条件である IELTS Academic Overall 7.0(All 7.0)以上の英語力証明を早期にクリアすることがまずはスタートになります。
仮に本コースを最終目標として、留学自体を IELTS All 7.0クリアを目指しての語学留学から開始しても、、、
・コース席が年間 20名しかないこと
・Conditional Offer が発行されないこと
・英語コース受講中に次年度の募集が締め切られる可能性が高い
などから、まずは日本で IELTS All 7.0 のクリアを目指し、その後にコース席のある日程で、出願開始をオススメします。
カーティン大学への出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受験してください
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
カーテン大学のMaster of Midwifery は IELTS Academic All 7.0は必須です。コース席が僅かなため、スコアをクリアされたら直ぐに出願手続きの申し込みに進みましょう。
2. 出願書類4点をご準備ください
出願には下記4点の書類をご準備ください。
- 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
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3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。当社にて出願手続きをスタートします。
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・本記事は2023年2月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2023年度学費をご案内しております。