オーストラリアに持込めない物


持ち込めないものは、どこで没収されるか?

オーストラリアへ留学する際、現地ではなかなか入手できない日本の食料品や、ホームステイへのお土産を持ち込まれる方がいます。しかし、オーストラリアを含め、どの国にも検疫と呼ばれる、「入国時に持ち込む物の確認」が行われ、オーストラリアに持ち込む物によっては、申請する必要があります。

具体的な申請の流れとしては。まず、機内で受け取る”入国カード”に申請内容を記入します。「入国カードは、すべてNOを選べばよい」というような事を言う方もいらっしゃいますが。オーストラリアの検疫審査は非常に厳しい審査です。食品、植物、動物製品、薬を持参する場合は、必ず該当する欄をYESにしてください。

この入国カードは、5番の税関及び、検疫審査の際に提出し、持ち込む物の申告を行います。

オーストラリア到着から入国までの流れ

1. 機内で入国カード(Incoming Passenger Card)を受け取り、記入。

2. オーストラリアに到着

3. 入国審査

日本のパスポート保有者の場合はスマートゲート(Smart Gate)の利用が可能です。セルフサービスの入国審査機にパスポートを挿入し、必要事項に回答してください。日本のパスポートの場合は日本語で表示が表示されるので、入国時の英語力に自信がない方も安心してください。


手続きが終わると紙のチケットが出てくるので、パスポートと併せて忘れずに受取り、入国審査場へ移動します。入国審査場にはゲートがありますので、機械にチケットを挿入し、指示に従って顔写真を撮影します。問題なければゲートが開きます。


スマートゲートが利用できない場合などは入国審査官のいる窓口へ進み、入国審査を受けてください。


4. 出発時に預けた荷物のうけとり

5. 税関及び、検疫(入国カードの提出)

入国カードのすべての質問にNOと回答した場合は、”Nothing Declare”と書かれた緑のランプの出口へ向かってください。


食品、植物、動物製品、薬を持参しており、入国カードに1つでもYESと回答した方は、”Goods to Declare”と書かれた赤いランプの出口へ並んでください。検疫検査官が入国カードを確認し、何を持っているのか尋ねるので、持っているものを答えてください。「〇番の列に進んで」と指示があるので、指示された番号の列に並びます。そのまま到着ゲートへ進む場合もあれば、X線検査を受ける、荷物を開けるなどの検査を受けることもあります。検査を受ける場合も問題がなければ到着ゲートへ進みます。


食品など一部の持参品については、荷物の受け取りを待っている間にスタッフから確認してもらえる場合もあります。その場合に進む出口は、そのスタッフの指示に従ってください。


6. 到着ゲートをくぐり、到着ロビーへ

7. 空港からホームステイ先(宿泊場所)に移動

申告すべき物かどうかわからない

オーストラリアの検疫規定がわからず、持ち込んだ物が検疫対象となるかはっきりしない場合は、とりあえず申告しましょう。仮に申告しないで良い物を、申告したとしても罰金などはありませんから、検疫官に確認するのが一番確実です。

申告を行わないと

仮に申告を忘れたり、見つかることを恐れて虚偽の申告を行った場合、法律違反で捕まる場合があります。空港で発覚した場合は、1単位あたりA$330、最高でA$6,600の罰金が科されます。また、悪質な場合は,当該物品を所持していた人のビザがキャンセルされ,オーストラリアへの入国が禁止されます。この規則の下でビザがキャンセルされた場合,その後3年間に渡って新たなビザは付与されませんので、くれぐれも注意してください。

申告しなければならない品目

下記の項目に記載されている物は、入国時に申告が必要です。
食品 調理済み及び生の食品と材料
乾燥及び生の魚や魚介類で、寿司及び魚卵を含む
乾燥及び保存果物。梅干し(販売用に製造されほうそうされたものであること)
乾燥及び保存野菜で、漬け物やキノコ類をふくむ
インスタントヌードルを含む麺類やご飯類
ソース、ドレッシング、調味料
機内食を含むレトルト食品等の加工食品
ハーブとスパイス
漢方薬、伝統薬、治療薬、トニック、ハーブティー
スナック類
ビスケット、ケーキ、菓子類
紅茶、コーヒー、ミロやその他の乳製品
市販薬、処方された薬
動物製品 羽根、骨、角、牙(清潔で細胞組織が付着していないこと)
皮、獣皮、毛皮(太鼓や楯を含め、生皮は処理が施されていない限りは持ち込み禁止。)
羊毛や獣毛(原毛、紡ぎ糸、工芸品を含む)
剥製の動物及び鳥類(一部の品種については絶滅危惧野生生物法により持ち込みが禁止されている場合があり)
ジュエリーや土産品を含む貝殻類。サンゴ礁については絶滅危惧野生生物法により持ち込みが禁止)
蜂蜜、ハニーコム、ローヤルゼリー、ビーワックス等の蜜蜂製品。ポレン(花粉)は持ち込み禁止
獣医用器具や薬品、羊毛刈りや食肉処理用器具、サドルその他馬具、動物用カゴ、鳥カゴ類の動物関連用具で使用済みの物
ペットフードやペット用のおやつ。生皮でできた犬用咀嚼製品を含む。魚の餌は持ち込み禁止
植物やその一部を使った品物 塗料の塗ってある物や漆製品を含む木製品や彫り物(樹皮は持ち込み禁止のため、没収ないしは処理を要します)
植物でできた工芸品、芸術品、骨董品
植物でできたマット、バッグ、その他製品、ヤシの葉でできた物も含む(バナナの葉でできた製品は持ち込み禁止)
麦わらを用いた製品及び包装材
竹、籐、ラタンでできた籠や家具類
ポプリやココナッツの殻
種でできているか、種の入った物品
クリスマス用デコレーション、リース、装飾品(松ぼっくりは持込み禁止)
ドライフラワー
生花やレイ(バラ、カーネーション、菊等茎からも繁殖可能な花は持込み禁止)
その他の物品 動物ないしは植物でできたクラフト類やホビー製品
使用済みのスポーツ、キャンプ道具で、テント、自転車、ゴルフ用具、釣り具を含む
土、糞、植物の付着した履物・ハイキングブーツ
※備考※
・このページは2025年5
月現在の情報に基づいています。

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I008)
2025年現在ブリスベンで生活中。主に長期留学、専門学校留学、大学留学などの相談を担当させていただいており、留学中のサポートはもちろん、生徒さんのキャリアを考慮し進学プランをお伝えしています。また、社内一のコーヒー好きなため、カフェ情報もお伝えしています。出来るだけ多くの方に有意義な情報が提供できる&ムードメーカー的な立ち位置に滑り込めるよう、日々奮闘中です。 このカウンセラーに質問する

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