世界には、水質汚染、気候変動、生物多様性の減少など、さまざまな環境課題があります。
こうした問題に向き合うためには、環境について知識を深めるだけでなく、実際に自然環境を調査し、データを集め、科学的な視点から状態を評価する技術も欠かせません。
「自然や生き物が好き」 「環境問題について、もっと専門的に学びたい」 「海外で英語を使いながら、実践的な知識や技術を身につけたい」
そんな方に知ってほしいのが、オーストラリア・西オーストラリア州、
パースのTAFE で学べる、Diploma of Environmental Monitoring and Technology(
環境モニタリング技術ディプロマ ) です。
担当講師のGun先生
TAFEの環境モニタリングコースとは?
このコースは、
環境の状態を科学的に調査・測定し、得られたデータを環境保全や環境管理に役立てるための専門技術を学ぶ プログラムです。
例えば、河川の水質を調べたり、土地の土壌を採取して分析したり、事業活動が周辺の自然環境に与える影響を評価したりする場面で、環境モニタリングの技術が活用されています。
環境を守るためには、問題が起きてから対処するだけでなく、環境の変化を継続的に把握し、データに基づいて適切な対応を考えることが重要です。
このコースでは、そうした環境調査や管理を支えるための実践的な技術を学びます。
実際に学んだ学生さんのインタビュー
North Metropolitan TAFEの「International Student of the Year Award」を受賞されたSonam Wangchukさん(ブータン出身)
VIDEO
また授業内では、地域で行われる環境イベント、市役所、ロイヤルパース病院、ホワイトマンパークなどの地域の企業と共同して進めるプロジェクトへの参加などもあるので、オーストラリアの環境へ対する考え方、対策がローカルの企業を通して学ぶ事ができます。
こちらのコースではローカルのオーストラリアの学生に加えて、ブータン、インドネシア、南アメリカ、アフリカ、ドイツ、カナダからの海外留学生も学んでいました。多くの学生は、こちらのTAFEのコースで実務的な学習をし、その後にカーティン大学(Bachelor of Science, Bachelor of Agribusiness)、エディスコーワン大学(Bachelor of Science)に編入をする学生が多いそうです。
具体的に何を学ぶの?
このコースの特徴は、環境問題を理論として学ぶだけでなく、調査・測定・データ分析など、実際の環境調査に必要な技術を身につけることです。
① 環境調査とサンプリング
環境の状態を把握するためには、適切な場所でサンプルを採取し、正確な情報を集めることが大切です。
コースでは、現場での環境モニタリングやサンプリングに関する技術を学びます。
例えば、次のような調査に関わる知識や技術です。
水や土壌などのサンプル採取
環境の状態を把握するための現場調査
調査時の安全管理や適切な作業手順
自然環境を観察するだけでなく、調査結果を科学的に評価するための情報を集める力を養います。
② 環境データの処理と評価
環境調査では、サンプルを採取するだけでなく、得られたデータを整理し、その意味を考えることも重要です。
コースでは、環境データの処理・提示や、現場の環境指標の評価などを学びます。
測定した数値や観察結果を整理し、環境の状態や変化を把握するための基礎を身につけます。
こうした技術は、環境の変化を客観的に捉え、環境管理の判断材料を提供するうえで役立ちます。
③ 環境管理とリスク評価
企業の活動や土地の開発などは、周囲の自然環境に影響を与える可能性があります。
そのため、環境への影響を把握し、適切な管理方法を考えることが欠かせません。
このコースでは、環境管理手順の適用や、プロジェクトの活動・工程に伴う環境リスクと影響の評価について学びます。
環境問題を理解するだけでなく、環境への負担を抑えるためにどのような対応が必要なのかを考える力につなげます。
④ 調査結果の報告とコミュニケーション
環境調査で得られたデータは、分析するだけでは十分ではありません。その結果を関係者に分かりやすく伝え、環境管理や対策に役立てることが重要です。
コースでは、環境データの報告や、顧客への環境情報の提供についても学びます。
調査・分析の技術に加え、結果を整理して伝える力も、環境分野で学びを深めるうえで重要な要素です。
科目詳細
Core Units|必修科目
Unit Code
Unit詳細
科目詳細
MSL943004
Participate in laboratory or field workplace safety
実験室または現場作業における安全管理に参加する
MSL952001
Collect routine site samples
現場で定期的なサンプル採取を行う
MSL974022
Undertake environmental field-based monitoring
現場での環境モニタリングを実施する
MSMENV472
Implement and monitor environmentally sustainable work practices
環境的に持続可能な作業方法を実施・監視する
MSS024026
Apply environmental management procedures
環境管理手順を適用する
MSS024027
Participate in environmental field work
環境に関する現場調査に参加する
MSS024028
Process and present environmental data
環境データを処理・提示する
MSS025030
Assist with assessing site environmental indicators
現場の環境指標の評価を支援する
MSS025031
Assess the environmental risk and impact of a project activity or process
プロジェクトの活動や工程に伴う環境リスクと影響を評価する
MSS025032
Report environmental data
環境データを報告する
MSS025033
Provide environmental information to customers
顧客に環境情報を提供する
Elective Units|選択科目
Unit Code
Unit詳細
科目詳細
AHCECR502
Conduct biological surveys
生物調査を実施する
AHCPCM510
Collect and classify plants
植物を採取・分類する
MSS024029
Collect spatial and discrete environmental data
空間環境データおよび個別の環境データを収集する
MSS024032
Document simple geological information for a site
現場の基本的な地質情報を記録する
MSS025024
Produce site maps
現場の地図を作成する
MSS025029
Perform sampling and testing for site contamination
現場の汚染に関するサンプリングと検査を実施する
MSS025034
Collect and evaluate groundwater data
地下水データを収集・評価する
MSS025035
Perform sampling and testing of soils
土壌のサンプリングと検査を実施する
MSS025036
Plan and conduct environmental project work
環境プロジェクトの作業を計画・実施する
学んだことを将来どのように活かせる?
環境モニタリングの技術は、環境についてさらに学びたい人にとって、専門性を高めるための基礎になります。
環境科学や関連分野への進学
大学で環境科学、生態学、環境管理などを学ぶことを考えている人にとって、環境調査やデータ評価の手法を学ぶ経験は、専門分野への理解を深めるきっかけになります。
TAFEで実践的な技術を学んだ後、大学でより高度な理論や研究手法を学ぶ進路も考えられます。
ただし、TAFEから大学への進学条件や単位認定は、大学や学部によって異なります。進学を希望する場合は、事前に希望する大学の条件を確認することが大切です。
環境保全やサステナビリティへの理解
環境モニタリングで学ぶ調査・測定・評価の技術は、自然環境の保全、資源管理、環境リスクの把握など、幅広いテーマを理解するうえでも役立ちます。
環境問題に関わる仕事を目指す場合も、まずは環境の状態を正しく調べ、データに基づいて考える力を身につけることが重要です。
このコースは、将来の専門分野を考えるうえで、環境に関する知識と実践的な技術を学ぶ機会となるでしょう。
TAFEから大学編入へのメリット
VIDEO
こんな方におすすめ
このコースは、次のような関心を持つ人に向いています。
自然環境や生き物について学ぶことが好き
水質、土壌、環境汚染などの問題に関心がある
理科やデータを使った分析に興味がある
調査や実験など、実践的な学習に取り組みたい
英語で専門分野を学ぶ経験をしてみたい
将来、環境科学や環境保全などの分野をさらに学びたい
環境問題への関心は、必ずしも最初から明確な進路につながっている必要はありません。
「自然を守るために、どのような技術が使われているのだろう」という疑問から、専門分野への学びが始まることもあります。
このコースは、そうした興味を、環境調査や測定、データ分析といった具体的な学習へと発展させる機会になります。
コース費用(2027年度)・入学条件
コース
Diploma of Environmental Monitoring and Technology
キャンパス
イーストパース
入学
2月
期間
1年(2セメスター)
費用
A$13,140(日本円で約1,484,820円)
オリエンテーションで、別途、教材費A$850(日本円で約96,050円)のお支払いが必要です
英語
IELTS6.0(各セクション5.0以上)
学歴
高校の3年次を卒業していること
パースのTAFE、East Perthキャンパスで学ぶ
西オーストラリア州立TAFEのイーストパースキャンパスは、パースシティ中心から無料バスで10分ほどの所にあります。こちらのキャンパス内には、連邦政府と州政府が1,700万ドルを共同出資して建てたグリーンスキルズトレーニングセンターがあり、そのビルではエネルギー、水を全て自発供給していることから、グリーンレーティングの6つ星評価を受けました。
<交通>
ミッドランド線のClaisebrook駅から徒歩5分。または、パース駅から無料CATバス(Yellow)で約10分、そこから徒歩ですぐ。
環境への関心を、専門的な学びへ
環境問題に向き合うためには、問題を知ることに加えて、環境の状態を調査し、データを集め、科学的な視点から評価する技術も重要です。
パースのTAFEで学べるDiploma of Environmental Monitoring and Technologyは、環境調査、サンプリング、データ処理、環境管理など、環境モニタリングに関わる技術を学ぶコースです。
自然や生き物が好きな人、環境問題についてもっと深く学びたい人、将来は環境科学や環境保全などの分野を目指したい人にとって、専門的な学びを始める選択肢の一つとなるでしょう。
海外で英語を使いながら、自分の興味がある分野を実践的に学ぶこと。それは、将来の進学や専門分野を考えるうえでも、新たな視野を広げる経験になります。
オーストラリア留学センターは卒業まで見守るエージェント
オーストラリア留学センターは、TAFEへのご入学相談から、入学手続き、現地サポートを卒業まで無料でサポートをさせて頂きます。
TAFEへ入学をするにはIELTS6.0以上の英語力が必要ですが、現地の語学学校から進学したい、具体的な出願方法を知りたい、その他、ご質問がある方はぜひこちらからお問い合わせください。
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・興味のある分野
オーストラリアで学びたい分野や将来の仕事。決まっていない場合でも問題ありませんので、お気軽にご相談ください。
・学歴
最終学歴の修了資格と卒業(予定)時期。
・英語力
IELTS(アカデミック)やTOEFL iBT等の得点をお持ちの場合は、合計得点と各セクション(RWSL)の得点。
<ご注意点>
※上記費用や情報は、2026年10月16日現在のものとなり、今後予告なく変更されることもあります。
※実際に履修できる科目は、開講年度や学校の提供状況によって異なります。