アデレード大学で学ぶ材料工学 – Materials Engineering

Materials Engineering – 材料工学とは?


オーストラリアで材料工学(Material Engineering)とは何を学ぶ学問でしょうか。

人間は何かのモノを作るとき、必ず ” 材料に何を使うか?” を考えます。すべてのモノは材料がないと作ることができないからですね。

現代のモノづくりでは軽量&安価に大量生産できる材料が必要不可欠となっている反面、宇宙分野、医療分野 など特殊なフィールドのみで活躍する材料もあります。それらの材料の特性を解明、材料の開発、社会のあらゆるモノづくりの場で必要とされている材料を学ぶのが、材料工学(Material Engineering) です。

そのため材料工学は、工学全体の基盤となる学問と言えるでしょう。

材料工学(Material Engineering)と材料科学 (Materials Science)の違い


材料工学(Material Engineering) と 材料科学 (Materials Science) は混同されがちですし、確かに多くの重なる部分が多い2つの学問ではあります。

材料工学は 材料を作る際の 「プロセス技術」が主たる分野になり、分析評価技術に加え、特定産業における材料生産での対費用利潤の評価などを学びますが、大きく分けて Material Engineering = 材料を作る、Materials Science = 材料の性質の研究、と考えられています。

かつては 金属材料(金属学など)が主体でしたが、現在では様々な材料の出現で分かれていた分野が統合したため包括的に学べる学問が必要となります。
双方とも大きく重なる学問ではありますが、工学の視点(材料を作る・開発する)からが、Material Engineering、科学からの視点が Material Science(材料における性質や自然現象の影響など) と言えるでしょう。
*大学によっては双方が混在している場合もあります。

アデレード大学で学ぶ 材料工学修士号 – Master of Materials Engineering


オーストラリアの大学では、材料科学(Materials Science)のコースはいくつかの 大学にて開講していますが、材料工学(Materials Engineering)は実は多くはありません。

南オーストラリア州にある アデレード大学にて Master of Materials Engineering
が開講しています。 アデレード大学の Master of Materials Engineering では、実生活インターフェース(Real world Interface )で有効な 材料工学を中心にハイレベルの知識と実用的な研究スキルを学べる様にコースが組まれています。

その、アデレード大学で学ぶ Master of Materials Engineering は、全豪の中ではトップレベルの研究所の一つ、アデレード大学 エンジニアリング研究所(University’s state of the art engineering research labs)施設の利用も含め、エネルギー& 触媒材料センター(the University of Adelaide Centre for Materials in Energy and Catalysis) や、 ARC (Australia Research Council) Research Hub for Graphene Enabled Industry Transformation などの研究職員が メンターとして学習のサポートをしてくれます。

また、材料工学の学問分野を3つの主専攻から、より深く専門的に学ぶこともできます。

3つの専攻リスト
  • Energy : エネルギーの生成と貯蔵のための材料(例:リチウムイオン電池、太陽電池、燃料電池、水素電池など)
  • Quantum : 発光ダイオード(LED)や高エネルギーダイオードの製造に使用できる量子材料
  • Optical : ヘルスケア分野および医療用光学材料

また上記の主専攻に関わるアデレードのエンジニアと科学者をスーパーバイザーにリサーチプロジェクトを通じて、さらに研究を深めることもできます。


大学アデレード大学(The Unversity of Adelaide)
コース Master of Materials Engineering
期間 2年間
入学2月/7月
学費$44,500 × 2年間=$89,000(約623万円)
英語IELTS6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 79以上(listening 13, reading 13, writing 21, speaking 18)

留学相談&お問い合わせ先


当社オーストラリア留学センターはアデレード大学を含め全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願てつづき、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
※備考※
・本記事は2020年3月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2020年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=70円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。

TAFE留学で必ず得られる4つのこと


もっと磨きたいと思っている技術、増やしたい専門知識、学んでみたかったことはありませんか。英語を使ってTAFEでそれを実践的に学んでみませんか?

生涯の武器を得、英語力をさらに伸ばし、同じ興味を持つ仲間に出会い、成長できる経験がTAFE留学でできます。また、それを将来に活かすことができます。


実際にTAFE留学をしたからこそお伝えしたい、”TAFE留学で必ず得られる4つのこと”をコース中に書いていたブログと共にお伝えします!

1.技術・知識を得た

専門学校に行くんだから当たり前と思われるかもしれませんが、どのような内容の授業を受けるのかというのはとても大事なことです。

TAFEは州立の職業訓練専門学校です。すなわち実際に社会に出て働くことが想定され、その現場で必要なスキルを実践的に学んでいくカリキュラムが組まれています。

そしてTAFEの教育は、AQFというガイドライン・基準がしっかり守られています。オーストラリア政府が査定と認定をした基準の高い教育を受けることができます。


実際に1年間TAFEに通学してみて一番良かったポイントは上記の通り、「授業が実践的だった」ことでした。座学ももちろんありますが、それよりも身体と頭と手を動かしながら作業をする実技の時間の方が断然長く、勉強する内容を頭にも身体にも染み込ませることができました。


また、先生たちは「先生」でもありますが、その分野のプロフェッショナルです。教科書上のことだけではなく、実際現場で必要となる実用的な技術・知識、また業界について沢山教えてくれました。自分が疑問に思うことも質問をすると即座に解決できるのも素晴らしいポイントです。

オーストラリアらしいオープンマインドな先生に囲まれ「こんなものを作りたい」に一生懸命応えてもらいました。


2.専門分野の英語・コミュニケーション力を得た

”専門的な勉強をするなら、日本で母国語で学んだ方が分かりやすくて良いのでは” 

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、知識・技術もあり、なおかつ英語を使って働けるということは大きな強みです。

このページを見てくれている方は留学にご興味があると思うので、お分かり頂けると思いますが、グローバル化が進み、ますます海外が身近になって、またオンラインで世界中の人と即時につながれる今こそ、英語で専門分野を”働く”前提で勉強することは、今後のキャリアをうんと広めてくれます。

TAFE入学には英語力審査がありますが、そのスコアを自力、もしくは語学学校で伸ばしたら、実際に学びの場で沢山使って練習していきましょう。


TAFEはコースにもよりますが、ローカルの学生が多く在籍しています。ネイティブのクラスメイトとの会話は留学生同士の英語とはまた違います。その環境に頑張って慣れていくと、自然に前よりもグッと耳がよく、口が回るようになっている自分に気付くはずです。

また、普段のコミュニケーションはもちろんですが、授業では専門用語にも多く出会います。この単語を使うんだ、こんな時にこんな言い回しをするんだな、ということも学ぶことができました。これは独学で掴むのはなかなか難しいポイントだと思います。


そして授業では実技の他にプレゼンテーションやディスカッション、論文やレポート提出も行われます。人前で英語を話すこと、説明すること、きちんとした英文を書くこと、どれも社会に出れば絶対必要なスキルです。先生やクラスメイトたちの前で練習できるというのはとても貴重な機会です。


3.好きなことが同じ仲間を得た


コースに集まるクラスメイトたちは、同じ興味を持っている仲間です。好きなことが同じということで、言語を超えて、親近感が高まりますよね。

その仲間たちと時間をかけて色んな場面を共有して、同じ課題に取り組んで、授業外でも頑張ってるところを見たり…他愛のない話をしたり遊びに行って、だんだん個性が見え、素敵な所がどんどん分かっていくと、安心して打ち解けることができました。

そんな友人たちに出会えるというのもTAFEの魅力です。

学期ごとにクラス替えがあったりするので更に多くの先生や友人たちに出会えたのも嬉しいポイントで、学校生活が更に楽しくなります。

同じことが好き、興味の似ているクラスメイトは単に友達というだけでなく、良い刺激を与えてくれる同士でもあります。TAFEは高校を卒業したての方から50代くらいまで幅広い年齢層のローカルの方が在籍しており、沢山の個性的な友人たちから良い学びをいっぱい受けたと思います。それぞれみんなが、色んな想いや夢を持ってTAFEに集まっていますよ。

もちろん卒業した今も、興味のあるイベントには一緒に行き、何でも話せ、お互いの夢を応援しあえる良い仲間のままです。

4.ひたすら一生懸命な時間で、卒業時に自信を得た

TAFEでの勉強は楽しいだけではありません。課題が多くて、提出期限が迫ってきて大変なことも、辛いこともあります。もちろん自分が授業に出席しないと、また課題を全部出さないと卒業できません。英語も課題も必死でした。

でも勉強しているのは自分の好きなこと。TAFEでの留学期間は好きなことにめがけて一生懸命になれる時間になります。

やりたいことを教えてくれるプロがいて、機材が全て揃ってている施設で、オーストラリアならではののびのびとした環境で思いっきり学べます。

そして、コースを全部やりきったからこその卒業。留学においての卒業式とはなんなのか。学業以外も、留学準備や海外生活、全て乗り越えました。それは間違いなく、“自分の大進歩がわかる時間”です。



留学相談&お問い合わせ先

留学のタイミングや期間は人それぞれです。もしやりたいと思っていることがあるのであれば、TAFE留学に挑戦して欲しいと心から思います。

オーストラリアのTAFE入学シーズンは2月・7月です。2023年2月の留学に向けて今からプランを考えてみませんか?

TAFEは各都市に様々なコースがあります。気になる分野のコースについて、入学までのステップ等、ひとつひとつ一緒に準備を進めていきましょう。


オーストラリアのTAFE進学にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせフォームからご相談下さい。

【重要/オーストラリア全支店】ご来社相談お休みのご案内

弊社オーストラリア留学センターの全6都市支店につきまして、オーストラリア国内のコロナウイルスの感染予防および拡大防止につき、お客様の安全面を考慮し、下記の対応を取らせて頂きます。
皆様にはご不便をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解の程よろしくお願いします。

オーストラリア 6都市 各支店での「ご来社相談をお休み」させて頂きます。

3月23日(月)以降、オーストラリア国内6都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パース、アデレード)の各支店にて、ご来社相談はお休みさせて頂きます。
各支店の営業時間内は、各支店スタッフより リモート/在宅ワーク にて対応させていただきます。
基本的には、お電話、Eメール、SNS(LINE、Facebook)などでご相談承りますので、どうぞよろしくお願いします。

オーストラリア6都市 各支店とスタッフ連絡先については下記からご参考くださいませ。

シドニー支店
メルボルン支店
ブリスベン支店
パース支店
ゴールドコースト支店
アデレード支店

弊社現地サポートご利用のお客様へ
お荷物の受取り・お預けなどがある場合は、大変お手数ではございますが、事前に担当カウンセラーまでご連絡くださいませ。日程を調整の上、各支店にて対応させて頂きます。



▼下記、弊社から現在お伝えしているオーストラリアにおける新型コロナウイルスの最新情報になります。
こちらもあわせてご参考くださいませ。
【新型コロナウイルス関連情報】オーストラリアの状況について

状況が落ち着いてまいりましたら、各支店オフィスは通常営業に戻ります。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解頂きますようよろしくお願いします。

オーストラリア留学センタースタッフ一同

2つのビジネス修士で専門性を磨く~ウーロンゴン大学

雇用環境の複雑化やテクノロジーの発展等により、より高い専門性を身につけている人材が求められている現代。

そんな時代背景を受けて、ウーロンゴン大学(University of Wollongong)では、2年でビジネス系分野の修士号を2つ習得できるカリキュラムを提供しています。

2つの専門性を習得して、ご自身のキャリアにつなげられるウーロンゴン大学のビジネス修士をご案内いたします。

なお、1つの修士号で受講することもでき、その場合は1年4ヵ月のコース期間となります。

ビジネス系修士号

ウーロンゴン大学ではこちらの10のビジネス系修士を開講しており、2つの修士を組み合わせることができます。
                   
Master of Business:ビジネス
ビジネスの中でも特定の分野に絞らず、フレキシブルに科目を取ることができるコースです。最初に会計、マーケティング、マネジメント等のビジネスを学ぶ上での基礎科目を学び、その後、ご自身のご興味分野に応じてカリキュラムを組みます。
Master of Business Analytics:ビジネスデータ分析
企業活動において、情報の収集とその活用は欠かせないものとなっています。Business Analyticsでは、データ分析の技術や手法を理解し、ビジネスの意思決定にどのように活かしていくのかを学びます。
Master of Financial Management:ファイナンシャルマネジメント
企業活動を行う上で重要な資金調達や資金の運用。Financial Managementでは、ファイナンシャルシステムや財務諸表の分析等を通じて、企業価値をどのように高めていくことができるのかを学びます。
Master of Human Resource Management:ヒューマンリソースマネジメント
Human Resource Managementでは、組織形態やシステム、企業文化、リーダーシップ等を通して、いかに企業の競争力を高めていくかを考えていきます。人材採用ははもちろん、社員のパフォーマンス向上やスキルアップ、雇用関係の法的側面も含めて総合的に学ぶことができます。
Master of Innovation & Entrepreneurship:イノベーション&起業学
Innovation & Entrepreneurshipでは、アイディアをどのように持続的なビジネスとして発展させるのか、どのようにイノベーションを加速させるのかを学びます。起業家精神、デザイン思考、そしてアイディア・知識・技術を実際に役立てる方法を身につけることができます。
Master of International Business:国際ビジネス
International Businessでは、グローバルビジネスに対応できるよう、多国籍企業でのマネージャーポジションでのキャリアを想定し、多国間のマーケティング戦略、ファイナンスや多文化間のマネジメント、ビジネス戦略の展開等を学ぶことができます。
Master of Management:マネジメント
チームリーダーやマネジメントポジションでのキャリアを想定して、実践的カリキュラムが組まれているManagementでは、経営を通していかに企業の競争率や優位性を高めていくかを学ぶことができます。
Master of Marketing:マーケティング
Marketingでは、様々なマーケティング調査やマーケティングツールを活用し、どのように効果的なマーケティング活動を行うことができるかを学ぶことができます。マーケティング戦略の立案、消費者行動、コミュニケーションツール等の科目が開講されています。
Master of Supply Chain Management:サプライチェーンマネジメント
特に、グローバルな広がりを見せる流通システムの効率化は重要な課題となっており、Supply Chain Managementでは、原料の調達から販売までの生産・流通プロセスはをどのように最適化していくかを学ぶことができます。
Master of Project Management:プロジェクトマネジメント
Project Managementでは、企業活動におけるプロジェクトの立案、計画、実施、評価の一連の流れをマネジメントし、プロジェクトの成功に導く知識・スキルを身につけることができます。

カリキュラム構成

2つの修士号では、合計で18科目を勉強します。
4つの基礎科目 – Accounting and Financial Management
– Principles of Marketing Management
– Organisational Behaviour and Management
– Operations Management
5つのコア科目 専門に応じて5つのコア科目を勉強します。Supply Chain Managementは、7つのコア科目となります。
1つのリサーチ科目 専門に応じて、プロジェクトベースでの研究活動を行います。
2つの選択科目 分野を問わずビジネスコースで開講されている科目から、ご興味分野に応じて2つの科目を受講します。Supply Chain Managementでは選択科目はありません。
1つ目の修士号で12科目を勉強して、そのうちの6科目を2つ目の修士へ単位移行することができます。基本的に2つ分野の組み合わせは自由ですが、Supply Chain Managementのみ、1つ目の修士号として受講する必要があります。

入学情報

ウーロンゴン大学のビジネス系修士号の入学条件をご案内いたします。
入学月 2月, 5月, 8月の年3回
キャンパス ウーロンゴン or シドニー市内のキャンパス
学費 【2つの修士】1学期11,772ドル(約88万円) x 6学期(2年)

【1つの修士】1学期11,772ドル(約88万円) x 4学期(1年4ヵ月)
英語力条件 IELTS6.5(各セクション6.0以上) or TOEFL iBT86(リーディング・ライティング18, リスニング・スピーキング17以上)
入学条件 【Supply Chain Management】ビジネス、エンジニアリング、数学、IT系の学士号を50%以上の成績で修了していること。

【その他のコース】50%以上の成績で学士号を修了していること。
英語力が不足している場合、UOW Collegeで開講されている進学用コース、English for Tertiary Studies(ETS)で学び、英語力条件を満たすこともできます。ETSには6週、12週、18週の3種類があり、それぞれの英語力条件と学費はこちらとなります。
 
ETS6週 【英語力】IELTS6.5(リーディング or ライティングのどちらかが6.0と5.5以上)
【学費】3,240ドル(約24万3千円)
ETS12週 【英語力】IELTS6.0(リーディングとライティング5.5以上)
【学費】6,480ドル(約48万6千円)
ETS18週【英語力】IELTS5.5(リーディングとライティング5.0以上)
【学費】9,720ドル(約72万9千円)

ウーロンゴン大学への進学

オーストラリア留学センターは、ウーロンゴン大学の日本の公式出願・相談窓口として、学校と密に連携をとりながら皆さまのウーロンゴン大学進学をお手伝いをさせて頂いております。

進学のご相談からお手続き、ご出発に向けてのご準備、そして現地でのサポートまで基本的に無料となっておりますので、お気軽にご利用ください。

ウーロンゴン大学のビジネス修士号にご興味をお持ちの方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。

※上記は2020年3月12日現在の情報に基づいており、今後予告なく変更されることもございますので、ご留意下さい。
※ご参考の日本円は1ドル=75円換算としておりますが、実際の為替はお客様のお支払い時のご利用の金融機関の為替レートが適用されます。



実習で使えるスキルを身に付ける! TAFE SA 自動車整備士コース

オーストラリアは日常生活のおいて車が必需品の車社会です。また、オーストラリアでは古い車もたくさん走っているため、自動車整備士の活躍の場はとても多いです。


自動車整備士とは?

ご存知の方も多いとは思いますが、その名の通り車の整備をする職業です。自動車の不具合箇所を診断・修理し、定期的なメンテナンスも行います。主な就職先としては自動車整備工場、自動車販売店から損保保険会社、空港会社そしてレーシングチームなどなど様々です。

今回は、実践的な授業が高く評価されている南オーストラリア州立専門学校、TAFE SAの自動車整備士コース(Automotive Program) についてご紹介します。

自動車整備士コースのキャンパスと施設



自動車整備士コースは、TAFE SAのRegencyキャンパスで開講されています。アデレード市の北、車でおよそ40分の場所に位置します。



こちらのキャンパスには、南オーストラリア州にある学校で最大規模を誇る自動車整備施設が備わっています。
本格的な施設を備え、さながら 自動車整備工場 そのままを再現しています。





車の塗装する施設も備えられており、学生もここで塗装技術を学びます。



下記の写真の施設は、アデレードにある整備工場の整備士たちがこの施設を利用するために、TAFE SAのキャンパスに訪れるほど、最新設備となります。この施設の中に車を置き、隣の部屋にあるスクリーンで車の温度やエンジン音に異常がないか確認できるものとなっています。




自動車整備士コースについて

TAFE SAは実践的な授業内容が高く評価されていますが、その中でも 自動車整備士コースはとても人気です。
2020年度7月入学枠も定員に達していますので、現時点からの出願は2021年1月入学からとなるほどです。

TAFE SA の自動車整備士コースでは、実際に利用する本物の施設や機械を使いながらの授業になるので、卒業後は即戦力として活躍することが出来ます。
以前にキャンパス視察に伺ったたいには、整備中の車のボンネットの中身(エンジンルーム)の説明や、この部品を修理するためには、どの道具を使うか?などの説明を行っていました。教科書を読むだけでは実際の現場をイメージしづらいと思いますが、TAFE SAの授業のように実際に車を使った授業だと現場のイメージがしやすくなると思います。




留学生はTAFE SAの自動車整備士コースに入学してから卒業する間に、一般的に下記の3つのコースを順番に修了することになります。
Certificate IIIから始まりDiploma を修了後、卒業というかたちで合計のコース期間は2年間になります。

コースCertificate III in Light Vehicle Mechanical Technology
期間1年間
開始1月,7月
学費15,500 ドル(2020年度)
入学条件 ・IELTS Academic overall 5.5(各セクション 5.0)以上または付属英語学校EAPコースを規定の成績で終えること
・日本の高校卒業
実習時間 各学期に2週間(1学期あたり76時間、コースの152時間)のワークプレースメントがあります。
さらに 整備スキル習得、学んだ知識を実践するためにさらに526時間をTAFE SA内のワークショップで費やします。

コースCertificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis
期間6ヵ月
開始1月,7月
学費7,750 ドル(2020年度)
入学条件 ・IELTS Academic overall 5.5(各セクション 5.0)以上または付属英語学校EAPコースを規定の成績で終えること
・Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technologyを終えていること
実習時間コース期間中に 4週間(週38時間)のワークプレイスメントがあります。

コースDiploma of Automotive Technology
期間6ヵ月
入学1月,7月
学費7,700ドル(2020年度)
入学条件 ・IELTS Academic overall 5.5(各セクション 5.0)以上または付属英語学校EAPコースを規定の成績で終えること
・Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis< を終えていること
実習時間コース期間中に 4週間(週38時間)のワークプレイスメントがあります。

上記コース詳細をご覧頂くと、TAFE SA のすべての自動車整備士コースには実習が組まれていることがわかります。
TAFE SAキャンパス内でのワークショップでの実習の他、実際の現場(HoldenやToyotaなど)で働く職業体験の時間も豊富に含まれています。

また、Diplomaのコースでは、整備の仕事についてだけではなく、自動車整備業界での経営についても学ぶことが出来ます。

実際の留学生たちの声

以前、TAFE SAを訪問した際に、自動車整備士コースに通われている留学生たちの声を聞くことができました。3人の留学生全員が、TAFE SAの本格的な整備施設と実践的な授業のおかげで、現場での職業体験もスムーズにこなすことができたとおっしゃられていたのが印象に残っています。
中央の男子生徒は、以前職業体験で行った先で継続してアルバイトもされているそうです。


TAFE SA自動車整備士コースのおすすめポイント


・本格的な施設と実践的な授業内容
TAFE SAの充実した自動車整備施設と実践的な授業内容によって、学生たちは卒業後即戦力として現場で活躍することが出来ます!アデレードにある整備工場やその他の自動車販売店では、整備士が不足しているとTAFE SAに連絡してくるほど、その授業と学生たちのクオリティーを信頼されています。

・先生の手厚いサポート
自動車整備コースでは整備の仕事内容を学べるだけではなく、同業界でキャリアを積むために大事なポイントも学べます。自動車販売業界で長年活躍されてきた先生もいらっしゃることから、TAFE SAの自動車整備士コースは、現地の自動車販売店や整備工場との繋がりが大変強いのもポイントです。

こちらの写真の車は、アデレードにあるHOLDENの自動車販売店からTAFE SAで学ぶ学生へ寄贈されたものです。


実践的な授業で確実に技術を磨きたい方にぴったりのコースですし、まさに自動車整備士は手に職のコースといえますから、TAFE SAの自動車整備士コースにご興味がある方は、是非お問い合わせください。

TAFE Queensland卒業生のホンネ

クイーンズランド州で最大、そして135年もの歴史がある州立専門学校TAFE Queenslandのメインキャンパスであるブリスベン、サウスバンクキャンパス。

学校のスローガン、”Make Great Happen”の通り、1年間実際通学して素晴らしい経験・学びをして卒業することができました。だからこそお伝えしたい、サウスバンクキャンパスで学んで良かったポイント、通学前に知っておいて欲しいと思ったポイントをまとめてみました!


実践的な授業内容


TAFE Queenslandは知識だけでなく、実践での授業に力を入れています。目指している業界で実際に仕事がプロとしてできるスキルをしっかり身につけるためのカリキュラムが組まれています。

ビジュアルアートを始めとしたクリエイティブ系のコースは、数多くの作品課題を様々な技法で制作します。実際手・体・脳を動かして知識や理論を落とし込むというのは一番身になる学び方です。また卒業制作展示会では作品制作はもちろん、会場のセッティング、作品の美しいディスプレイ方法、運営まで含めて全て学びます。また教室・スタジオは6時まで使用できるので、授業外の時間を使って制作をすることもできます。沢山制作したい方にとっても素晴らしい環境です。

ビジュアルアートコースの講師陣は全員プロのアーティストです。学校外でのアーティストとしての活動についてもよく話をしてくれて、それらはリアルで大変貴重な内容でした。先生の個展に行くチャンスも多くあり、学校外でも多くのことを学ぶことができました。


人気の製菓・調理コースの学生からは「とにかく時間と戦いながら毎授業料理やデザートを作っている」と聞きます。キャンパスの中には学生が運営する一般・学生向けの本格的なレストランがあり、ランチ時は特に混み合います。学生時から、調理、サービス、会計等、現場と同じ環境で学べるのは素晴らしいです。パンやスイーツの実践販売なども行われ、大量調理も経験することができます。

また、座学も実益のある内容でした。科目に沿った理論や知識はもちろんですが、オーストラリアでの進学や就職、業界について学ぶ授業もあり、将来の自身の進路を考える上でとても有意義な時間でした。


先生・学校スタッフのサポートが厚い


留学期間しっかりやり遂げられたのは、優しく頼もしい先生たちの存在があったからだと感じています。

授業中先生がしっかり一人ひとり見てくれているのが良く分かります。沢山声をかけてもらいました。そして、オープンな先生たちは大変質問がしやすかったです。豊富な経験からのアドバイスやヒントはいつも有難かったですし、的確でした。つまづいた時、困った時は状況を話すと絶対ヘルプしてくれます。

課題でとても忙しい時期はありますが、”現場に出るとタイムマネジメントや複数のタスクを進行していく力はとても大事だから、学生のうちに慣れて力を付けるために頑張ろう”と鼓舞してくれ、学生たちを勇気づけてくれます。

また、先生だけではなくスチューデントサポートのスタッフの方たちも頼もしかったです。授業や時間割で何か問題が発生した、手続き関連でわからないこと‥等、学生が困っていることに対して迅速に、丁寧に対応・対処してくれていました。私を含め、周りの学生たちからも評判です。

図書館でのスタディサポートが心強い

ローカルの学生・留学生共に困った時に駆け込むのが図書館。予約制で、個人的に授業や課題で困った事があれば専門のスタッフへ質問することができ、サポートを受けられるので安心です。

また勉強外のことについても生活アドバイザーが校内に常駐しているのでいつでも相談することができます。

活気ある、最高の立地の校舎


シティから徒歩約15分の、ブリスベンの人気エリア”サウスバンク”にキャンパスがあります。

サウスバンクはブリスベン川が流れ、ブーゲンビリアが咲き誇り、緑が多い落ち着いたエリアで、さんぽをするだけでもリラックスできます。

周辺にはおしゃれなカフェ、レストラン、バーが多くあるので、クラスメイトと授業後に遊びにいく際のチョイスも困りません。毎週末近所でクラフト系マーケットが行われていたり、サウスバンクはフェスティバルも多く楽しいです。ラグーン(シティ内ビーチ)や州立図書館、州立美術館など留学生に嬉しい施設も徒歩ですぐに行けてしまいます。


日本人が少ない


コースや時期によって違いや変動はありますが、キャンパス全体にて日本人が少なく、英語環境に飛び込むにはとても良い環境でした。(1年間の留学期間中、私が日本語を聞いたのは2回だけ。)

私のコース(Diploma of Visual Arts)では学生が60名程でしたが、その中で日本人は私のみ、留学生は5名程です。ほとんどはローカルの学生でした。授業はもちろんネイティブの速さの英語にてガンガン進みます。食らいついていかないと、課題制作さえできないので英語力はかなり鍛えられました。


これは通学前に知っておくべき!


①ランチを食べる場所が少ない
現在学食に代わるレストランを建設中ですが、学生がくつろいでランチを食べられる場所は多くありませんでした。建物内にベンチやテーブルがあるので学生たちは適当な場所を見つけてごはんを食べています。
また、フードトラック(屋台)が学校に来てコーヒーや軽食の販売をしていますが、朝の始業前、ランチ時はとても混みます‼ 1時間のランチタイムは貴重なのでお弁当を持参してゆっくり過ごしている学生が多いです。


②オージータイム
これはどこの学校でもほとんど同じですが、先生・スタッフはオーストラリアで生まれ育っている方が多いです。仕事に関してオンとオフがはっきりしているので、授業中先生はもちろん熱心に教えてくれますが、授業が終わると先生たちは基本的にサッと帰ります。なので分からないことなどは授業中にクリアにしていきましょう。(授業外でもタイミングが良ければ質問できます)


③よく使う道具は「自分用」を準備したほうが良い
先生たちはスタジオや道具の使い方・片付け方をしっかりレクチャーはしてくれますが、中には道具を大切に扱わない学生もおり、特に学生用に貸出しをしている筆などは、あまり使い物になりません。オリエンテーション時に、各人で準備したほうが良いと推奨されている道具に関しては、早めに自分に合ったものを用意しましょう。日本で愛用している道具があれば持ってくることをオススメします。


④困っていることは自分で伝える
これも学校に限ったことではないですが、日本では「察し」「行間を読む」など自分が発言しなくても、相手が気にかけてくれたり分かってくれる文化がありますが、オーストラリアでは思っていることは相手にしっかり伝えることが重要です。授業が始まると困ったこと、わからないことが沢山出てくると思いますが、「黙っている=分かっている」と解釈されます。なので、分からないこと・困っていることがあればしっかりとそれを先生に伝えてアドバイスを仰ぎましょう。

学べる分野

クリエイティブ
・ビジュアルアート
・グラフィックデザイン
・写真
・音楽
・映画・メディア
・デジタル・インタラクティブゲーム
・建築・インテリアデザイン
美容
・ヘアドレッシング
・ビューティーセラピー
ツーリズム
・トラベル・ツーリズムマネジメント
ホスピタリティ
・製菓
・調理
・ホスピタリティマネジメント
ホスピタリティ
・製菓
・調理
・ホスピタリティマネジメント
IT・デジタル
・ウェブサイト構築
・データベースデザイン
・ITネットワーキング
・サイバーセキュリティ
保育
・チャイルドエデュケーション・ケア
ビジネス
・マーケティング・コミュニケーション
・会計
・リーダーシップ・マネジメント
スポーツ・フィットネス
・スポーツ
・フィットネス
医療
・歯科助手
・麻酔

お問い合わせ先


通学していて思ったTAFE Queensland、サウスバンクキャンパスのオススメポイントや、ココは事前に知っておいてほしい!と思ったことをご紹介しました!
TAFE Queenslandへの留学にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせフォームからご相談下さい。
※※備考※※
・本記事は2020年3月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準や学費等は変更されることもございますのでご留意ください。
・コースは現時点での開講情報となり、年度によって異なる場合がございます

メルボルン大学大学院で学ぶ開発学

開発学分野でオーストラリアでトップレベルの研究を誇り、QS世界ランキングでも18位の評価を受けるメルボルン大学(University of Melbourne)。

メルボルン大学の開発学修士コースは、開発や国際援助に関連したバックグラウンドをお持ちでない場合でも、入学を目指すことができます。

開発援助の分野のアプローチ方法は多岐にわたるので、例えば、エンジニアや教育のバックグラウンドをお持ちの方も、ご自身の専門知識と経験を、開発学コースで学び、開発援助の分野で役立てることができます。

メルボルン大学の開発学修士コースを、開発学を開講しているFaculty of ArtsのJessicaさんに、開発学コースの特徴を伺いました。

メルボルン大学開発学の特徴

著名な講師陣

メルボルン大学の開発学の特徴は、まずは何と言っても著名な講師陣が挙げられます。

カリフォルニア大学(UCLA)の教授でもあるAkhil Gupta教授、東洋アフリカの地域研究を行うロンドンSOAS大学にも所属するJonathan Goodhand教授、また、国際労働期間(ILO)や国連経済社会局の社会政策開発部のディレクターの経験を持つJohn Langmore教授等が所属しています。

リサーチ経験

開発学分野でリサーチ経験が豊富な講師陣が揃っており、専門分野の教育の提供はもちろん、様々なケーススタディ(特にアジア方面)からより具体的な内容を学ぶことができます。

また、学生へリサーチ方法や事象の分析の仕方等も教えており、専門分野を深めることはもちろん、リサーチスキルについて学ぶことができるので、ご自身の研究も深めることができます。

学びの選択肢

コースのカリキュラムはもちろん、カリキュラム外でもワークショップや専門家のプレゼンテーション、リサーチ等に参加するチャンスがあります。

また、インドネシアやインド現地で受講することができる科目もあります。

インターンシップのチャンス

オーストラリアの151の機関と、177の国際機関が、メルボルン大学の学生の受け入れを行っています。オーストラリア国内だけではなく、海外インターンシップもすることができ、国連機関、NGO、政府機関、開発コンサルタント等、現場での経験を積むチャンスが広がります。

インターンシップは大学が手配をしてくれるわけではありませんが、大学と相談をしながら進めることができます。

ジェンダーストリーム

メルボルン大学開発学コースでは、ご希望の場合はジェンダーの分野を特に専門的に学ぶこともできます。

開発学分野においてジェンダーの影響は大きく、ジェンダーストリームでは、開発とジェンダーの理論、そして実際の開発プロジェクトの中でジェンダーとどのように向き合えばよいか、ジェンダーと開発について、実践的な内容を学ぶことができます。

開発学 授業の取り方とサンプル科目

メルボルン大学大学院の開発学コースは、バックグラウンドによって2年, 1.5年, 1年のコース期間で勉強をすることができます。

各コース期間での授業の取り方と、開講されている科目をご紹介いたします。

【授業の取り方】
2年のコース 必修科目2つ
コア科目4つ
+
Coursework Option:選択科目10つ以下(受講する科目の単位数によって、科目数が変わり、修論は卒業条件ではありません)
or
Minor Thesis Option:研究課程(研究科目と選択科目5つ以下を含みます)
1.5年のコース 必修科目2つ
コア科目2つ
+
Coursework Option:選択科目10つ以下
or
Minor Thesis Option:研究課程(研究科目と選択科目3つ以下を含みます)
1年のコース 必修科目2つ
+
Coursework Option:選択科目6つ以下
or
Minor Thesis Option:研究課程(研究科目と選択科目1つを含みます)
【開講科目】
必修科目 – Development Theories
– Intervening in Development
コア科目 – Poverty, Microfinance and Development
– Gender Issues in Development
– Political Economy of Development
– The Anthropology of Development
– Social Impact Assessment and Evaluation
– Development Project Management & Design
– Development Research Design & Assessment
選択科目 移民、人権、経済、環境、文化、NGO、文化人類学、都市開発、食糧問題、ジェンダー、安全保障、国際機関、金融、健康等、開発学に関連した幅広い分野の科目が開講されています。
研究科目 – Development Research Design & Assessment
– Development Studies Thesis Part 1
– Development Studies Thesis Part 2

開発学コースへの進学

メルボルン大学大学院の開発学コースの費用・入学基準等は下記のようになります。
         
コースMaster of Development Studies
期間バックグラウンドによって、1年、1.5年、2年
学費 年間37,664ドル(約301万円)
英語 IELTS6.5(各セクション6.0以上)
英語力が不足している場合は、提携語学学校のホーソン・メルボルンの指定コースを修了することで進学をすることができます。
条件 【2年】分野を問わず学士号を70%以上の成績で修了していること。
【1.5年】関連した学士号を70%以上の成績で修了していること。または、分野を問わず学士号を70%以上の成績で修了しており、1年以上の関連した職務経験をお持ちのこと。
【1年】関連した分野のHonoursの学位を70%以上の成績で修了していること。または、関連した学士号を70%以上の成績で修了しており、2年以上の関連した職務経験をお持ちのこと。

※成績はWAM換算。詳細はこちら

オーストラリア留学センターは、メルボルン大学の公式相談・出願窓口として、無料で皆さまのメルボルン大学進学のお手伝いをしております。
メルボルン大学大学院の開発学コースにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。


**備考**
・本記事は2020年3月3日現在の情報に基づいており、入学基準や学費は変更されることもございますのでご留意ください。
・ご参考の日本円は1ドル=80円換算としております。