オーストラリアン・カソリック大学で学ぶ、栄養学



近年、日本でも注目を集めてる栄養学。今まで栄養士の活躍の場は、学校、病院、デイケアサービス、プロスポーツの世界というイメージが強かったと思いますが、現代は「多様化した食」「個々のカラダづくりの為の食事」「健康に年を重ねるための食事」など、健康な人々が自分にあった食事をしながら、効果的に栄養を取っていくことに意識が高まっています。このため、より多くの場面で栄養の専門家が活躍する場面が増えてきました。

オーストラリアン・カソリック大学(ACU)で開講されるBachelor of Nutrition Sceicneのコースは、専門的な栄養の知識を身につけ、栄養や食事、特に健康的な食事・ライフスタイルの促進に興味がある方にオススメのコースです。

目次

ACU栄養学部の特徴



専攻が選べる

ACUの栄養学部では、「公衆衛生(Public Health)」「料理の栄養学(Culinary Nutrition)」「食品科学(Food Science)」の3つの主専攻、または、専攻なしの4つから選ぶことが可能です。中でも「料理の栄養学」が主専攻として学べる大学は、ACUのみです。

また、副専攻は、スポーツ栄養学、エクササイズ科学、国際開発から選べます。

業界団体認定コース

コース卒業後は栄養士協会であるNutrition Society of Australia(NSA)に登録をし、栄養士(Nutritionist/Nutrition Specialist)として各業界で働く事ができます。

また、食品科学の研究をするAustralian Institute of Food Science and Technology (AIFST)の認定コースですので、3年の職歴を経たあとに、登録をすることが可能です。

NutritionistとDietitianの違いについて
・Nutritionist:栄養学、公衆衛生栄養学、政策と研究、地域の健康に関連する、一連の証拠に基づく栄養知識のある栄養士

・Dietitian:医療の現場でも使える栄養学の専門的な知識があり、個別やグループカウンセリングで栄養指導ができる栄養士

Dietitianは、国で規定が厳しく決められており、認定団体(the Dietitians Australia/DA)への登録が必要です。

参照:https://dietitiansaustralia.org.au/what-dietitans-do/dietitian-or-nutritionist/

ワークエクスペリエンスのオプション

専攻なしの場合、選択科目で50〜140時間のワークエクスペリエンスを履修することができます。主な実習場所は、スポーツチーム/クラブ、食品開発および製造会社、レストラン、ケータリング、地域保健センター、地方自治体、学校、地域団体、非営利団体などがあります。

また、専攻を選んだ方でも、最終学年で「コミュニティエンゲージメント」という、地域でのボランティア活動30時間を行うので、こちらを通して様々な経験を積むことができます。

アットホームで学費が抑えめ

ACUはもともと少人数制で、教授と近い距離の大学であるためしっかり学ぶことが出来、かつ、学費はオーストラリア内でも抑えめであるため、ランキングよりも、「しっかりと学びたいが学費は抑えめに」という方にオススメの大学です。



現地学生の比率が多め

大規模でランキングの高い大学には、アジアからの留学生が非常に多く、15〜20%以上の留学生がいますが、ACUは都心の大学の中ではかなり留学生率が低く8%ほどです。できるだけローカル環境で勉強してみたい方にオススメの大学です。





各コースのカリキュラムと進路



このコースでは、必修科目+それぞれの主専攻によって受講する科目が大きく異なるので、注意する必要があります。



専攻なし

※コース専門科目と選択科目で合計18科目を取得する必要がありますが、最低14科目はコース専門科目から取得する必要があります。
必修科目/2科目
*1と2、ぞれぞれから1科目ずつ
1.自己とコミュニティ:現代社会の解剖学を探る
1.人間であること
1.倫理とグッドライフ
2.正義とグローバルな世界の変化
2.ジャストソサエティ(社会に関する哲学)


コース専門科目/下記より14〜18科目
細胞と組織-生命の布
健康と病気における人体1
健康と病気における人体2
栄養生理学
化学の基礎
有機および食品化学
生化学
高度な代謝生化学
健康増進の基礎
疫学
公衆衛生研究方法
栄養学入門
料理栄養学
生涯栄養
ダイエット、健康、病気
食品科学の実践
食品の設計と開発
コミュニティと公衆衛生栄養


副専攻/下記より1科目
運動科学
スポーツ栄養学
国際開発


選択科目/下記より1〜4科目
薬理学
ヒト遺伝学
科学におけるアイデアの伝達
微生物学および免疫学
ヘルスケア倫理
心理学の基礎
心理学の応用
お金の問題
人と組織の管理
市場の管理
ワークエクスペリエンス1
ワークエクスペリエンス2



公衆衛生専攻
必修科目/2科目
*1と2、ぞれぞれから1科目ずつ
1.自己とコミュニティ:現代社会の解剖学を探る
1.人間であること
1.倫理とグッドライフ
2.正義とグローバルな世界の変化
2.ジャストソサエティ(社会に関する哲学)


コース専門科目/下記より13科目
細胞と組織-生命の布
健康と病気における人体1
健康と病気における人体2
4栄養生理学
化学の基礎
有機および食品化学
生化学
高度な代謝生化学
栄養学入門
料理栄養学
生涯栄養
食品科学の実践
食品の設計と開発


専攻必修科目/1科目(80単位)
公衆衛生


選択科目/下記より1科目
薬理学
ヒト遺伝学
科学におけるアイデアの伝達
微生物学および免疫学
ヘルスケア倫理
心理学の基礎
心理学の応用
お金の問題
人と組織の管理
市場の管理
ワークエクスペリエンス1
ワークエクスペリエンス2



料理の栄養、食品科学専攻
必修科目/2科目
*1と2、ぞれぞれから1科目ずつ
1.自己とコミュニティ:現代社会の解剖学を探る
1.人間であること
1.倫理とグッドライフ
2.正義とグローバルな世界の変化
2.ジャストソサエティ(社会に関する哲学)


コース専門科目/14科目
細胞と組織-生命の布
健康と病気における人体1
健康と病気における人体2
栄養生理学
化学の基礎
生化学
高度な代謝生化学
健康増進の基礎
疫学
公衆衛生研究方法
栄養学入門
生涯栄養
ダイエット、健康、病気
コミュニティと公衆衛生栄養


専攻必修科目/下記より1科目(80単位)
料理の栄養
食品科学



【卒業後の進路】

この学部を卒業された方は、下記のような進路に進まれています。

・食品と栄養の講師
・栄養研究職員
・公衆衛生栄養士
・健康政策推進者
・食品科学と食品産業系の業界の専門家
・食品、栄養系商品開発専門家
・食品と栄養のマスメディア関連業界
・食品の安全性と規制に関する業界
・地域、国内、国際的な環境でのスポーツ栄養系の業界
・栄養士になるため、修士進学 など

コース入学詳細・費用



入学要項
【入学】2月
【学費】年間25,064ドル/合計75,192ドル(約662万円)(2022年度)
【期間】3年
【キャンパス】ノースシドニー、ブラックタウン、メルボルン

【学歴条件】日本の高校卒業(GPA 3.0以上)
【英語力条件】英語力 IELTS 6.5以上(各スコア6.0以上)*
*英語力が足りない方は、付属の英語学校で規定の成績を収めれば、IELTSなしで進学をすることが可能です。
※学費は年間3%ほど値上げが予想されます。
※成績が足りない場合は、ファウンデーションコースからの進学も可能です。

コース詳細ページ



出願に向けての準備

1. まずは英語試験を受けましょう

まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。

日本英語検定協会

http://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF

http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
IDP Education

https://ieltsjp.com/
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はACU付属語学学校とセットでのお申込みとなります。

2. 出願に必要な書類を準備しましょう

出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。

  • 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー

3. 出願手続きスタート

最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。出願の手続きをスタートします。

留学相談&お問い合わせ先



当社オーストラリア留学センターは現地の無料エージェントであり、オーストラリアン・カソリック大学(ACU)を含め、全豪多数の大学の公式出願窓口となっており、ご相談~出願手続き~現地生活サポートまで無料でご利用頂けます。



お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
※備考※
・本記事は2021年10月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2022年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=88円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。



CRICOS Provider Number 00004G
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(QEAC登録番号G176)
英語の習得はもちろん、様々な経験やチャンスを得られるシドニー。最終的な目標を是非お知らせ下さい!時間もお金も無駄にしないよう、効率的な方法をご案内します。もちろん、留学中は自分の方向性を見失った時、辛い時にもしっかりサポート。一緒に頑張っていきましょう! このカウンセラーに質問する

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