ビクトリア大学で建築設計/デザインを学ぶ
2020年11月11日

ビルディングデザイン／建築設計とは住宅・学校・オフィスビル・病院等、建築物の設計を行う事を言います。

建築設計と言っても業務内容は多岐にわたり、大きく分類すると意匠設計・構造設計・設備設計の3つに分かれます。

●意匠設計では建物のコンセプトに基づいた外観・内部空間のデザインや、用途、人間工学、コストを考慮した機能デザインを設計します。
●構造設計では地震、風雨、荷重に耐えられる安全な建築物のために、骨組みとなる構造を設計します。
●設備設計では電気やインターネット等の電気設備、空調・給排水等の配管設備といった建物の設備の設計を行います。

例えば、住宅の場合は、家族構成やライフスタイルによって「出来るだけ明るい室内にしてほしい」、「バリアフリー重視」、「プライバシー」、「家族が集える空間」など希望や要望を伺います。
その後は建築予定地の測定から間取りの設計やデザインなど基本設計図（平面、立面）を作成し、建築工事費概算を算出します。最後に見積もりや技術力、信頼、実績等から施工工事の業者を決めます。工事の各工程で定期的に品質管理も行うなど一つの住宅を完成させる為の全管理を行います。

ビクトリア大学で学ぶ建築設計のコースの特徴

建築設計に対して創造的なアプローチ方法を開拓し、建築環境に関連した技術的、防災、資源、自然環境との持続的共生など広い視点から学んでいきます。

ビクトリア大学では最新のコンピューターラボ、デザインスタジオなどの施設が整っており、また3年間のコースでは現場訪問、業界の実務家との交流により、将来のプロジェクトの取り組みや就職活動のための強力なネットワークを構築する事が出来ます。

ビクトリア大学で学ぶ主な内容

●建築設計／デザイン
●立法と監査の構築
●建築基準法
●環境的に持続可能な建設技術と材料
●建築サービス
●専門的な実践とコミュニケーション

建物の設計、建設管理、建物の測量はエンジニアリングプログラムの学生と一緒にクラスを受講します。異なる学部の学生と共に学び、チームを組んでプロジェクトを遂行するなど、将来建築業界の専門家と協力しながら仕事をしていく上で必要なチームワークを学ぶ事も出来ます。

建築設計／デザインコース入学要項

【進路1】大学へ直接入学する

高校の成績が5段階評価中、3.0以上の場合

コース名	Bachelor of Building Design
期間	3年間
入学	2月、7月
学費	30,900ドル×3年＝92,700ドル（約741万円）
英語	IELTS Academic overall 6.0（各セクション 6.0）以上の提出必須
出願条件	高校を卒業しており成績3.0以上、もしくは専門コースを卒業している事
奨学金情報	奨学金は下記のページをご参考ください。ビクトリア大学より奨学金のお知らせ

卒業まで合計3年間、学費およそ741万円

【進路2】ファンデーションコースを経由して大学に入学する

高校の成績が5段階評価中、2以上〜3以下の場合

International Foundations
期間	1学期（26週間）
入学	年2回（6月／10月）
学費	10,600ドル(約85万円)
条件	高校の成績高校で履修したアカデミック科目の成績がすべて2以上であること（特に2年次3年次の成績重視）英語力 IELTS5.5以上（各5.0以上）
↓ ファウンデーションコース修了後、ビクトリア大学の建築設計／デザインコース1年次に入学します（終了時の成績は70％以上必要） ↓
期間	3年間
入学	2月、7月
学費	30,900ドル×3年＝92,700ドル（約741万円）

卒業まで合計4年間、学費およそ826万円

出願と大学卒業までの流れ

2021年3月に高校を卒業、ファンデーションコース(半年間)を経由して、ビクトリア大学の建築設計／デザインを学ぶ場合の、出願と大学卒業までの流れをお知らせ致します。

2020年10月−12月＊	ビクトリア大学へ出願。合格見込みがあるかどうかを判定し、条件付き入学許可である「Conditional Offer」を受けます。この時点でIELTSやTOEFL等で英語力条件を満たせておくことが理想ですが、後から追加して英語力証明を提出することもできますし、付属英語コースを受講して進学を目指すこともできます。
2021年3月	高校卒業。最終の成績証明書と卒業証明書を提出し、合格を受けます。
2021年3月−5月	入学の準備。合格が出ましたら、学費のお支払い、入学お手続きを行い、学生ビザ申請、最初の宿泊先手配等、入学に向けた準備を行います。
2021年6月	ファンデーションコース入学
2022年2月	ビクトリア大学の大学へ進学
2024年12月	ビクトリア大学卒業