ゴールドコーストにキャンパスを持つボンド大学(Bond University)。オーストラリアの大学はほとんどが国立大学ですが、ボンド大学はオーストラリアで最初に設立された私立大学であり、少人数制でフレキシブルな質の高い教育を提供し続けています。今回は、ボンド大学の大きな特徴でもある「2年間で学士号を取得できる」という点についてご紹介します。
オーストラリアの3年制大学の仕組み
オーストラリアの大学で学士号を取得する場合、通常3年間大学に通います。学部や専攻によって科目数が異なることもある為、一概に全てのコースとは言えませんが、日本が4年制大学が主流である様に、オーストラリアでは3年制大学がほとんどです。
3年制大学の多くは2学期制であり、1学期と2学期で4ヶ月ずつ、1年で合計8ヶ月間学習し、夏休みと冬休みを合わせて4ヶ月の休暇があります。
下記の図を見てみるとわかるように、学期中は授業に課題に…と忙しく充実した学生生活を送ることになりますが、夏休みが約3ヶ月と長くなっています。留学生はこの長期休暇を利用し、日本に一時帰国したり、現地に残りアルバイトやインターンシップに専念したり、旅行を楽しんだり…と様々な過ごし方をしています。
次に、履修する科目数について。3年制大学では、1学期で4科目、1年で8科目ずつ履修し、合計24科目修了で大学卒業となります。
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1年生 |
2年生 |
3年生 |
合計 |
科目数
| 8科目
(1学期に4科目×2学期) |
8科目
(1学期に4科目×2学期)
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8科目
(1学期に4科目×2学期)
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24科目
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1学期間で4科目という科目数は、日本の大学に比べるとかなり少ないので、簡単そう、楽そうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。オーストラリアでは、1つの科目にレクチャーとチュートリアルという2種類の授業形態がある為、1科目で2コマの授業を受講することになり、4科目受講ということは、8コマ授業を受講するということになります。
時間割は自分の好きなように組むことができる為、毎日大学に行く人もいれば、週2回しか行かないという学生もいます。最近では、レクチャーはオンラインで受講するという学生もいるようです。
ボンド大学は3学期制
上記で説明した一般的なオーストラリアの大学とは異なり、ボンド大学は3学期制を導入。つまり、1年間で3学期を受講します。1学期、2学期、3学期でそれぞれ約3ヶ月ずつ、1年で合計9ヶ月学習をして、約1ヵ月ほどの休暇(夏休み、冬休み、春休み)が年に3回あります。

他の大学に通う学生が4ヶ月間かけて勉強する内容を3ヶ月間で勉強することになるので、授業が進むスピードも速く、内容もより濃いものになります。また、英語が母国語でない留学生は現地の学生より勉強にかける時間が約3倍ほど必要と言われているので、かなりの勉強量(勉強時間)になりますね。
ボンド大学の単位の取り方とその数
では、ボンド大学ではどのようにして単位を取っていくのか?
ボンド大学では1年で
12科目もの単位を取ることができるのです!他の大学では1年で8科目の履修が一般的なので、プラス4科目も多いことになります。卒業に必要な24科目は他大学と同じなので、12科目×2年で卒業ができてしまうんですね。
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1年生 |
2年生 |
合計 |
科目数
| 12科目
(1学期に4科目×3学期) |
12科目
(1学期に4科目×3学期)
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24科目
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ファンデーションコース経由でも最短2年8ヶ月で卒業ができる
通常、日本の普通の高校を卒業された方は、オーストラリアの大学への直接入学は難しい場合が多く、ファンデーションコース、またはディプロマコースを受講したのち、大学の本科へ進学となります。他大学ですと、ファウンデーションコースもディプロマコースも約1年かかりますが、ボンド大学の場合は、ファウンデーションコースを2学期(約8ヶ月)受講後、すぐにディプロマコース、もしくは大学本科の1学期目に編入も可能の為、最短で2年8ヶ月で大学を卒業することができます。また、ボンド大学はディプロマコースから大学へ編入できる(単位移行可能)コースをいくつか提供しています。

ボンド大学付属カレッジから大学本科への進学については
こちら、詳しい単位移行可能コースリストは
こちらをご確認ください。
短い期間で大学を卒業できる利点
下記のような希望をお持ちの方には、2年間で学士号を取得できるというメリットが感じられるでしょう。
・時間を有効活用したい
・休みは短くして、短期集中で勉強に励みたい
・早く仕事のキャリアを築き始めたい など
留学相談&お問い合わせ先
当社オーストラリア留学センターはボンド大学を含む全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2021年5月現在の情報に基づいており、入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。