こんにちは。ゴールドコーストオフィスの杉谷です。
私が通っていたクイーンズランド大学をはじめ、ブリスベンの大学には何度か足を運んだことがありましたが、この間はじめてゴールドコーストの大学を見学してきました。
高校生の時の自分に「この大学も見てみるといいよ!」とオススメしてあげたいと思うほど魅力的な大学でした。
今回は私が見学で見つけたボンド大学の5つの魅力についてご紹介します。
キャンパスツアーを体験!ボンド大学の印象

キャンパスは建物が新しく、設備が行き届いている中、ボンド大学の歴史を感じさせる砂岩の建物が存在し、堂々とした佇まいです。大学の中心にある広場(Amphitheatre)からはオア湖が覗き、周りが見渡せるので開放感にあふれ、リフレッシュできる空間でした。広い大学ではないですが、学生数が多くはない為、混みあっておらず、リラックスして勉強に集中できそうな環境でした。
私の場合、広い大学のキャンパスで新学期が始まる度に教室を探すのに苦労したり、空いてるパソコンやグループルームを見つけるのに歩き回ったりしていましたが、ボンド大学ではそういったストレスは感じずに済みそうだなと思いました。
魅力①小規模であること
前文でお伝えしたとおり、学生数3〜5万人のマンモス大学に比べ、ボンド大学は学生数わずか4,000人と少なく、小規模の大学に分類されます。
私が高校生のとき、大学を調べていた際には大規模の大学により魅力を感じていました。規模の大きな大学は知名度も高く、サービスも幅が充実し、いろんな人との出会いがありそうと考えていた為です。高校の先生には「小規模の大学の方が周りに流されず、落ち着いて勉強できると思うよ」と勧められましたが、そのときはあまり魅力を感じられませんでした。
しかし、今回ボンド大学を見学し、今では小規模であることのメリットも十分に理解できます。
そのメリットは、例えれば
「量より質」といったところです。個人の努力次第なところはありますが、小規模である方が教授や他の学生との距離は近く、コネクションを深める機会が多くあります。
私はクイーンズランド大学に通っていた頃、200人のクラスで授業後に質問しに行ったことがありますが、教授の前には列ができていて並んでも次の授業があるので、教授も忙しなく結局ゆっくり話ができなかったことがありました。その点、ボンド大学の講義はわずか30人ほどの少人数制。学生が何百人いるクラスで教授に質問しに行くより、数十人のクラスで聞きにいくほうが気軽ですし、時間に余裕がありますよね。
友達になるにも、クラス数が多くて”週に1回しか顔を合わせない”よりも、”週に何回もクラスが一緒になる”方がきっと仲良くなりやすいです。
私は大学のクラス内で出来た友達よりも、クラス外できた友達の方が数は多かったです。ですが、せっかく同じ分野を勉強しているのですから、クラスメイトとたくさん仲良くなって一緒に勉強していきたいですよね。大学で築くコネクションは学生の財産です。
クラスメイトとより親しい関係を築きあげ、コネクションを広げていくことができれば、将来仕事で共同して活躍することができるかもしれません。そういった可能性を生み出す環境を提供しているのが、ボンド大学です。
また、ボンド大学の卒業生は無料でいつでも(卒業してから何年経っても)就職サポートを受けられます。小規模である為に個々の状況をしっかりと見つめ、丁寧に相談にのってくれる印象を受けました。
魅力②社会人スキルを大学で学ぶ

ボンド大学は、
”大学は社会人になる前の学習の場所である”ことに焦点をあて、社会人スキルを養う教育を提供しています。これはオーストラリアでもめずらしくユニークなカリキュラムです。ボンド大学の学生はどの学部に入っていても、下記3つのコースを受講することが必須です。
1. Critical Thinking and Communication
(クリティカルシンキングとコミュニケーション) |
2. Leadership and Team Dynamics
(リーダーシップとチーム力学) |
3. Ethical Thought and Action
(倫理的思考と行動) |
私はビジネス学部(観光学コース)に所属していたのでこれらマネージメントの授業を受けました。しかし、他の学部生はマネージメントの授業は必須ではありませんでした。
では、なぜボンド大学は全学部生にこの3つのコースを必須にしているのか、疑問に感じるかもしれません。
まず、この3つは、大学の授業をどういう姿勢で受講するのか、グループの課題や論文をどうこなしていくのか、それを理解するために必要なスキルです。どんな専攻を取っていても、実際にこの3つをしっかりと抑えなければ、良い成績を修めるのは難しいと思います。
また、これらは社会に出てどの業界に進んでも重要になる為、これらのスキルを大学でしっかりと学び、学生のうちに身につけておくとはプラスになります。
これは、大学は単に専門的な知識を身につける目的に限らず、
社会人にあるべきスキルを鍛え、人として成長する場所だとボンド大学は示唆しているのでしょう。
このようにボンド大学は学生の人生を長期的に見据えて、それに向けて必要な教育を提供しています。
魅力③学生たちのクリエイティビティを尊重
キャンパスツアーでTransformer Hub (トランスフォーマーハブ)という設備を紹介してもらいました。ここでは、必修科目の授業以外では一緒にならない他学部生と共同してプロジェクトを進めて行くことができます。
私がクイーンズランド大学で受けた授業では、観光の分野の問題を取り上げ、解決策を考えるグループワークはいくつもありましたが、分野外のテーマを他学部生とディスカッションし、プロジェクトを合作したことはありませんでした。
例えば、観光学を専攻していた私が”病院でおきた赤ちゃん取り違え事件”について意見をしたくても、授業ではする機会はありませんが、トランスフォーマーハブでならそれが可能です。
私は医療機関について専門的な知識はありませんが、一緒にプロジェクトに参加してくれるのは病院で実務経験をした子かもしれません。
または、経済学を専攻している子が参加すれば、事件の時期の経済状況を考慮して意見をくれるでしょう。

このように、自分の学部外の学生とプロジェクトに取り組み、違った視点から問題を見つめることで、独特なアイディアを共有できたり、より現実的な解決策を考えたりすることができます。
トランスフォーマーハブはまさに“Accelerated serendipity (思わぬものを発掘する能力をつけていこう)”というコンセプトをもとに作られています。学生たちが協力することで、彼らが生みだすクリエイティビティには無限の可能性があることをボンド大学は認識して応援しています。
社会に出れば、いろんな分野の専門的な知識を持っている人に出会い、共同することもあるでしょう。
実際にどうやって一人一人のアイディアがぶつかり、まとまり、最終的に形になっていくのか体験することで、社会や他の業界について理解を深めることが可能です。こういった経験を積極的に積んでいけば、社会人になった際は自分はどう動けばいいのかイメージがつきやすいでしょう。
魅力④スポーツセンター・ジムが無料!
ボンド大学内にあるスポーツセンター・ジムは大学生だけでなく、語学留学生も無料で使用が可能です。プールやテニスコートの設備も利用できます。

大学によっては、在学生であっても利用するのに会員にならなければならなかったり、利用するたびに使用料を払わなければいけないことがあります。例えば私は、クイーンズランド大学に通っていた頃、友達と大学の体育館を借りてバトミントンをたまにやっていましたが、安くはないコート代を毎回払うのは少し気が引けていました。
ボンド大学ならこれらの設備も追加料金なしで自由に利用できるというのは大きな利点であり、より学生生活を充実させてくれるでしょう。
*全ての学生は一律の施設利用料を払うことが必須。ただ他校に比べ、追加料金がないのでお得です。
魅力⑤学内カフェテリア”Lakeside”がレストラン級!
今年新しくなったばかりのメインカフェテリアLakesideに行ってきました!
私の学食イメージといえば、レストランよりは少し安く、大して美味しくはないけれどお腹を満たすのには文句はないかな、という感じでした。
それとは対照的にボンド大学の学食はとても素晴らしかったです!フードコートにも関わらず、食事はレストラン並みのクオリティーであり、多国籍料理を楽しむことができます。更に、なんと浄水とスパークリングウォーターが無料!
学食だって、せっかくなら美味しいものが食べたいですよね。
最後に…
ボンド大学の魅力は、小規模であり、学生と学生・学生と教授の交流を促進し、社会人になるための準備を行い、学生生活を楽しく送るための設備がしっかりと整っているところにあると考えています。
一体どういうスキルやコネクションを作れば、人として成長し、社会でサバイバルできるのか、仕事ができる人になれるのか、それを真剣に考え経験を積ませてくれる大学です。
ボンド大学に興味がある方は、
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