一般的に、金融とは経済社会を血液のように流れ、また社会の隅々まで送り込む心臓のような存在と考えられています。簡単に言ってしまえば資金余剰者から資金不足者へとお金を融通/貸す事をいい、企業は資金を調達できて新しい商品/価値を生み出し、世の中に広める事が出来るようになります。

日本では1990年代から段階的に実施された金融制度の大改革により、金融機関は業種を問わず自由になり、グローバルな資金の移動が可能になりました。
そして1994年には「金利」が完全自由化され、金融環境は欧米に追いついたと言われています。
また2010年頃から金融ビジネスは新しい時代に入り、インターネットの普及やSNSなどモバイル・コミュニケーションが世界的に広がり、インターネットバンキング、株投資(ネット証券)なども店舗を持たずオンライン上で取引が出来るようになりました。今後は、ITやAI、IoTとの融合によって、金融ビジネスの形態は更に新しい領域へ進んでいくでしょう。
お金の流れ無しでは経済は成り立ちません。今後多様化/国際化する金融業界などの実業界にて活躍するには、金融に関する専門的な知識と、即戦力として役立つ実務的知識が不可欠となります。
ビクトリア大学で学ぶ金融&ファイナンス学

ビクトリア大学の
Bahcelor of Business(Banking and Finance)では金融機関、金融商品、および金融サービス部門の市場についての理解を深め、企業の金融/財務活動を解明し、それに関連する実際的な知識を得ます。
まず1年目にビジネス/経済に関する基礎を学び、2年次以降は国際経済/金融論、資金管理、財務計画、証券仲介、保険や投資など様々な專門科目を受講して理解を深めていきます。3年目ではインターナショナルビジネスチャレンジという単位を選択する事もできますが、国際金融市場に関する知識、基礎的な考え方や理論を用いてビジネスコンセプトの提案や開発のシュミレーションを行い世界で通用する人材の育成をしていきます。
ビクトリア大学で学ぶ主な内容
●企業金融
企業の経営活動に必要な長期および短期の融資提案
●金融機関と金融理論
経済における金融システムの運用とお金の管理
●商業銀行および金融
オーストラリアの金融機関が直面しているリスクと問題を調査し、銀行のリスクと管理に対する規制の効果
●国際銀行と金融
国際取引および金融企業の運営と管理
●与信および貸付決定
融資の原則、信用リスクの管理とモデリング、将来の借り手の信用力を判断する分析ツール、ビジネスおよび個人ローンの分析、中小企業金融、企業向け融資、プロジェクトファイナンス、リース、証券化、 信用リスク管理など
●金融機関と証券の法則
銀行および銀行以外のオーストラリア預貯金取扱金融機関(ADI)が機能する法的枠組みの理解
●業界インターンシップ、またはシュミレーション
金融理論を用いてビジネスコンセプトの提案や開発のシュミレーションを行う
●投資およびポートフォリオ管理
投資家やファンドが保有している有価証券/金融資産のマネージメントと分析
●応用/国際ビジネスチャレンジ
金融市場に関する知識、基礎的な考え方や理論を用いたビジネスコンセプトの提案や開発のシュミレーション
ビジネス(金融&ファイナンス)コース入学要項
学士へ直接入学
コース |
BACHELOR OF BUSINESS(Major:Banking and Finance) |
期間 |
3年間(6学期) |
学費 |
年間29,000ドル×3年=計87,000ドル(約696万円) |
英語 |
IELTS6.0(各セクション6.0以上) |
学歴 |
高校を卒業しており成績3.0以上 |
卒業まで合計3年、学費はおよそ696万円となります
專門コースから進学
ビクトリア大学は高校の成績をちゃんと納めていれば、大学の学士コースへ直接進学する事も可能ですが、高校卒業後、まずは付属專門コースへ入って
ディプロマコースを受講することで、その単位を移行して大学に編入することが出来ます。
大学を1年目から始めるより若干ですが費用を抑える事ができ、且つ入学基準のハードルが緩やかになるので、留学生にとって進学し易い方法です!
ディプロマコース |
コース | Diploma of Business(Enterprise) |
期間 | 2学期(1年間) |
入学 | 年2回(2月/7月) |
学費 | 22,500ドル(約180万円) |
条件 | 【英語】IELTS5.5以上(各5.0以上)または付属英語学校英語コース
【学歴】高校を卒業している事 |
↓
ディプロマコース修了後、ビクトリア大学へ途中編入(96単位免除されます)
↓ |
大学本科コース(約2年間) |
コース | BACHELOR OF BUSINESS(Major:Banking and Finance) |
期間 | 2年間(4学期) |
学費 | 14,500ドル×4学期=58,000ドル(約464万円) |
卒業まで同じく合計3年、学費はおよそ644万円となります
出願と大学卒業までの流れ
2021年3月に高校を卒業、ディプロマのビジネス(1年間)を経由して、ビクトリア大学のビジネス(金融&ファイナンス) を学ぶ場合の、出願と大学卒業までの流れをお知らせ致します。
2020年9月−12月* |
ビクトリア大学へ出願。合格見込みがあるかどうかを判定し、条件付き入学許可である「Conditional Offer」を受けます。
この時点でIELTSやTOEFL等で英語力条件を満たせておくことが理想ですが、後から追加して英語力証明を提出することもできますし、付属英語コースを受講して進学を目指すこともできます。 |
2021年3月 |
高校卒業。最終の成績証明書と卒業証明書を提出し、合格を受けます。 |
2021年3月−5月 |
入学の準備。合格が出ましたら、学費のお支払い、入学お手続きを行い、学生ビザ申請、最初の宿泊先手配等、入学に向けた準備を行います。 |
2021年7月 |
ディプロマのビジネスコース入学 |
2022年7月 |
ビクトリア大学の大学2年に編入。 |
2024年6月 |
ビクトリア大学卒業。 |
留学までの準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合は大学付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 大学の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 大学の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
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ビクトリア大学への進学
オーストラリア留学センターは、ビクトリア大学の日本の公式出願相談・相談窓口として、皆さまの大学進学を無料でお手伝いしております。
ビクトリア大学のビジネス(金融&ファイナンス)にご興味のある方は、お気軽に
お問い合わせ下さい。
**ご注意点**
・上記情報は2020年6月現在のものを参考にしており、入学条件や費用等は変更されることもありますので、ご留意ください。
・ご参考の日本円は、1ドル=80円換算としておりますが、実際の費用は、学校費用お支払い時のお客様ご利用の金融機関の為替レートが適用されます。