【体験談】西オーストラリア大学院体験談〜Master of Professional Accounting(Vol.2)

洲崎のぞみさん | パース | The University of Western Australia | Accounting
西オーストラリア大学、大学院に留学中の洲崎さんに、学期ごとの留学生活を振り返ってもらい、リアルな大学院生活をお伝えするシリーズ第二弾です。
(洲崎さんの体験談Vol1はこちら

これまでの経歴や将来の仕事を見据え、今学期から専攻をAgricultural EconomicsからProfessional Accountingに変更。心機一転、新たにスタートした留学生活についてお聞きしました。

初めての冬休み!感動の旅行へ

前期12週間の授業と 2週間の期末テスト期間が終わり、6月中旬に南半球の冬休みを迎えました。念願の Margaret River を2泊3日で訪れたことが1番の思い出です。Margaret River はパースから南に約300キロ離れた地域で、オーストラリア随一のワイン産地であること、そして、人気サーフィンスポットとしても知られています。

1日目はパースから、いくつかの海岸線沿いの観光名所で休憩を挟みながら、宿泊地であるYalingup を目指し、南下しました。

Canal Rocks と呼ばれる海岸では、花崗岩の後ろに沈む太陽の閑けさに感動し、涙が出そうになりました。

2日目は、マーガレット・リバーのワイナリー巡りに加え、ビーチでくつろいだり、夕ご飯を皆んなで作ったりと、友人たちとまるで家族のように一緒に時間を過ごすことができ、楽しかったです。

3日目は、西オーストラリアで最初に観光客へ公開された洞窟である Ngilgi Cave を訪れた後、帰路につきました。

日々キャンパス周辺の自然の美しさに驚かされていましたが、パースを出ると、さらに雄大で優美なオーストラリアの自然を肌で感じ、溜め息が出るばかりでした。また、往復の運転は道がよく整備されていて、長時間でも比較的運転がしやすかったです。

この他にも、西オーストラリアで唯一コアラを抱くことができる Cohunu Koala Park を訪れたり、砂漠でサンドボードに挑戦したり、オーストラリア随一のスポーツイベントである州対抗ラグビー State of Origin の試合をスタジアムで観戦したりと、忙しくも、充実した冬休みを送りました。



心機一転!後期がスタート

後期からはUniMentor という大学のメンター制度のメンターとなり、同じ専攻に後期から入学した学生を対象に、キャンパスツアーをしたり、授業やパース生活について相談に乗ったりするボランティア活動に参加しています。この活動を通して、メンターにならなければ出会えなかった学生と友人関係を築くことができ、またパース到着時に私が受けたサポートへの恩返し、そして自分が所属するコミュニティへ貢献し続けることの大切さを再確認することができました。

受講した科目詳細

授業面では、今学期から専攻を会計学に変更し、且つ、最初は特別許可の下、単位制限超過の5単位を受講していたこともあり、授業開始前後の2週間は非常に大変でした。その過程で学んだのは積極性、特に何事も直接聞いてみることと助けを求めることの大切さです。
例えば、専攻変更につきビジネススクールの担当者とは冬休みを通してメールで必要事項を確認していましたが、返信が停滞する度にストレスを感じていました。そのため、直接オフィスを訪ね、不明瞭な点を質問、また免除されるべき科目の説明をしたところ、より迅速に明確な答えと免除承認を得ることができました。
また、事務手続きの煩雑さと勉強の両立にストレスを感じていたため、留学生サポートオフィスのスタッフに相談したところ、個別で面談の時間を設けて話を聞いてもらうことができ、非常に心強かったです。

以下、最終的に履修した4科目です。

Commercial and Company Law

オーストラリアの法制度の基礎と、特に会計士の職務に関連する契約法、不法行為法、および会社法を扱う科目でした。人生で初めてのロースクールでの授業は想像していた以上に読む課題の量が多く、法律用語は難しく、最初は非常に大変でした。しかし、授業に加え、任意の補習セッションにも参加し、教授に直接質問をすることで、理解が深まり、法律分野への興味も強まりました。

Introductory Financial Accounting

会計の基本的な概念と財務諸表作成の基礎的な処理を学ぶ科目でした。日本で簿記を勉強した経験があったので、この科目は比較的簡単でした。課題を通して、オーストラリアの会社で最も使われる会計ソフトウェアの1つであるMYOBの操作方法を身につけることができたのが、この科目を受講して良かった点です。

Intermediate Corporate Financial Accounting

企業会計に焦点を当てた中級レベルの財務会計の科目でした。連結財務諸表の処理や破産・清算の手続きを学びました。上記Introductory Financial Accountingを終えていることが履修要件となっているため、最初は苦労しましたが、わかりやすい教授の説明と効果的な授業構成に大変助けられました。今学期の履修科目の中では1番楽しかったです。

Finance Essentials

金融概念と理論の基礎を理解し、それらをどのように意思決定に応用するかを学ぶ科目でした。非常に計算が多く、毎週の課題に多くの時間を費やしました。しかし、良いクラスメートに恵まれ、一緒に勉強をしたのが良い思い出です。

アルバイト

引き続き、教授の家での掃除に加えて、大学のスポーツ科でアウトドアインストラクターアシスタントとして働き始めました。週に 1 回の授業や留学生向けのアウトドアアクテビティクラスで SUP(Standing Up Paddle)やカヤックの補助をしています。担当する役割はまだ少ないですが、コミュニケーション能力やリーダーシップスキルの向上に繋がっていると感じています。

大学院2学期目を振り返って

今学期は、専攻の変更に伴い、勉強面ではまた一からのスタートとなったため、新しい分野での効果的な勉強リズムを確立することが目標でした。いずれの科目も毎週の課題が多く、小テストも頻繁にあったため、学期の前半から図書館に夜まで残る日々が続きました。しかし、ボランティア活動やアルバイト、前期から続けている水泳チームやToastmastersの活動が良いリフレッシュとなり、クラスメートからは刺激をもらい、学期を通して高い集中力を維持することができたと思います。
また、前期の成績をもとに、学寮長に表彰していただく機会にも恵まれ、非常に励まされました。これから始まる3ヶ月間の夏休みはインターンシップや旅行等、学期中にはできない経験を積めることを楽しみにしています。来学期も引き続き学びの機会を最大限に活かしつつ、時間を有効に使いながらボランティア、クラブ、アルバイトと課外活動も意欲的に取り組みたいです。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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