【体験談】西オーストラリア大学院体験談〜Master of Agricultural Economics(Vol.1)

洲崎 のぞみさん | パース | The University of Western Australia | Others
西オーストラリア大学、大学院でMaster of Agricultural Economicsを学んでいる洲崎さんに、学期ごとの留学生活を振り返ってもらい、リアルな大学院生活をお伝えするシリーズ第一弾です。

・Vol.2はこちら

パースに到着して大学院生活がスタート!

2月末の授業開始後、最初の1ヶ月は事務手続きと勉強のリズムを掴むのに精一杯でした。4月中旬以降は、大学のプログラムの一環でキャンパス近くのスワン川でStanding Up Paddle(SUP)をしたり、Study Perth(パースへの留学をプロモートする政府機関)が企画するハイキングに参加したりと、オーストラリアの自然に触れる機会も増えました。



また、5月以降は大学の水泳チームに所属し、週3回朝7時から練習に励んでいました。プールの水に反射する朝日と運動によって気分がリフレッシュされ、勉強にも集中することができました。大学のアウトドアクラブにも所属し、週末の朝SUPを楽しんでいます。建物に遮られないパースの朝日や夕日はとても綺麗で、日々変わる空の色は、毎日見ていても飽きることがありません。自然の創り出す色の美しさに、毎日感激しています。自然が身近にある生活を送れることは、私がパースを好きになった最大の理由です。



大学以外では、教授の家の掃除のアルバイトをしています。教授の家族とも仲良くなり、地元の美味しいレストランや生活情報、西オーストラリア州の観光スポットなどをよく教えてもらっています。また、前期の勉強を通して、英語でのプレゼンテーションスキルを上達させたいと強く感じたので、UWA Toastmastersというパブリックスピーチを練習するクラブに入り、週1回のミーティングで即席スピーチやMCの練習をしています。

4ヶ月を過ぎて思う寮生活の魅力

パースに来てから4ヶ月が過ぎました。60%以上が留学生というキャンパス内の寮に住んでいます。前期は、同じ単位をとっている寮の友人たちと、平日は毎晩のように集まって、一緒に勉強をしたり、くつろいでおしゃべりをしたりしました。週末になると一緒に出かけたり、料理を作ってパーティーをしたりと、休む暇がないほどに毎日が充実していました。勉強面で刺激を受けるだけではなく、生活面でも助け合い、何かあれば相談ができる友人関係を築けることが、寮生活の1番の魅力だと日々実感しています。

また、留学生の多い寮に住む魅力は、母国以外の世界を知っている学生、自国の文化や国民、環境、経済や政治へ客観的な視点、批判的思考を持っている学生に出会える機会が多いことだと思います。自分自身の可能性をより広げるために、「留学したいな」「海外に行きたいな」と言うだけはなく、実際に計画し行動を起こしている友人たちから、私自身も刺激を受け、非常に励まされています。

受講した科目詳細

Applied Professional Business Communications

大学院、またビジネスコンテクストでのリサーチスキル、文章力、プレゼンテーションスキルを向上させるための科目でした。全ての分野で基礎となるこれらのスキルを、1から学ぶことができたのは、今後の勉強と仕事に非常に役立つと感じています。対面授業だったこともあり、エンジニアリングなど違う分野の勉強をしている学生と友達になれたことも、この科目を受講して良かった点です。

Core Concepts in Agricultural and Applied Economics

農業経済の研究に必要となる数学および経済の基礎知識を学ぶ科目でした。学士で勉強した経済学よりも専門的内容を英語で学び、さらに数学のスキルも要求されたので、定期課題や期末テストは少し大変でした。教授が非常に親身になって私の質問に答えてくれ、クラスも小規模だったため提出期限など柔軟に対応してもらえ、無事に終えることができました。

International Agriculture: Research and Development

オーストラリアの農業に焦点を当てたレクチャーと、グループごとに任意に選んだ海外の農業システムの研究を通して、様々な農業システムの構成要素とその相互作用を学ぶ科目でした。グループプロジェクトでは、リサーチスキルと複数のサイエンスレポートの提出が要求され、慣れるまでは大変でした。特にレポートは、非常に限られた文字制限下で、表やグラフを用いながら、調べた情報をまとめることに苦労しました。また、オンライン授業でグループプロジェクトを進める難しさも体験しました。

Data Use in Science

自然科学分野での研究に必要なデータ分析(ANOVAや回帰分析)を学ぶ科目でした。主にRstudioという統計ソフトウエア上でのプログラミングでしたが、一度操作に慣れるとコーディングは楽しかったです。毎週提出の小課題とクイズに加えて、毎月提出の課題があり、前期に履修した科目の中では1番時間を費やしましたが、この科目を受講している同じ寮に住む友人たちと、毎晩一緒に勉強したのが良い想い出です。
どの科目の課題も、大学が提供するStudySmarterというオンラインチュートリアルを利用し、専門のスタッフに文章のチェックや数学の問題の解き方を指導してもらっていました。

留学前に立てた今学期の目標は無事達成!


今回パースに来るまで、オーストラリアは一度も訪れたことがなかったため、まずは生活に慣れることが前期の最大の目標でした。また、新しい環境を楽しむためにも、何かあれば相談できる友達を作ることも目標にしていました。振り返ると、どちらの目標も120%に達成することができたと感じます。日常生活に慣れるだけではなく、オーストラリアならではの自然も満喫することができたので良かったです。また、早い段階で自分に合った勉強リズムを確立することができたため、履修したいずれの科目でも学びの機会を十分に活かすことができました。



来学期からの進路変更

自分のこれまでの経歴や将来の仕事を見据え、専攻をアカウンティングに変更することにしました。来学期は、勉強面ではまた一からのスタートとなるため、集中力を持って取り組みたいです。また、引き続き水泳チームやアウトドアクラブで活動するだけではなく、ボランティア活動にも参加する予定です。

※洲崎さんの西オーストラリア大学体験談の続き、Vol.2はこちらからお楽しみください。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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