アニメ/視覚効果(Screen & Media - Visual Effect)

コースで学ぶ内容

オーストラリアの専門学校でビジュアルエフェクトを学ぶ

映画やテレビ、ゲーム、アニメーションなど、ビジュアルエフェクト（VFX、視覚効果）を必要とする様々なメディア業界で働くために必要な専門スキルを学びます。

具体的な職種のイメージとしては、アニメーター、モデラー、テクスチャーアーティスト、ライター、ロートアーティスト、トラッキング、リアルタイム環境デザイン、3D環境アーティスト、モーショングラフィックス、ダイナミック／シミュレーションエフェクト、コンポジター、VR（バーチャルリアリティ）関連などです。

映像メディア系コースは、分野が多方面にわたるため、教育機関によっては専攻が細分化されていたり、コースの改変が頻繁に行われる場合があります。このページでは、南オーストラリア州アデレードにあるTAFE SAアデレードシティの内容を紹介します。

Diploma of Screen and Media [Animation, Gaming and Visual Effects]（1年）

コンピュータゲーム業界、映画・テレビ映像業界への就職、またはどちらかでのさらなるキャリアの追求を目指す人に適した内容です。業界をリードする講師からゲーム開発の技術的・理論的なスキルを幅広く学ぶことができます。

コースでは、業界標準の機器を使い、様々なプラットフォームにおけるゲームやVFXのデジタルコンテンツ制作を行います。ゲームおよび視覚効果産業でのキャリアをスタートさせたい方におすすめです。

コースは必修4科目と選択11科目で構成されています。

必修科目の例
Enhance professional practice using creative arts industry knowledge クリエイティブアート業界の知識を使い専門的な実践を強化する
Establish and maintain safe creative practice 安全な創作活動を確立し維持する
Provide freelance services フリーランスサービスの提供
Realise a creative project 創造的なプロジェクトの実現

選択科目の例
Apply digital texturing for the 3-D environment in digital games デジタルゲームの3D環境にデジタルテクスチャを適用する
Conduct research 調査の実施
Create 3D digital animations 3Dデジタルアニメーションの作成
Create 3D digital environments 3Dデジタル環境の作成
Create 3D digital models 3Dデジタルモデルの作成
Create advanced 3D digital models 高度な3Dデジタルモデルの作成
Create digital visual effects デジタルビジュアルエフェクトの作成
Create observational drawings 観察図の作成
Create titles for screen productions スクリーンプロダクションのタイトル作成
Design digital applications デジタルアプリケーションのデザイン
Shoot different screen content 様々なスクリーンコンテンツを撮影する

※上記は2025年のTAFE SAアデレードシティの情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。

Advanced Diploma of Screen and Media[Content Creation and Design]

ゲームや映画のビジュアルエフェクトの専門的なデジタルスキルを磨きます。テレビや映画用の視覚効果や3Dコンピュータアニメーションの分野で活躍したい、またはゲーム開発のアーティストに求められる高度なスキルを学びたいという方向けの内容です。

視覚効果やCGIを専門とする学生は、映画やテレビの制作プロセスのさまざまな側面を学び、コンピュータ生成イメージが制作のワークフローの中でどのように位置づけられるかを理解することができるようになります。

また、ゲームアートを専門とする学生は、モデラーやテクスチャーアーティストとして環境制作に特化し、ゲーム開発プロセスに関する幅広い知識を身につけます。コースは特にモデリング、テクスチャリング、リギング、アニメーション、およびゲームエンジンに重点が置かれており、チーム単位での制作も行います。

コースは必修4科目と選択12科目で構成されています。

必修科目の例
Engage in the business of creative practice 創造的実践のビジネスに携わる
Establish and maintain safe creative practice 安全な創造的実践を確立し維持する
Evolve ideas for professional creative work 専門的な創作活動のためのアイデアを発展させる
Work professionally in the creative arts industry クリエイティブアート業界でプロとして働く

選択科目の例
Collaborate in professional creative projects プロフェッショナルな創作プロジェクトでの共同作業
Complete compositing to create elements for 3-D and digital effects environments 3Dおよびデジタル効果環境用の要素を作るための合成
Create and combine 3-D digital games and components 3Dデジタルゲームとコンポーネントを作成し組み合わせる
Design and create models for 3-D and digital effects environments 3Dおよびデジタルエフェクト環境用のモデルの設計と作成
Design digital simulations デジタルシミュレーションのデザイン
Design games ゲームのデザイン
Design specifications for animation and digital visual effects アニメーションとデジタルビジュアルエフェクトの仕様設計
Develop lighting designs 照明デザインの開発
Edit complex media productions 複雑なメディア作品の編集
Extend expertise in a specialised art form to professional level 専門的なアートフォームの専門性をプロレベルまで高める
Originate a body of independent creative work 一連の独立したクリエイティブ作品を生み出す
Perform primary and secondary colour correction 一時的および二次的カラーコレクションの実行

※上記は2025年のTAFE SAアデレードシティの情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。
※コース受講の際は、事前にDiploma of Screen and Media [Animation, Gaming and Visual Effects]コースを修了している必要があります。

英語力はどれぐらい必要？

IELTS Academic 6.0（各バンド5.0以上）または同等

TAFE SAのScreen & Mediaコースに直接入学するには
IELTS Academic 6.0（各バンド5.0以上）または同等レベルの英語力証明が必要です。

英語力が足りない場合はどうすればいい？

TAFE SA付属または提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。

その際、英語コースにどれだけ通えばいいか？は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果をこちらよりお知らせください。