再生可能エネルギー技術(Renewable Energy Engineering)

コースで学ぶ内容

石炭や石油などの供給に限りのある化石燃料を用いずに、自然界に常に存在する力を利用する再生可能エネルギー（Renewable Energy）産業は世界的に急成長しています。

豊富な天然資源を持つオーストラリアでは現在、全発電量のほぼ4分の1を再生可能エネルギーが占めており、再生可能エネルギーは今後もオーストラリアにとって重要産業の一つになるとみられています。

太陽光や風力発電のプロジェクト開発、バッテリーストレージ、エネルギー資産管理、農業や産業におけるエネルギー利用など、再生可能エネルギー産業のニーズを満たすように設計されているこのコースは、再生可能エネルギー分野への転職を希望する有資格者や、さらなる勉強につながる基礎知識とスキルを身につけたい人に適したコースです。

下記はシドニーにあるTAFE NSW Sydneyで開講されています。1年のコースは2学期に分かれており、学期間にはホリデーが含まれます。

Diploma of Renewable Energy Engineering（1年）

再生可能エネルギー業界を幅広く理解するため、同分野の主要技術とその設計、オーストラリアのグリーン・エネルギーへの移行に焦点を当てます。

コースでは、エンジニアリングの基礎、エネルギー貯蔵システム、太陽光発電（PV）システムについても学びます（数学、物理学、Pythonプログラミング含む）。

科目の一例
Foundation Studies in Renewable Energy and Sustainability 再生可能エネルギーとサステイナビリティの基礎研究
Introductory Engineering Mathematics 工学系数学入門
Foundation Physics 物理学基礎
Introduction to Programming プログラミング入門
Principles of Electrical Engineering 電気工学の原理
Grid Connected Photovoltaic Power Systems グリッド接続太陽光発電システム
Energy Storage Systems エネルギー貯蔵システム
Engineering Practices エンジニアリング実習

※上記は2024年のTAFE NSW Sydneyの情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などにより異なる場合がございます。
※出願の際に、数学のスキルアセスメントと呼ばれる小テストのようなもの（主に計算問題）の提出が必要です。内容などの詳細はお問い合わせください。

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英語力はどれぐらい必要？

IELTS Academic 6.0（各バンド5.5以上）か同等

TAFE NSW Sydneyの再生可能エネルギーコース入学には、
IELTS 6.0（アカデミックモジュールで各バンド5.5以上）または
これらと同等レベルの英語力証明が必要です。

英語力が足りない場合はどうすればいい？

TAFE NSW付属の語学学校をセットにした留学プランをお勧めします。まずはじめに英語コースに通い、一定の成績で修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できるメリットがあります。

英語コースにどれぐらい通うか？は、お一人お一人異なります。あなたの現在の英語力を、こちらからお知らせください。

オーストラリア留学センターは、TAFE NSW Sydney公式出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、オーストラリアの認定留学カウンセラーによる現地からのアドバイス、入学申込手続き代行、オーストラリアの主要6都市での現地サポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方は、ぜひご利用ください。

専門学校で取得できる資格

オーストラリアの専門学校では、コース期間（内容）に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma（ディプロマ）レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。