ジュエリーデザイン(Jewellery and Object Design)

コースで学ぶ内容

Advanced Diploma of Jewellery and Object Design（2年）

ジュエリーメイキングは、創造性、精密さ、そして細部への注意が必要な熟練した技術です。ジュエリーデザイナーとしてのスキルを磨き、スタジオを持ったり、オーダーメイドのジュエリーの制作販売や、店舗またはオンラインショップで販売するためのジュエリーや装飾品を制作します。

オーストラリアでこのコースを開講しているのは、アートとデザインの街メルボルンある専門学校Melbourne Polytechnic（メルボルンポリテクニック）です。

ビクトリア州で唯一、技術的なジュエリーデザインに焦点を当てたコースで、伝統的なデザインから、最新のトレンドを意識したジュエリーや3Dオブジェクトまでカバーしています。

デザインとリサーチ、デッサンとレンダリング、制作技術や素材、扱い方、リング製造、表面装飾、チェーン作り、宝石のセッティングなど、選択科目のチョイスも豊富にあります。

また学校はジュエリー業界と深い関わりを持ち、中でもGold and Silversmiths Guild of Australia、Craft Victoria、The Jewellers Association of Australia (JAA)、JamFactory - Adelaideとはパートナー関係にあります。

また、メルボルンの現代ジュエリーギャラリーとして知られるe.g.etal、Studio Ingot、Pieces of Eight、Black Finch、Small Space Gallery、in.cub8r、Bini Gallery、Metal Coutureなどとの繋がりもあり、ジュエリーデザイナーを目指すのに最適な環境です。

ジュエリーメイキングは創造的なプロセスだけでなく、製品の販売に関するビジネスの側面も含まれます。ジュエリーメーカーは、製品を効果的に宣伝し、販売するための強力なマーケティング、販売、コミュニケーションスキルを持っている必要があります。

また、業界で競争力を維持し、スキルとデザインを新鮮に保つために、継続的な学習が不可欠です。ジュエリー業界は常に進化しており、成功するジュエリーメーカーは常に最新のトレンドや技術に適応する意欲が求められます。

2年間のコース修了時、学生は新進気鋭のジュエリーデザイナーとして卒業制作展（SOL）を行います。業界関係者も多く来場する本格的な卒業展の様子＆クオリティの高い作品の数々はこちらのアルバムをご覧ください

必修科目の例
Establish, negotiate and refine a design brief デザインブリーフの作成、交渉、修正
Realise a body of creative work 創造的な作品群を実現する
Analyse cultural history and theory 文化史や理論を分析する
Work safely and effectively in manufacturing and engineering 製造およびエンジニアリングの現場で、安全かつ効率的に働く
Apply drawing and rendering techniques to jewellery or object design ジュエリーやオブジェクトのデザインにドローイングやレンダリングを使う
Investigate quality and application of jewellery materials ジュエリー素材の品質や用途を調べる
Create and manufacture jewellery or object design 一般市場向けのジュエリーやオブジェのデザインプロトタイプ作成と制作
Experiment with jewellery or object designs ジュエリーやオブジェのデザインに挑戦する
Participate in environmentally sustainable work practices 環境に配慮したサステナブルな労働

選択科目の例
Manage finances for new business ventures 新規事業立ち上げのための財務管理
Refine 3-D design ideas and processes 3Dデザインのアイデアとプロセスの改良
Interpret and respond to a design brief デザインブリーフを解釈し、対応する
Research global design trends 世界のデザイントレンドを調査する
Present a body of own creative work 自分のクリエイティブな作品を発表する
Originate a body of independent creative work 独立したクリエイティブな作品の数々を創作する
Publicly present a body of own creative work 自分のクリエイティブな作品の数々を発表する
Perform brazing and/or silver soldering ろう付けおよび/または銀ロウ付けを行う
Manually finish/polish materials 手作業による材料の仕上げ/研磨
Undertake manual handling 手作業の実施
Perform engineering measurements 工学的な測定を行う
Work safely with industrial chemicals and materials 工業用化学物質や材料の安全な取り扱い
Organise and communicate information 情報を整理し、伝える
Use hand tools 手工具を使用する
Use power tools/hand held operations 電動工具や手持ち作業の使用
Use tools for precision work 精密作業用工具の使用
Produce jewellery wax model ジュエリーのワックスモデル制作
Use CAD to create and display 3D jewellery and object models CADを使って3Dジュエリーやオブジェのモデルを作成し展示する
Produce a professional jewellery design and 3d object portfolio プロフェッショナルなジュエリーデザインと3Dオブジェクトのポートフォリオ作成
Produce renderings and technical drawings for jewellery and object design construction ジュエリーやオブジェクトのデザイン構築のためのレンダリングや図面作成
Design and implement mechanisms in jewellery items ジュエリーアイテムのメカニズム設計と実装
Creative silversmithing objects 創造的なシルバースミス・オブジェクト
Apply chain manufacture process チェーンの製造プロセス
Use special techniques to produce jewellery and objects ジュエリーやオブジェを製作するための特別なテクニックの使用
Plan and implement chenier fabrication process シェニール織の製造工程を計画し、実行する
Apply traditional techniques to jewellery and 3D object production 宝飾品と3Dオブジェクトの製造に伝統的なテクニックを適用
Plan, conduct and supervise a jewellery and object exhibition ジュエリーやオブジェの展示会の企画、運営、監督

※上記は2025年のMelbourne Polytechnic（メルボルンポリテクニック）の情報です
※科目は産業界との協議の元に選定されており、内容は予告なしに変更となる場合があります。
※基本的な材料やベースメタルは提供されますが、貴金属はMelbourne Polytechnicからは提供されません。
※コースで最低限必要なものは、入学時に説明があります。初期費用としてジュエリーツールキット等の購入が別途必要です

ジュエリーデザインコースに通った学生の声

”Melbourne Polytechnicの提携語学学校からジュエリーの本科コースへ進学しました。先生は優しく冗談をよく言うフレンドリーな先生達です。理解できていない部分があればマンツーマンで手本をみせてくれたり、図面を加えて説明してくれたり丁寧に指導してくれます。英語が少し不安な人でも安心して楽しく技術を学べます。”

【体験談全文はコチラ】幼少の頃の"好き"が現実になったジュエリーデザイン

英語力はどれぐらい必要？

IELTS Academic 6.0または同等

メルボルンポリテクニックのAdvanced Diploma of Jewellery and Object Designコースに直接入学するには

IELTS Academic 6.0（Overall）または
TOEFL iBT 64 （Overall）または
PTE (Academic) 50 （Overall）または
Cambridge C1 Advanced(CAE) 169 （Overall）または
これらと同等レベルの英語力証明が必要です。
られます

英語力が足りない場合はどうすればいい？

メルボルンポリテクニック提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。

その際、英語コースにどれだけ通えばいいか？は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果をこちらよりお知らせください。

オーストラリア留学センターは、メルボルンポリテクニックの公認出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、現地6都市でのサポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方はぜひご利用ください。

専門学校で取得できる資格

オーストラリアの専門学校では、コース期間（内容）に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma（ディプロマ）レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。