英語力初級からオーストラリア大学進学を目指す
英語力初級でもまずは語学留学からスタートすることで最終的にオーストラリアの大学留学を目指すことが出来ます。本記事では、
英語力初級(IELTS4.0レベル)から始める留学プランを
3つの進路パターンに分けて解説します。
【進路1】ファウンデーションコース経由で大学に入る
英語学校→ファウンデーションコース→大学の進路で進学するパターンです。
1. 英語学校(6ヶ月間)
現在の英語力が初級レベル(IELTS4.0程度)の場合、まずはファウンデーションコースの入学基準である
IELTS5.5〜6.0を目指して6ヶ月間ほど英語学校に通います。学費は80〜100万円ほどを目安にお考えください。
2. ファウンデーションコース(8ヶ月〜1年)
入学基準クリアしたらファウンデーションコースへ入学します。大学によって異なりますが、期間は8ヶ月〜1年、学費は170〜270万円ほどを目安にお考えください。
3. 大学(3年間)
ファウンデーションコースを規定の成績で修了すると、大学への入学が認められます(単位移行は出来ません)。オーストラリアの大学は通常3年間で、学費は大学とコースによって異なりますが平均で年間270万円ほどを目安にお考えください。
※オーストラリアの大学は通常3年ですが、4年(またはそれ以上)のコースもあります
【進路2】ディプロマコース経由で大学に入る
英語学校→ディプロマコース→大学の進路で進学するパターンです。
1. 英語学校(6ヶ月間)
現在の英語力が初級レベル(IELTS4.0程度)の場合、まずはディプロマコースの入学基準である
IELTS5.5〜6.0を目指して6ヶ月間ほど英語学校に通います。学費は80〜100万円ほどを目安にお考えください。
2. ディプロマコース(8ヶ月〜1年)
入学基準をクリアしたら、ディプロマコースへ入学します。大学によって異なりますが、期間は8ヶ月〜1年、学費は170〜250万円ほどを目安にお考えください。
3. 大学(2年間)
ディプロマコースを規定の成績で修了すると、大学への編入が認められます。最大で1年分の単位を大学へ移行して2年次に編入できるコースも多数あり、この場合、大学は残り2年で卒業することができます。学費は大学とコースによって異なりますが平均で年間270万円ほどを目安にお考えください。
〜ディプロマコースとは?〜
ディプロマコース(Diploma)とは大学1年次に相当し、大学で学ぶコースの基礎を勉強します。日本の高校卒業後すぐに入学出来ますが、ファウンデーションコースよりも高い学力が求められ(目安として高校の成績2.8〜3.5以上)、また、学べる分野も限定されています(ディプロマコースで学べる分野は大学によって異なります)。
ディプロマコースで学べる分野の例
・ビジネス
・ホスピタリティ/観光学
・IT
・エンジニアリング
・Creative Industries
・サイエンス
・健康科学/看護
・デザイン
※オーストラリアの大学は通常3年ですが、4年(またはそれ以上)のコースもあります
【進路3】直接大学に入る
英語学校→大学の進路で進学するパターンです。
1. 英語学校(1年間)
現在の英語力がIELTS4.0レベルの場合、まずは大学の入学基準である
IELTS6.0〜6.5を目指して1年間ほど英語学校に通います。学費は140〜180万円ほどを目安にお考えください。
2. 大学(3年間)
英語力の基準を満たしたら大学へ入学します。オーストラリアの大学は通常3年間で、学費は大学とコースによって異なりますが平均で年間270万円ほどを目安にお考えください。
※オーストラリアの大学は通常3年ですが、4年(またはそれ以上)のコースもあります
※入学基準がIELTS7.0以上のコースもあり、この場合、英語学校の期間が更に長くなります
日本でIELTS5.0以上を目指しましょう
本記事では英語力初級(IELTS4.0レベル)から始めるオーストラリア大学進学プランをご紹介しましたが、近年は日本でIELTS5.0以上を取得してから留学される方が増えてきました。
IELTSスコアは高ければ高いほど、それだけ英語学校の期間と学費を節約できますし、カレッジや大学へ進学出来る時期も早まります。
これからオーストラリア大学進学を検討されている方は、日本にいる間にしっかり英語を勉強し、IELTS試験を受験して、最低も5.0取得を目指しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
本記事では2021年度の全豪平均学費をもとに、現在のレート1豪ドル=80円で換算しておりますので目安としてご参考ください