前島さんが学んでいるコース
学校名 | 西オーストラリア州立TAFEマードックキャンパス |
---|
|
コース名 | Certificate III in Fitness |
---|
期間 | 半年 |
---|
授業料 | 6,240ドル(2020年度費用) |
---|
必要な英語力 | IELTS5.5(各スキル5.0以上) |
---|
その他 | 入学時にマテリアル費などがかかります |
---|
体操ばかりの生活に違うものを入れてみたかった
9歳からずっと器械体操をやっており、日体大を卒業後、体操を教えながら現役生活をしていました。
でも、子供のころから世間知らずで遊ぶことも無く、ずっと体操ばかりを続けてきたので、このままだと体操しかなくなってしまうと考え、人生の転機だと思い姉が住んでいたパースに英語留学することにしました。
中学生レベルの英語力からスタート

体操漬けの生活をしていたので、パースにやって来たばかりの頃は、中学校レベルの英語力しかありませんでした。
高校も大学も体操が強い高校。英語とは全く無縁の生活でしたし・・・。
大学では、ほぼ毎日体操の日々で、パースに来た時の英語力はそれはひどいものでした。
goとwentの違いが分からなかったぐらいです。
姉に「そんな英語力じゃ、学校に行っても無駄だよ」と言われたこともありました。が、そう言ってもらえて、逆に勉強しないといけないと気づき、頑張って勉強するようになりました。
しゃべれない自分としゃべれるクラスメート
まずは英語を勉強しようと思い、TAFEの英語学校に通い始めました。最初は、クラスの周りの人は自分よりずっと英語がしゃべれるのに何でこの授業を受けているのかと驚きました。同じクラスなのに自分との差に愕然としました。
でも、テストになるとその人達は文法ができないことが分かってきて、自分は話せないけど文法はできる、ペラペラ話せるけど文法が出来ない人がいるということも分かってきました。
徐々にその差は縮まってきて、最後にはみんなバランスよく英語ができるようになったと思います。
クラスでは色々な授業がありましたが、強制的にペアで話す授業はスピーキングがすごく伸びて、自分にはよかったです。
最初のプレゼンテーションはペアでパワーポイントを使って行なうものでしたが、今までプレゼンテーション自体、一度もしたことがなかったので、「プレゼンって何!?」という状況でした。
自信無く、キョロキョロしながらするとダメだよと先生に言われたこともありました。でも、他の人のプレゼンテーションを見ながら、いいところは取り入れ、プレゼンテーションの最中に質問を投げかけたり、先生からの評価も上がり、成長できるいい機会でした。
次のステップアップ、Fitnessコース
必死に勉強し、英語力が上がるにつれ、だんだん自信もついてきて、オーストラリアでFitnessの勉強をすることに興味が出てきました。
そこで、TAFEのFitnessコース入学を決心。体操からちょっと離れてみようと思って留学してみましたが、やっぱり体操に戻ってしまいました。
Fitnessクラスがスタートすると、オージーのクラスメートの英語が本当に分からなくて困りました。
また、日本の学校と違い、学生の年齢差が幅広く、様々な年齢の学生がいるのは新鮮でした。16〜18歳の若い子のノリについていくのが苦しい時もありますが(笑)。
好きなことを学ぶのは楽しい!
Fitnessの勉強は全く苦にならず、好きなことを勉強できることが楽しくて仕方ありません。
例えば、英語コースでは環境、政治経済に関するトピックもあり、それに関連する単語を覚えるのが大変でしたが、Fitnessで難しい単語が出ても、後々使うだろうとやる気が出て、楽しく覚えることができます。
また、将来自分が教えるという立場になるかもしれないと思うと、授業中の先生の話し方も聞いていて勉強になります。遅刻すると腕立て伏せをさせられることもありますが。
クラスでは、留学生はかたまりがちだけど、先生が意識していい具合にばらしてくれるのでとてもやりやすく、また、わざわざ留学生だけを集めて、「どんな質問でもいいから何でも聞いて」と言ってくれるほど、先生のサポートも万全です。
スピーキングの苦手な自分に、発音矯正に30分も付き合ってくれたり、水曜日の放課後に英語力が足りない人のためのレクチャーがあるから2時間参加しなさいと教えてくれたり、質問しやすい環境を作ってくれ、とても助かっています。
将来の夢
日本やオーストラリアで体操を教えたい。体操を通して、日本とオーストラリアの架け橋になりたいと思っています。いつかその夢がかなうように頑張りたいと思っています。