【体験談】ソーシャルビジネスで発展途上国のために貢献したい〜マードック大学で学ぶ国際援助と持続可能な開発学

市川飛侑我さん | パース | Murdoch University | Accounting
高校卒業後、マードック大学、Bachelor of Artsで
国際援助&開発学とSustainable Developmentのダブルメジャーを学んでいる市川さんにお話を伺いました。

市川さんの留学プラン

・2017年3月〜2017年12月 フリンダース大学附属語学学校35週間
・2018年4月〜2018年6月 マードック大学付属カレッジMIT10週間
・2018年7月〜2021年7月卒業予定 マードック大学
International Aid and Development (Primary)/Sustainable Development (Second)

またいつか戻ってきたいと思っていたオーストラリア

高校生の時に2週間ケアンズに短期留学をした際に、自分の伝えたいことがうまく伝えられないもどかしさを感じたと同時に、自分が思っていたより英語を話せている!とも感じました。これを機に、もっと英語を話せるようになりたいと思い、またいつかオーストラリアにまた戻ってきたいと感じました。


海外の大学進学を検討し始めたのは、(全員がそうではないですが)とりあえず大学に行く、大学は勉強に力入れずに社会人になる前に遊べる!という日本の風習に疑問を持っていました。また留学することで自分の理想とする勉強の目的と一致したのが最も大きな理由です。

日本の大学は入るのは難しいけど卒業するのは簡単。講義を聞くだけで、勉強はさほどせず遊び放題!(偏見履いていると思います笑)という印象が強かったです。

大学を決めるときに何を学びたいかわからない、でもとりあえず経済学部に行く、法学部に行く、など、目的が不確かなまま大学に進学しようとしている同級生達を見て違和感を感じていました。
その当時は、日本の国公立で国際関係学部がある大学に行こうと考えていましたが、総合的に見て、日本の大学に通うだけじゃ英語が話せるようになるわけじゃないと思ったので、それなら英語圏の大学に行って自分の学びたい分野の勉強をすればいいじゃないかと思い、留学を選択肢に入れました。

そして、本格的に進路を決定する時に、留学についてたくさんリサーチした結果、自分の目的には留学が一番あっているとわかったので最終的に決心しました。両親は基本やりたいことはやらせてくれていたので、留学したいことをきちんと伝え、すぐわかってくれました。

金銭面が一番心配で、極力親に負担をかけたくなかったので生活費は自分で稼ごうと決めて留学しました。実際、総合的に兄よりお金はかからず留学しています!

マードック大学に進学したかったのが一番ですが、田舎出身ということもあって都会すぎるところは避けたかったのと、大都市より生活費が安く済むためパースを選びました。

オーストラリア留学の魅力!

学生でも労働ができて時給が高いこと!

オーストラリアは学生が二週間で平均40時間の労働が許されており、また賃金が比較的 高いので、生活費なら自分自身で稼げると思いました。実際、オーストラリアを留学先にした理由はこの部分が大きいと思います。個人的な意見では場合によりますが、日本で私立に通い、生活費まで払ってもらい、奨学金を受け取りながら生活するより、実質トータル安上がりだと思います。パースでは生活費は十分に稼げるし、遊びにもいける(貯金すらできる。車を購入、軽い旅行などにも行ける)ぐらいです。

比較的治安がいいこと

もちろん危険や気をつけないことはあるが、大きく気にするほどではないと思います。

パースは自然が豊かで街並みが素敵!

ビーチが綺麗で、ヨーロッパちっくな建物が残っていて素敵な街です。

留学する大学とコースの決定

自分の学びたい分野を伝えたら、オーストラリア留学センターにいくつか大学を提示していただきました。その中の一つがマードック大学でした。選んだ理由はその大学がある都市が都会過ぎないこと、学費を比べたところ多大学より安かったこと、一番自分が学びたいこととコース内容が近かったのも一つの理由です。

このコース(International Aid and Development / SustainableDevelopment)を学びたかった理由は、大きな理由や出来事はないのですが、自然と国際協力や、発展途上国の人のために何かしたいと思っている自分に気づいたからです。今思い返せば、テレビ番組などでたまに取り上げられる、発展途上国の人たちの生活を目にして日本との格差を知り、何かできることはないかと思っていました。

でも具体的に何がしたいかは全然決まっていなくて、とりあえずこの分野について勉強しようと思って決めたのがInternational Aid and Development (IAD)=国際援助と開発学でした。大学の説明会でこのコースはCommunity Development(CD)=コミュニティ開発学やSustainableDevelopment (SD)=持続可能な開発学と大きくかかわりを持っている理由もあり、各コース組み合わせによって、大学に通う期間も学費も変わらず、卒業時にDouble Major(2つのメジャーの卒業資格を得ること)が取れるとのことだったので、 IADとCDのダブルメジャーを目指して学ぶことにしました。

大学のスーパーで
  

途中でコース変更!

だけど、途中で SDに興味をより持つようになり、結局、IADとSDに変えました。発展途上国を支援するにしても、もし現在発展途上国とされている国が先進国と同じ生活をしたら、完全に地球はもちません。今後は環境、人、経済を全て考慮したsustainable な世界を構築することが重要だと強く思いました。今は、こうした分野の知識を深め自分の将来のために活かせるように頑張っています!

英語コースの授業について

自分がマードック大学に入学するのにIELTSのスコアが少し足りなかったので、付属語学学校MITのEAP (進学英語)コースに10週間通いました。ここは大学準備期間コースのようなもので、英語だけではなく、Essayの書き方やReferenceのやり方、課題の中で重要になってくるpartialism や、paraphrasingなども学びました。周りの人たちもこのコースの後は大学にいく人たちで、勉強への意識は高く、 いい環境で学ぶことができました。

大学2年前期のユニット(科目)内容

Global and Regional Sustainability

急速な人口増加、持続不可能かつ不公平な資源の利用、環境破壊や気候変動などは現在、世界中での重要な環境に対する問題です。これらの問題は、wicked problem と呼ばれ、様々な問題の原因が複雑に絡み合っており、どうしたらよい、という解決策が存在しないこと。また、社会政治、経済、環境が互いに影響し合います。

このユニットでは、地域、世界規模の視点から、この問題とそれらを解決するための分野をまたいだアプローチを学びます。

このユニットで主にやったことは、グループで一つのwicked problem を決めてその問題の解説とアプローチをWikipediaのようなものをweb上で作り決められた週ごとに発表をするということをやりました。自分のグループはland degradationを選び、それには急速な人口増加、貧困、気候変動様々な問題が関わっていてこれぞまさにwicked problem だ!っていう感じでした。他のグループの人たちはFast Fashion 水問題、人口増加などについて取り組んでいました!

その他の課題に、アートとsustainability issueを結びつけて一つ作品を作るというものでした。初めは全くアイデアが浮かばずどうしようかと迷っていたのですが、自分が趣味で写真を撮ることが好きだったのでモザイトアートを作ろうと決めました。単純に普通のもモザイクアートでは面白くないと思ったので、今世界で話題である、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんのポートレイトを題材にしてそれを構成する写真は環境問題に関係したものを取り、一枚の大きなポートレイトにすることにしました。

このユニットでの苦労は、やはりグループワークというのもあってグループならではの問題がありました!笑。自分たちの班は初期から2人も抜けていき、新しい人が1人途中から入り、ゴタゴタしました。またそのうちの一人は、発表をしたくない人で、毎回代わりに他のメンバーが彼女の分の発表をするという形をとっていました。最終的に最後までうまく問題なく進みましたが、グループワークということもあって何かしらのハプニングはつきものです!笑

Global Justice, Aid and Security

人はなぜ正義感を感じるのか、またそれは生まれ持ってのものなのか、それとも生きて行く上で学んで行くものなのかという議題から始まり、植民地、グローバリゼーション、慈善活動、テトリズム色々なトピックからJusticeを探求して行くユニットでした。

課題は全てビデオでのプレゼンテーションでした。一つは決められた記事を要約して5分間のビデオにまとめるものでした。二つ目はビデオグループプレゼンテーションで『援助プロジェクト』、『安全保障プロジェクト』の二つのトピックどちらかを選び、約15分間のビデオを3人1組のグループで作るという課題でした。幸運にもグループの2人が真面目で全てスムーズに進み、ビデオも高クオリティなものを作れたので良かったです。

Creative ways to work with community

このユニットは他のユニットとは違ってもっと実践的で、community developmentとは何か、実際にどうやって地域を開発して行くか、どうやって地域と関わって行くかなど、もっとHOW TOにフォーカスものでした。オーストラリアでは先住人であるアボリジニの人たちがまだたくさんいて、それに関わる差別や問題、格差などがたくさん存在します。 

Community developmentは車の運転で例えると、自分たちが運転席に乗り主導で動くのではなく、ドライバーのシートにメインとなる地域の人たち、対象となる人を乗せ、助手席で共に運転するようなものだと教授は言っていました。

地域の人たちの目線に立ち、西洋の考えを押し付けず、いい方向へ進んで行くというのが大切だと学びました。

また、アート(写真、絵、音楽、ダンス)はcommunity developmentと深い結びつきがあるということも学び、またアートというツールを使い地域内での人との結びつきを強め、そこから派生する健康、教育という人間としてのwell-being を向上していける大切なものであるということも学びました。課題はグループでプレゼンテーションを作り提出、また実際に行われた地域開発の projectをまとめる2000文字のエッセイがありました。
 
大学の図書館で

Food Matter

人間が生きる上で欠かせない「食」。普段深く考えずに食べ物を消費している人が多いですが、この科目では食の生産、消費を歴史、経済、社会学、科学、技術など様々な観点から、またこれらがどのように人々の「食」への関わりに影響するかを学びました。

課題はプレゼンテーション、Bibliography、2000文字のエッセイでした。週ごとにトピックが分かれており、トピックごとにエッセイの問題が決まっていて、そこから自分の好きなものを選べたので、気になるトピックかつエッセイが書きやすそうな問題を選んで書きました。

クラス内ではその週のトピックについてのプレゼンテーションを2〜3人の学生がするという感じでした。時間が余れば、それに対してグループでディスカッションをしました。

教授は自分自身、第二言語が英語なのこともあり、留学生に対してとても優しく理解のあるとても大好きな教授でした。この教授のSociologyを前のセメスターでも取っていて、今回も同じ教授のこのユニットを取りました(笑)。

趣味のカフェ巡りも充実

週末に観光地でもあるフリーマントルマーケットで働いていました。同僚も学生で、日々の勉強を話したり、お互いの国や文化のことを話したり。まるで働いているより遊んでいるかのような(いい意味で)感覚で働いていました。だからバイトが勉強の息抜きにもなっていました。

アルバイト先の友人と
平日は学校、週末は仕事があるのですが、合間を見つけたら、コーヒーが大好きでよくカフェ巡りをしていました。オーストラリアのコーヒーめちゃめちゃ美味しいです!! 

今、興味のある「ソーシャルビジネス」

昔から国際協力に興味があり、発展途上国に行って何か現地の人の役に立ちたい、そう思っていました。でも具体的にどこの国の、どんな問題に直面している人たちの手助けをしたいのか、どうやって関わっていきたいのか、まだ全然明確ではありませんでした。

実際今も、どんな問題を解決したいのか、見つけられないままでいます。でも、この方法で何かしらの問題を解決したい!と強く思えたのがSocial Business でした。勉強をして、知識を身につけていくにつれて、世界の大半がとる、資本主義の構造は揺るぎない、この状況では貧困の格差は広がるばかりだと考えました。

そこで素敵だなと思ったのが、社会問題を解決することを目標にした Businessである「Social Business」でした。今後は自分が熱意を持って解決したいと思える社会問題をみつけ、それにSocial Business の観点から取り組んでいきたいです!

緑に囲まれたマードックキャンパス

やりたいことはやる!

正規留学を決めた自分を見て羨ましがる人を何人も見てきました。 実際海外に留学に来ている人の大半は、もちろん英語を伸ばしたいと思っている人ばかりで、でも最終的に満足して帰っていく人は少ない気がします。

英語が話せたところでその後どうするか、英語は一種のツールでしかなくて、それを使って何をしたいかが大事だと思います。自分の興味のあることを英語で学ぶ、正規留学。魅力的だと思います!

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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