【体験談】膨大な勉強量に驚き!休学留学で知った日本の大学との違い

清水由香里さん | ブリスベン | The University of Queensland | 休学留学
日本の大学を休学してUQ(クイーンズランド大学)に留学中の清水由香里さん。日本とオーストラリア、両方の大学で学んだ経験からその違いやオーストラリアの大学の魅力、キャンパス内にある学生寮での暮らしについて伺いました。

大学も科目も自由に選べる「休学留学」へ

大学1年生が終わった春に日本の大学の協定校であるオーストラリア・ウーロンゴン大学に1ヶ月間語学留学をしました。その1ヶ月間でオーストラリアの魅力に惹かれ、必ずオーストラリアに戻って来ると決意したのですが、残念ながらウーロンゴン大学との協定が停止になってしまい、交換留学への道は閉ざされてしまいました。

そんな時、日本の大学を1年間休学して留学すれば自分の学びたいことが学べる大学を全豪中から自由に選ぶことができると知り、休学留学という選択をしました。

私がUQを選んだ理由は、MAJIT(Master of Arts in Japanese Interpreting and Translation) という通訳翻訳の修士課程に興味があったのと、観光学及び国際関係学を学びたかったからです。

この休学留学終了後は日本の大学で4年生になり、卒業時には英語科の教員免許を取得予定です。多文化主義を掲げるオーストラリアのように、将来は異文化に触れる環境でキャリアを築いていきたいです。

実際に履修して面白かった授業は?

1. Introduction to Peace and Conflict Analysis

1つ目は、Introduction to Peace and Conflict Analysisです。この授業では、戦争と平和に焦点を絞って、戦争の原因や非暴力の有効性、PKOなどについて学びました。

授業では専門用語が多用されるため、授業の前にアップロードされる授業のスライドの内容を確認して、わからない単語を必ず調べることを心がけていました。

また、毎週約100ページのリーディングが課せられ、他の授業の課題との両立が非常に大変でした。私がUQで履修した授業の中で一番辛かったですが、戦争・平和とは何か、今世界で何が起こっているのかについて多角的に学ぶことができ、さらにリーディング能力の向上にも繋がりました。

2. Contemporary Australia

2つ目は、Contemporary Australiaで、オーストラリアの歴史や現代の問題について学びました。

毎週異なる内容を扱い、私が日本にいる時には知らなかったオーストラリアの様々な側面(移民や先住民との関係など)に触れました。

この授業で特に印象に残ったのは、課題として「オーストラリアの多文化主義は成功なのか否か」について社説を書いたことです。このテーマについて論じるにあたり、多くの文献やウェブを参照し、多文化主義について多くの知識を得ることができました。

3. Language & Society

3つ目は、言語と言語が社会に及ぼす影響に焦点を当てたLanguage & Societyです。日本では日本語を母語・第一言語として使用する人が大半を占めていますが、複数の言語が共存していたりクレオール(複数の言語が混成してできた言語)が好んで用いられていたりする社会もあります。

このような内容は、日本出身の私にとって大変興味深かったです。最終課題では、オーストラリア英語を用いる友人を被験者として、オーストラリア英語特有のマーカーについてケーススタディを行う予定です。

日本とオーストラリア、両方の大学を経験して気付いた違い

最も大きな違いは、勉強量と課題の種類です。私は1学期に週8個(2時間のレクチャー4つと1時間のチュートリアル4つ)授業がありました。日本の大学では90分の授業を週20個ほど受けていたので、コマ数の違いにはとても驚きました!

しかし、日本の大学では中間・期末にテストを受けたりレポートを提出したりするだけですが、オーストラリアの大学では毎週のオンラインテストや1つの授業につき多い場合には3つのエッセイ提出が課されます。

そのため、コマ数は圧倒的に少ないものの、UQでは日本の大学にいた時とは比較にならないほど勉強していると思います。

これらの課題を上手く乗り切るには、先生のオフィスアワーを活用することが重要です。

授業の内容が理解できなかった時や自分の課題内容について疑問がある時には、必ず先生のオフィスを訪問して相談しています。これによって、授業の内容や課題に対する理解を深めるだけでなく、その先生が私の名前と顔を覚えてくれて気にかけてくれることもあります。

Introduction to Peace and Conflict Analysisという授業の先生には私のことを覚えていただき、課題の1つであったエッセイの成績が良かった時には「最終試験もこの調子で頑張るように」という励ましのメールを頂きました。
また、オンラインテストやエッセイだけでなくフィールドトリップがしばしばあるのも、日本の大学の授業の課題ではあまり見られないオーストラリアの大学の特徴です。

特に印象に残っているのが、Global Cultures & Tourismの授業の最終課題のために訪れたブリスベン近郊のNorth Stradbroke Islandで、ここにはオーストラリアの先住人であるアボジリニの人々が暮らしており、先住民族観光で有名な島です。

その他、Intercultural Communicationという授業では、課題の一環でミャンマー人の友人とミャンマーの文化イベントにも参加しました。

このようにフィールドトリップを通して、ただ大学で講義を聞いたりリーディングをするだけでは得られない体験をしたり、現地の人やイベントに参加している人にインタビューをしたりして学びを深めることができるのが、オーストラリアの大学の大きな魅力だと感じました。

学生寮は友達作りに最適!

私はGrace CollegeというUQのキャンパス内にある女子寮に住んでいます。シングルルームでバスルーム共用、毎日3食付きで週495ドルです。

私の寮の特徴は、他の寮と比べてアジア人の学生が多いことです。オーストラリア人の学生だけでなく、様々な国から来た学生と触れ合う機会が多いので異文化交流することができるだけでなく、英語が第一言語ではない学生の英語にも慣れることができます。

また、チューター制度があり、私の隣の部屋に住んでいる学生がIntroduction to Peace and Conflict Analysisの授業を以前履修していたため、毎週1時間程度授業の内容を教えてもらったり、課題について相談に乗ってもらったりして、とても頼りになる有り難い存在でした!
寮に住む最大のメリットは、授業以外でも多くの友人を作れることです。仲の良い友人たちとは互いの誕生日のお祝いもしましたし、定期的にイベント(スポーツやコーラスなど)も開催され、それを通して友人との仲を深めることもできます。

また、食事が含まれているので家事をする必要がなく、UQで過ごす2セメスターは勉強に集中したいと思っていた私にとっては、寮は良い選択でした。

Grace Collegeのようなオンキャンパスの寮は10個あるのですが、それぞれ雰囲気やカラーが異なっているので、寮を選ぶ時にはその寮のFacebookのページやYou Tubeの動画を事前にチェックして、寮に住んでいる学生の様子や寮内の構造について知ることが重要です!

固定観念にとらわれない多角的で柔軟な思考

私はUQに留学するまで長期間海外に滞在していた経験がありませんでした。今まで「日本人」としての固定的な考え方しかできませんでしたが、初めて日本を長期間離れてオーストラリアで様々な文化的背景を持つ人々と交流し、物事を多角的に捉えることができるようになりました。

「日本人は〇〇のように考えるけど、この国から来た子は同じテーマでも全く違う考え方を持っているんだ」と気づくことが多々ありました。

多様な考え方を理解して物事に取り組むことは、1つの観点から考える事よりもはるかに苦労を要しますが、これによってより良い答えにたどり着つける、ということを学びました。帰国後も、「日本人だから」という固定観念に縛られることなく、柔軟に物事を考えることを心がけたいと思います。

オーストラリアで培った経験を糧に社会貢献へ

将来は異文化との接点があるキャリアを築いていきたいです。具体的には、日本だけでなく、世界の様々な地域の人々が集ってそのメリットを理解し重視している環境で仕事に取り組みたいと思っています。

英語の能力だけでなく、「オーストラリア」という地で培った経験を活かして社会に貢献できるキャリアを探していきたいです。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H318)
13歳でのメルボルン短期留学をきっかけに「英語」と「海外」に目覚め、その後カナダ(語学留学)とアメリカ(大学留学)にも留学。卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ再渡豪し、オーストラリア留学センターでワーペリ。帰国と同時にオーストラリア留学センター日本窓口が開設され現職へ。留学生を現地オーストラリアで「迎え入れる立場」と日本から「送り出す立場」、両側での勤務経験を通して、双方の視点からアドバイスすることを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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