一度社会に出てから留学をしようと決めた理由は?

半年間の語学留学や外資系企業での勤務を経験しましたが、自分の英語力は不十分であるという思いが強かったことと、大幅なキャリアチェンジを実現するためには専門的な知識をきちんと勉強する必要があると思ったことがきっかけで大学院留学を考え始めました。
また、海外のスポーツ業界ではどのようなビジネスモデルが展開されているのかを実践的に学びたいと思ったので、オーストラリアのようにスポーツが生活の一部、また文化として根付いている国でスポーツマネジメントを学ぶことは自分の目指すキャリアにとって有意義だと思ったからです。
なぜオーストラリアのグリフィス大学を選びましたか?

ラグビーの盛んな国が良かったので、留学先の候補はイギリスとオーストラリアの二択でしたが、日本から近いことと、卒業後に2年間働けるpost graduate visaが取れることが決め手でオーストラリアを選びました。
「スポーツ・マネジメント」を開講している大学はまだあまり多くなく、選択肢は自然と絞られました。
グリフィス大学を選んだのは、ゴールドコーストの中心街から近くて生活の便が良いとアドバイスされたことが主な理由ですが、滞在中に国際的なスポーツイベント、
"Commonwealth Games"が開催されることもイベントのオペレーションを学ぶ良い機会だと思ったからです。
グリフィス大学の大学院で何を勉強していますか?

Master of BusinessのSport Management専攻です。全部で4学期あり、最初の1学期目ではビジネスにおけるコミュニケーション、リーダーシップ論、情報システムの管理や、Service Industry(ホスピタリティ、イベント、スポーツ業界)の特性についてなど一般的なビジネスに関する知識を学びました。
2学期目はもう少しスポーツ業界に特化した内容で、Event Coordination&Logistics(人員配置や会場管理などのイベントのオペレーションについて)、Management of Sport facilities and venues(スタジアムやスポーツ施設の運営と活用方法)、Contemporary sport and event marketing(スポーツ、イベントにおけるマーケティング手法とトレンド)等についてを履修し、現在は3期目に入ったところです。

今苦労しているのはStrategy and Risk Management(ビジネス戦略の立て方やリスク管理)とManaging Financial Resources(財務データの扱い方と企業のパフォーマンス分析)という授業です。どちらも膨大な量の理論や学術知識を元に現状を分析するというのが基本なので、まずは理論をしっかりと理解することに多くの時間を費やしています。
ゴールドコーストでの大学院生活について

課題(論文、プレゼンテーション、グループワーク)がとにかく大変で、授業を受ける以外に自分で勉強する時間が想定外に長いです・・・。原則1学期で4コース履修するのですが、各コース課題の提出時期が重なるので、忙しい時期は土日も図書館にこもりっきりで「こんなに良い天気なのに遊びに行けないなんて!!」と悲しくなることもあります。でも疲れたらすぐビーチや公園に行けるので、ゴールドコーストの恵まれた気候や自然に助けられています。また、ローカルの素敵なカフェを見つけるのも楽しみの一つで、美味しいコーヒーとゆったりとした空間で過ごす時間は私の癒しです!

そして私にとってはスポーツイベントが身近なことが最大の魅力で、日本にいた時には知らなかったNRL(National Rugby League)やAFL(Australian Rules Football)を観戦してみたり、ラグビーの大会でボランティアをしたりしてゴールドコーストの生活を楽しんでいます。
社会人留学をしてよかったと思うことはありますか?

授業で学ぶ内容を実際のビジネスの場面とリンクして考えられることです。また、社会人経験があったからこそ、将来目指すキャリアにどんな知識や経験が必要だとか、力を入れて勉強するべき分野などを想定しながら学べることも強みになると思います。
卒業後はどのような仕事をされたいですか?

ビジネスやマネジメントの立場からラグビーの競技振興と選手のサポートをすることが目標です。チームや協会に所属して組織の内側から支えるか、スポンサー企業などに就職して外側からサポートするか、どのような形で関わることができるのかを模索中です。
これから留学を考えている社会人の方にアドバイス

せっかく入った会社を辞めること、キャリアをストップさせることはとても勇気のいることで、私自身「今の生活を変えたら失うもの」ばかりを考えて悩んでいました。でも行かなかったら絶対後々「あの時行っていたら…」という気持ちになると思ったので、やらずに後悔するぐらいならチャレンジして失敗した方がマシだ!と飛び込みました。まだ在学中なので、目に見える成果をお伝えすることはできませんが、今は「オーストラリアに来たから得られたもの」にフォーカスできるようになったので、前向きに考えています。
特に、社会人を経験した方は自分の目指すキャリアや留学の目的が明確だと思うので、より有意義な時間が過ごせると思います!是非思い切ってチャレンジしてみてください!
スタッフからのコメント
和佳子さんは現在スポーツマネジメントを学びながら、弊社のゴールドコースト支店でアルバイトもされています。ゴールドコースト、グリフィス大学院での学生生活についてやスポーツマネジメントにご興味がある方は、ぜひ
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