音響制作(Music - Sound Production)
コースで学ぶ内容
規模の大小を問わず、可能性は無限!オーストラリアでサウンドプロダクションを学ぶ
オーストラリアは、各都市で一流のアーティストのパフォーマンスに触れることができます。中でも、メルボルンは、オーストラリアの音楽の首都であり、ニューヨーク、パリ、ベルリン、東京よりも一人当たりのライブ音楽会場の数が多い、世界最大の音楽都市の1つです。

メルボルンにある
Melbourne Polytechnic(メルボルン・ポリテクニック)は、音楽関連のコースが充実しており、学生専用に作られた設備の整ったサウンドスタジオでのトレーニングを受けることができます。

Melbourne Polytechnicでサウンド・プロダクションのプログラムを担当するジェシー・ロバーツ氏は、サウンド・プロダクションの最も魅力的な点のひとつとして、ライブ・ギグ、フェスティバル、劇場、映画、テレビ、レコーディング・エンジニア、ミキサー、マスタリング・エンジニア、音楽プロデューサーなど、多様なキャリアの可能性があることを挙げています。

サウンド・プロダクションの仕事は、複数の分野にまたがることが多く、サウンド・デザイナーという肩書きは、ウェブ、テレビ、ラジオにまたがるクリエイティブで技術的な役割であると同時に、会場のインスタレーションや劇場のプレイバックといったライブの役割も担います。

同様に、映画、ラジオ、テレビに情熱を持っている人にもチャンスは多くあります。ラジオやテレビには、コンソール・オペレーター、番組マネージャー、オーディオ・ディレクター、放送クルーが必要です。オーディオのポストプロダクション(映画、テレビ、ゲーム)は、サウンド・スーパーバイザー、サウンド・デザイナー、フォーリー・アーティスト、ダイアログ・エディター、リレコーディング・ミキサーなど、熟練した専門家のチームによって作られています。

Melbourne Polytechnicのサウンドプロダクション系コースは、Fairfield(フェアフィールド)キャンパスで開講されています。卒業生には、ARIA賞を受賞したバンド、オーギー・マーチの創立メンバー、ストーンフィールド、ロックンロールDJのアイコン、スタン・ロフェがいます。
Certificate IV in Music [Sound Production] (6ヶ月)
音楽業界での経験が浅い方、基本的なサウンド・プロダクションのスキルを身につけたい方のためのコースです。アナログのスタジオ機器やAbletonやPro Toolsなどのデジタルオーディオワークステーション(DAW)を使って、サウンドプロダクションスキルの基礎を実践的に学びます。
コースでは、スタジオとライブプロダクションの両方の環境を使い、レコーディング、ライブサウンド、電子音楽制作の原理と技術を理解し、自分のサウンド制作への関心をさらに深めることができます。クリエイティブなプロジェクトを通して学生間のつながりを育み、将来のキャリアにつながるネットワークづくりも行われます。講師の大半は、長年の音楽経験を持つ現役のミュージシャンです。
科目の一例 |
Investigate business opportunities
ビジネスチャンスの調査 |
Implement copyright arrangements
著作権に関する取り決めの実行 |
Extend expertise in specialist creative fields
専門的なクリエイティブ分野の専門性を高める |
Manage feedback on creative practice
創作活動に対するフィードバックの管理 |
選択科目の一例 |
Create simple musical pieces using music technology
音楽技術を使って簡単な楽曲を作成する |
Incorporate creative and technical needs into management processes
創造的、技術的なニーズを管理プロセスに取り入れる |
Realise a creative project
クリエイティブなプロジェクトを実現する |
Perform basic sound editing
基本的な音響編集の実行 |
Operate sound reinforcement systems
サウンドリインフォースメントシステムの操作 |
Develop and apply knowledge of audio theory
オーディオ理論に関する知識の習得と応用 |
Record and mix basic music demos
基本的な音楽デモの録音とミキシング |
Mix music in studio environments
スタジオ環境での音楽のミキシング |
Undertake live audio operations
ライブオーディオオペレーションを行う |
Record sound
音響の録音 |
※上記は2025年のMelbourne Polytechnic(メルボルンポリテクニック)の情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。
※コース出願にあたり、学校とインタビューがあります(日本からオンラインZoom可)。
Advanced Diploma of Music [Sound Production](1年)
音楽制作、ポストプロダクション、サウンド・リインフォースメント、サウンド・デザインなど、様々な場面で音楽とサウンドを制作するための高度な作業フローとテクニックを身につけます
Advanced Diploma取得後の進路は、音楽プロデューサー、サウンド・デザイナー、FOHオペレーター、モニター・オペレーター、サウンド・エディター、音楽制作エンジニア、ラジオ、テレビ、映画、デジタル・メディアのオーディオ・ポストプロダクションなど多岐にわたります。コースも、これらの業務を行うことを想定した内容です。
科目の一例 |
Manage copyright arrangements
著作権に関する取り決めの管理 |
Assess significance of music and apply knowledge to professional practice
音楽の重要性を評価し、専門的な実務に知識を応用する |
Establish and maintain safe creative practice
安全な創作活動の確立と維持 |
Engage in the business of creative practice
創造的実践のビジネスへの取り組み |
選択科目の一例 |
Plan and manage post-production activities
ポストプロダクションの作業計画と管理 |
Manage audio system control networks
オーディオ システムコントロールネットワークの管理 |
Mix audio for live productions
ライブ制作のためのオーディオミックス |
Implement sound designs
サウンドデザインの実装 |
Create a final sound balance
最終的なサウンドバランスの作成 |
Manage operation of stage monitor systems
ステージモニターシステムの運用管理 |
Develop sound designs
サウンドデザインの開発 |
Compile music for soundtracks
サウンドトラック用の音楽編集 |
Manage production of sound designs
サウンドデザインの制作管理 |
Manage production of sound recordings
サウンドレコーディングの制作管理 |
Manage on-site event operations
イベント現場での運営管理 |
※上記は2025年のMelbourne Polytechnic(メルボルンポリテクニック)の情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。
※コース出願にあたりインタビューがあります(日本からオンラインZoom可)。
英語力はどれぐらい必要?
IELTS Academic 6.0または同等
メルボルンポリテクニックのSound Productionコースに直接入学するには
IELTS Academic 6.0(Overall)または
TOEFL iBT 64 (Overall)または
PTE (Academic) 50 (Overall)または
Cambridge C1 Advanced(CAE) 169 (Overall)または
これらと同等レベルの英語力証明が必要です。
英語力が足りない場合はどうすればいい?
メルボルンポリテクニック提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、
IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。
その際、英語コースにどれだけ通えばいいか?は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果を
こちらよりお知らせください。
オーストラリア留学センターは、メルボルンポリテクニックの公認出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、現地6都市でのサポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方はぜひご利用ください。
専門学校で取得できる資格
オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
専門学校から大学進学へのステップ
TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)
こんな仕事 & キャリアに役立ちます
TV、ラジオ局
電子音楽アーティスト
サウンドエディタ
作曲家
DJ
オーディオエンジニア
ライブレコーディングエンジニア
コースを開講している学校一覧
*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります