園芸(Horticulture)
コースで学ぶ内容

Horticulture(ホーティカルチャー=園芸)コースは、自然豊かなオーストラリアで、街で見かける身近な植物から、めったに見ることのない珍しい植物まで、育てる方法を学びます。
コースでは、一般的な植物と希少な植物を見分けたり、種から育てたり、挿し木で増やしたり、多種多様な植物についての知識が身につきます。園芸に適した土壌の改良、鮮やかな緑の芝生を生き生きと育てるテクニック、安全な農薬の使い方、植物を病気や虫から守る知識のほか、基本的な造園および景観デザイン、水耕栽培や最新の散水システムの管理などもしっかりカバー。
ガーデニングが好きで、ワクワクする植物の世界を英語で学びたいという方から、将来、植物に関わるビジネスを成功させたいという方まで満足できる内容です。
オーストラリアのホーティカルチャー(園芸)コースの授業科目
下記はシドニー州立の職業訓練専門学校
TAFE NSW (Rydeキャンパス)のコース詳細です。
Certificate III in Horticulture(6ヶ月)
環境、植物科学、栽培技術を包括的に理解するための内容です。植物のケアと庭園管理のスペシャリストを目指したい方にとって、第一歩となるコースです。
コースは、植物の識別とディスプレイ、植物の増やし方、剪定、芝のメンテナンスと管理、雑草や害虫、植物の病気などに関する知識を身につけます。また、灌漑の設置、化学薬品の安全な準備、保管、塗布方法、機械の操作、安全で健康的な職場で働く方法についても学ぶ、盛りだくさんの内容です。
必修科目 |
Transport and store chemicals
園芸化学薬品の安全な運搬と保管 (化学薬品管理の基礎) |
Prepare and apply chemicals to control pest, weeds and diseases
害虫・雑草・病気の予防と薬剤散布 (効果的な植物防疫技術) |
Operate pressurised irrigation
加圧式灌漑システムの運用 (最新の水管理技術) |
Operate machinery and equipment
園芸機械・装置の操作 (専門機器の適切な取り扱い) |
Identify and select plants
植物の種類の識別と選択 (植物の特性理解と適切な選定) |
Perform specialist amenity pruning
専門的な剪定技術 (美しく健康的な植物管理) |
Control weeds
雑草駆除 (効果的な雑草管理戦略) |
Control plant pests, diseases and disorders
植物の害虫・病気・障害の防除 (植物のチェックと対策) |
Implement soil improvements for garden and turf areas
庭園・芝生エリアの土壌改良 (土壌の質を高める実践技術) |
Contribute to workplace health and safety processes
職場の安全衛生プロセスへの貢献 (安全で健全な作業環境の構築) |
Apply environmentally sustainable work practices
環境に配慮した作業 (生態系と調和する専門的な作業技術) |
選択科目 |
Prepare specialised plants
特殊植物の準備と栽培 (希少・特殊植物の育成技術) |
Implement a propagation plan
植物繁殖計画の実施 (効果的な植物増殖方法の実践) |
Implement a plant nutrition program
植物栄養プログラムの実施 (科学的な植物栄養管理) |
Provide information on plants and their culture
植物と栽培方法に関する情報提供 (専門的な植物知識の伝達) |
Report on health and condition of trees
樹木の健康状態報告 (樹木の診断と健康管理) |
Implement a plant establishment program
植物定着プログラムの実施 (新規植物の効果的な根付け技術) |
※上記は2025年のTAFE NSW の情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、内容が変わる場合があります。
Horticulture(園芸)コース学生の声

「Horticultureって日本語にすると「園芸」となり、「ガーデニング」といったイメージを持っている方が多いと思います。実際に学ぶ範囲はかなり広く、植物の名前を覚えることはもちろんですが、剪定(せんてい)、植物繁殖(挿し木)、苗の育成、芝生の管理、農薬等の取扱い、景観デザイン、水栽培、散水システム、植物や苗木売るナーサリーや経営についても勉強をします。」
【体験談全文】オーストラリアの植物は面白い!~TAFEでホーティカルチャーを学ぶ
英語力はどれぐらい必要?
IELTS Academic 6.0(各バンド5.5以上)または同等
TAFE NSW SydneyのCertificate III in Horticultureコース入学には、IELTS 6.0(アカデミックモジュールで各バンド5.5以上)または同等レベルの英語力証明が必要です。
英語力が足りない場合はどうすればいい?
TAFE NSW Sydney付属の英語コース、または提携英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、
IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。
その際、英語コースにどれだけ通えばいいか?は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果を
こちらよりお知らせください。
2025年 オーストラリアの園芸留学でおすすめの学校は?
TAFE NSW
世界最大級の園芸トレーニングセンターを持つRydeキャンパスで開講しています。25エーカー(東京ドーム約2個分!)の敷地に、業界標準の機械、道具、資材を備えた最先端の設備で学ぶことができます。TAFE NSWは過去3年連続でNSW Flower Growersグループの「フローリストリスクール・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞した実績のある教育機関です。
コース | Certificate III in Horticulture(6ヶ月) |
入学日 | 2月と7月 |
入学条件 | 高卒以上。英語力はIELTS Academic 6.0(各バンドで5.5未満がないこと)。もしこれに満たない場合、TAFE付属英語学校もしくは提携語学学校にて、規定の英語力に達したと判断され、コースを修了出来た場合はIELTSスコアの提出なしで進学可 |
学費(2025年) | 1年間でA$14,500+教材等の追加費用約A$300-1,000 |
Webサイト | 学校のコースページ(英語) |
出願方法 | TAFE NSW公認出願窓口のオーストラリア留学センターで無料手続きが可能です。シドニーに現地オフィスがあるのでサポート面も安心です。 |
オーストラリア留学センターなら、ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、さらに、シドニーを含むオーストラリアの主要6都市での現地サポートが無料で受けられます。
「自分に最適な学校は?」「今の英語力で大丈夫?」といったご質問にも、有資格者が丁寧に回答します。あなたの英語力と目標に合わせた、最適な留学プランを知りたい方は、
こちらからご相談ください。
専門学校で取得できる資格
オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
専門学校から大学進学へのステップ
TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)
こんな仕事 & キャリアに役立ちます
花や植物の販売店
ガーデナー
園芸学者
造園スタッフ
苗木の作業者 等
コースを開講している学校一覧
*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります