環境調査(Environmental Monitoring and Technology)

コースで学ぶ内容

自然豊かなオーストラリアで環境調査を学ぶ

自然環境に恵まれたオーストラリアは、環境調査における分野の研究や実践に最適な環境が整っています。さらに、先進的な技術と環境保護の取り組みが盛んであり、国際的な視野を広げるために、多様な文化や背景を持つ人々と交流する機会も豊富です。

環境保護は世界的な急務とされており、ビジネスによる環境への影響を最小限に抑える必要がある今、この業界に加わるには絶好の機会といえます。企業レベルで環境保護への意識が高まる中、環境への情熱と高い意識を持ち、科学や地理、情報収集が好きな方に適したコースです。

Certificate IV in Environmental Monitoring and Technology（1年）

人間活動が環境に与える影響を最小限に抑えるために、環境サンプルを収集・分析し、環境データを処理するための基礎スキルを身につけます

オーストラリアでこのコースを開講しているのは、自然に囲まれた西オーストラリア州パース北部にキャンパスがあるCentral Regional TAFEです。

コースでは、日常的な現場サンプルの収集、現場での環境モニタリングの実施、環境技術者としての効果的な作業とコミュニケーション、環境データの処理とプレゼンテーションの方法を学びます。さらに、環境管理計画と手順の実施方法についても学びます。

植生調査、地層の認識、水と土壌のサンプリングとテスト、環境モニタリングアプリケーションにおける全地球測位システム（GPS）の使用など、様々なフィールドベースの活動を行う機会もあります。

必修科目の例
Participate in laboratory or field workplace safety 実験室または現場の作業場の安全確保に参加する
Collect routine site samples 日常的なサイトサンプルの収集
Undertake environmental field-based monitoring 環境フィールドベースモニタリングを実施する
Participate in environmentally sustainable work practices 環境的に持続可能な業務への参加
Work and communicate effectively as an environmental technician 環境技術者として効果的に働き、コミュニケーションをとる
Apply an understanding of environmental principles to a site 環境原則の理解を現場に適用する
Participate in environmental field work 環境フィールドワークへの参加
Process and present environmental data 環境データの処理および提示

選択科目の例
Perform standard calibrations 標準検量線の実施
Use laboratory application software ラボ用アプリケーションソフトの使用
Perform chemical tests and procedures 化学的試験および手順の実施
Collect spatial and discrete environmental data 空間および個別の環境データを収集する
Perform sampling and testing of water 水のサンプリングおよびテスト
Document simple geological information for a site サイトの簡単な地質情報を文書化する
Produce site maps サイトマップの作成
Provide environmental information to customers 顧客への環境情報の提供

※上記は2024年のTAFE WA - Central Regional TAFE/a>の情報です。
※内容は予告なしに変更となる場合がありますのでご了承ください

Diploma of Environmental Monitoring and Technology（1年）

資源部門や生態系の劣化に関する増加する問題に関連した成長産業、環境マネジメントにおけるキャリアアップを目指します。現場や研究所での試験や、研究所に提出するサンプルの準備など、実践的な内容です。

ディプロマレベルでは、環境サンプリング、試験、モニタリングの実施に必要な様々な方法と技術を応用するために必要なスキルと知識を身につけます。これらのスキルは、ほとんどの産業分野で使用されており、環境科学者、エンジニア、プランナーを支援し、サイトのアセスメント、プロセスの環境への影響の最小化や、対象エリアの修復/再生にも役立ちます。

またコースでは、環境データの報告やプレゼンテーション、環境リスクの評価、さらに、環境管理計画や持続可能な作業方法の実施方法についても学びます。

プログラムに実習は含まれませんが、学生はコースに関連する組織（民間、地方自治体、営利団体など）でボランティア活動をすることが奨励されています。スキルを磨くだけでなく、この業界のネットワークに入る絶好の機会にもなるためです。

必修科目の例
Participate in laboratory or field workplace safety 実験室または現場の作業場の安全確保に参加する
Collect routine site samples 日常的なサイトサンプルの収集
Undertake environmental field-based monitoring 環境フィールドベースモニタリングを実施する
Implement and monitor environmentally sustainable work practices 環境的に持続可能な作業方法の実施と監視
Apply an understanding of environmental principles to a site 環境原則の理解を現場に適用する
Participate in environmental field work 環境フィールドワークに参加する
Process and present environmental data 環境データの処理および提示
Assist with assessing site environmental indicators 場所の環境指標の評価支援
Assess the environmental risk and impact of a project activity or process プロジェクト活動またはプロセスの環境リスクおよび影響の評価
Report environmental data 環境データの報告
Provide environmental information to customers 顧客への環境情報提供

選択科目の例
Conduct biological surveys 生物学的調査の実施
Collect and classify plants 植物の採集と分類
Collect spatial and discrete environmental data 空間的および個別的な環境データの収集
Document simple geological information for a site サイトの簡単な地質情報を文書化する
Produce site maps サイトマップの作成
Perform sampling and testing for site contamination 汚染された場所に関するサンプリングと検査の実施
Collect and evaluate groundwater data 地下水データの収集と評価
Perform sampling and testing of soils 土壌のサンプリングおよび試験の実施
Plan and conduct environmental project work 環境プロジェクト作業の計画および実施

※上記は2025年のTAFE WA - North Metropolitan TAFE（East Perthキャンパス）の情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。

英語力はどれぐらい必要？

IELTS Academic 6.0（各バンド5.0以上）か同等

TAFE WAのEnvironmental Monitoring and Technologyコースに直接入学する場合、
IELTS 6.0（アカデミックモジュールで各バンド5.0以上）または
TOEFL iBT 60（各バンド15以上）または
英検1級　または
これらと同等レベルの英語力証明が必要です。

英語力が足りない場合はどうすればいい？

TAFE WAが提携する英語学校とセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。

その際、英語コースにどれだけ通えばいいか？は、個々の英語力により異なります。まずは日本でIELTS Academic、または、TOEFL iBTのどちらかを受けられた後、その結果をこちらからお知らせください。