養殖業(Aquaculture)

コースで学ぶ内容


オーストラリアでは、水産養殖業界における基礎から、実際の養殖場プロジェクトに携わるレベルまで、実際の養殖施設での学習に重点を置いたコースが開講されています。

オーストラリアの西海岸、パースから電車で30分の港町、TAFE WA - South Metropolitan TAFEのフリーマントルキャンパスでは、繁殖戦略の開発と実施、生態学的に持続可能な養殖計画、バイオセキュリティ、魚の健康管理、魚の生産計画の開発、スタッフと事業運営の管理など、養殖場、海洋養殖場の運営を管理するための実践的なスキルと知識を学びます。

フリーマントル・キャンパスには海水および淡水の養殖施設があり、経験豊富なスタッフによりアワビ、ドゥフィッシュ、イエローテールキングフィッシュ、マロン、バラマンディなど、過去20年間にわたり多くの海洋・淡水生物の養殖と応用研究プロジェクトが行われています。

現場ベースのトレーニングとして塩水と淡水の広大な施設を保有し、水処理装置の操作や、緊急時の対応、労働安全衛生のガイドラインを含めた、水産養殖業界に欠かせない知識とスキルを実践的に身につけることができます。


Certificate III in Aquaculture(半年)

養殖設備の構築、健康な魚の飼育に不可欠な水温と水流の確保など、バランスのとれた飼育環境を構築する知識を身につけます。また疫病などの特定や治療、水処理装置の操作や廃液処理なども行えるようになります。

科目の一例
Identify and report signs of aquatic disease or pests
水生生物病または害虫の兆候を特定し、報告する
Contribute to workplace health and safety processes
職場の健康と安全のプロセスに貢献する
Work effectively in the seafood industry
水産業での効率的な働き方
選択科目の一例
Conduct intertidal marine monitoring
干潟の海洋モニタリングの実施
Coordinate marine conservation activities on small vessels
小型船での海洋保護活動をコーディネートする
Identify and collect marine life
海洋生物を同定し収集する
Monitor ocean conditions and marine environmental quality
海洋の状況と環境の品質をモニタリングする
Operate inboard and outboard motors
インボードおよびアウトボードモーターを操作する
Construct or install stock culture, holding and farm structures
養殖、保持、および養殖構造物を構築または設置する
Monitor stock handling activities
養殖活動のモニタリングを行う
Maintain water quality and environmental monitoring
水質と環境のモニタリングを維持する
Monitor harvest and post-harvest activities
漁獲および漁後の活動をモニタリングする
Monitor production and maintain algal or live-feed cultures
生産をモニタリングし、藻類や生餌の培養を維持する
Support hatchery operations
孵化場運営のサポート
Monitor feed activities
給餌活動をモニタリングする
Apply control measures for diseases
病気の管理方法の適用
※上記は2025年開講予定のTAFE WA - Central Regional TAFEジェラルトンキャンパスの情報です。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。


Diploma of Aquaculture(Certificate IIIと合わせて1年半)

魚の養殖場や孵化場などでの仕事を管理するための実践的なスキルや知識が英語で身につきます。具体的には、繁殖計画の立案や実行、環境にやさしい仕事の計画、バイオセキュリティ、魚の健康管理、魚の生産計画、スタッフやビジネス運営の管理、政府の規制に沿ったマーケティング戦略の考え方などです。

科目の一例
Plan and implement environmentally sustainable aqua-cultural practices
環境的に持続可能な水産養殖の実践計画と実施
Plan and implement an aquaculture biosecurity plan
水産養殖のバイオセキュリティ計画の立案と実施
選択科目の一例
Process and interpret data
データの処理と解釈
Analyse data and report results
データの分析と結果の報告
Perform microscopic examination
顕微鏡検査の実施
Develop a stock nutrition program
養殖用餌プログラムの開発
Establish an aquaculture facility
水産養殖施設の設立
Plan stock health management
養殖魚の健康管理計画の立案
Manage an aquaculture research trial
水産養殖研究試験の管理
Plan and design stock culture or holding systems and structures
養殖用魚の栽培または保持システムと構造の計画と設計
Develop stock production plan
畜産物生産計画の立案
Plan and design water supply and disposal systems
水供給・廃棄システムの計画と設計
※上記は2025年開講予定のTAFE WA - South Metropolitan TAFEフリーマントルキャンパスの情報です。
※Diplomaコースの受講には、Certificate III in Aquacultureを修了している必要があります。
※科目は産業界と協議の上で選定されており、学校やキャンパス、時期などで変わる場合があります。

英語力はどれぐらい必要?

IELTS Academic 6.0(各バンド5.0以上)か同等

TAFE WAのAquacultureコースに直接入学する場合、IELTS 6.0(アカデミックモジュールで各バンド5.0以上)または​TOEFL iBT 60(各バンド15以上)または英検一級または同等レベルの英語力証明が必要です。

英語力が足りない場合はどうすればいい?

TAFE WAが提携する英語学校とセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。

その際、英語コースにどれだけ通えばいいか?は、個々の英語力により異なります。

オーストラリア留学センターは、TAFE WAの公認出願窓口です。ご自分で学校に直接申し込むのと同じ費用で、有資格留学カウンセラーによる入学手続き代行、現地6都市でのサポートが受けられます。留学を真剣にお考えの方はぜひご利用ください。

専門学校で取得できる資格

オーストラリアの専門学校では、コース期間(内容)に応じて、Certificate、Diploma、Advanced Diploma などの資格が得られます。これらの資格は、その教育制度の違いから、日本で相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)レベルの場合、コースによっては取得に 2年を費やすものや、大学での単位 1年分に相当する場合があることなどから考えると、準学士に相当するとも言われています。
キャリアアップのために専門学校をお考えの方には、Diploma レベル以上の取得を目指すのが良いでしょう。
 

専門学校から大学進学へのステップ

TAFEやカレッジで Diploma(ディプロマ)を取得した場合、各教育機関が提携している大学の関連コースへ進学または編入が認められる場合があります。
(コースによる異なりますので、詳細はぜひお問合せください)

こんな仕事 & キャリアに役立ちます

養殖業者
孵化場

コースを開講している学校一覧

*授業料は 1セメスタ(6ヶ月)あたりの金額となります
都市学校コース期間授業料*
パース TAFE WA - South Metropolitan TAFE - テイフ・西オーストラリア・サウス・メトロポリタン・テイフ Aquaculture 6ヶ月〜1年 6402ドル

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら

サイトのご利用について

当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら