ブリスベンの病院について
公開日:2012年7月18日 | 更新日:2026年8月24日

オーストラリアは日本と医療のしくみが大きく異なります。ブリスベンで体調を崩したときに迷わないよう、日本語で受診できるクリニック、緊急時の連絡先、公立病院の情報をまとめました。
※本ページの情報は2026年8月時点で各機関の公式サイトを確認したものです。診療時間や連絡先は変更される場合がありますので、受診前に必ず各機関の公式サイトでご確認ください。
まず知っておきたい:オーストラリアの「GP制度」
オーストラリアでは、日本のように「耳が痛いから耳鼻科へ」「肌が荒れたから皮膚科へ」と専門科を直接受診することはできません。まず
GP(General Practitioner=家庭医・総合診療医) を受診し、GPが必要と判断した場合にのみ、紹介状(Referral)をもらって専門医(Specialist)や病院へ進みます。
- 最初の窓口はすべてGP。風邪、腹痛、皮膚、女性の健康相談、メンタルヘルス、けが、健康診断、予防接種まで幅広く対応します。
- 専門医は紹介状がないと受診できません。紹介状なしで受診すると、保険が適用されないか、そもそも予約を取れません。
- GPは基本的に予約制です。飛び込みで行っても待たされる、または当日診てもらえないことがあります。必ず事前に予約してください。
- 命に関わる緊急時は例外です。GPを通さず、救急車(000)または病院の救急外来(Emergency Department)へ直行してください。
そのため以下のクリニック紹介では、日本の「標榜科」ではなく、そのクリニックのGPが実際に対応している内容として記載しています。
日本語で受診できるクリニック
さくらファミリークリニック(Sakura Family Clinic)
日本人医師が在籍し、受付を含めて日本語で完結できるGPクリニックです。ブリスベンCBDのAdelaide Street沿いにあり、市内の語学学校・大学からアクセスしやすい立地です。
| 住所 | Level 11, 116 Adelaide St, Brisbane City QLD 4000 |
| 電話 | 07 3003 0100 |
| メール | info@sakuraclinic.com.au |
| WEBサイト | https://www.sakuraclinic.com.au/ |
| SNS | Instagram/Facebook/YouTube |
| 診療時間 | 月~金:8:00~17:00 土:9:00~13:00 日・祝日:休診 |
| 予約方法 | オンライン予約フォーム/電話/メール/LINE ※LINEのIDは公式サイト掲載のQRコードからご確認ください |
| 医師・スタッフ | 吉田まゆみ医師(GP/総合診療専門医) 加藤正人医師(GP、小児、筋骨格系、男性医療、メンタルヘルス、皮膚、小手術) デュワーディオン医師(院長/一般内科、外科、耳鼻、皮膚) 平野なみ(理学療法士) |
| 対応内容 | 一般診療(GP)、小児、皮膚のトラブル、女性の健康相談、メンタルヘルス、簡単な外科処置、健康診断、予防接種、専門医への紹介、オンライン診療、理学療法(フィジオ) |
| 保険 | OSHC(留学生保険)、海外旅行保険に対応。キャッシュレス診療および保険請求手続きのサポートあり |
クリニックが入っているビルの入口です
ポイント:受付スタッフも日本語対応のため、英語に不安がある方でも症状を正確に伝えられます。理学療法士も在籍しているので、スポーツでのけがや腰痛・肩の痛みなどのリハビリも同じ場所で受けられます。
スカイアーチ・メディカルクリニック(SkyArch Medical Clinic Brisbane)
日本とオーストラリアの両方の医師免許を持つ長島達雄医師が診療する、日本語対応のGPクリニックです。通訳を介さず、医師と直接日本語で話せます。
| 住所 | Level 3, 102 Adelaide St, Brisbane City QLD 4000 |
| 電話 | 日本語専用:0403 089 177 クリニック代表:07 3438 9835 |
| メール | reception@skyarchmedicalclinic.com.au |
| WEBサイト | https://skyarchmedicalclinic.com.au/ja/ |
| SNS | Instagram/Facebook/YouTube/LINE |
診療時間 (クリニック来院) | 月~金:8:00~18:00 土・日・祝日:10:00~15:00 |
診療時間 (オンライン診療) | 月~金:8:00~19:00 土・日・祝日:10:00~17:00 |
| 予約方法 | HotDoc(オンライン予約)/LINE/電話/メール |
| 医師 | 長島達雄医師(日本・オーストラリア両国の医師免許を保持) |
| 対応内容 | 一般診療(GP)、小児、皮膚(皮膚がん検診・ほくろ除去などの小手術を含む)、女性の健康相談(生理不順・更年期・子宮頸がん検診など)、男性の健康相談、性感染症、メンタルヘルス(うつ・不眠・不安・パニック)、アレルギー、生活習慣病の管理(糖尿病・高血圧・甲状腺など)、健康診断、予防接種、トラベルメディスン、スポーツ外傷 |
| 保険 | OSHC(留学生保険)、海外旅行保険に対応。キャッシュレス診療および返金手続きのサポートあり |
ポイント:土曜・日曜・祝日も診療しているため、平日に学校を休みたくない方や、週末に体調を崩した方に心強い選択肢です。オンライン診療(電話・ビデオ)にも対応しています。
緊急時の連絡先
| 000(トリプルゼロ) | 救急車・警察・消防。命に関わる緊急時のみ。携帯電話からも無料でかけられます。オペレーターに「Ambulance(アンビュランス)」と伝えてください。 |
13 HEALTH 13 43 25 84 | クイーンズランド州が運営する電話健康相談。24時間365日、看護師が症状を聞いて「病院へ行くべきか、GPで良いか、自宅で様子を見て良いか」を判断してくれます(子どもの健康相談は毎日6:30~23:00)。救急車を呼ぶか迷ったときは、まずここへ。 |
131 450 (TIS National) | 政府の通訳サービス。日本語通訳を電話でつないでもらえます。英語での説明に不安があるときに利用できます。 |
注意:クイーンズランド州の救急車は有料です。搬送費用は高額になることがありますが、OSHC(留学生保険)や海外旅行保険では救急車の費用がカバーされるのが一般的です。加入している保険の補償範囲を事前に確認しておいてください。
ブリスベンの主な公立病院(救急外来)
夜間・休日で、GPが閉まっている時間帯の急病やけがは、公立病院の救急外来(Emergency Department)を受診します。いずれも24時間対応です。
| 病院名 | 住所 | 電話 |
| Royal Brisbane and Women’s Hospital(RBWH) | Cnr Butterfield St & Bowen Bridge Rd, Herston QLD 4029 | 07 3646 8111 |
| Princess Alexandra Hospital(PAH) | 199 Ipswich Rd, Woolloongabba QLD 4102 | 07 3176 2111 |
| Mater Hospital Brisbane(成人救急) | Raymond Terrace, South Brisbane QLD 4101 | 07 3163 8111 |
| Queensland Children’s Hospital(小児) | 501 Stanley St, South Brisbane QLD 4101 | 07 3068 1111 |
救急外来は
重症度の高い患者から順に診察されるトリアージ方式です。軽症の場合は数時間待つことも珍しくありません。緊急性が高くない症状であれば、翌日にGPを予約するか、13 HEALTHに相談するほうが早く適切な処置を受けられます。
留学生の医療費と保険について
日本はオーストラリアと
相互医療協定(Reciprocal Health Care Agreement)を結んでいません。協定国はイギリス、アイルランド、ニュージーランド、スウェーデン、オランダ、フィンランド、ノルウェー、ベルギー、スロベニア、マルタ、イタリアの11か国で、日本は含まれていません。
つまり
日本人留学生はオーストラリアの公的医療保険(Medicare)を使えません。学生ビザで滞在する場合はOSHC(Overseas Student Health Cover)への加入がビザの条件となっており、実質的にこれが唯一の医療費の支えになります。
- 受診前に保険証券番号(メンバーシップカード)を用意しておく。スマートフォンに保存しておくと安心です。
- キャッシュレス対応のクリニックを選ぶと立て替えが不要です。上記2院はいずれも対応しています。
- 領収書は必ず保管する。立て替え払いの場合、後日の請求に必要です。
- OSHCの補償範囲には制限があります。歯科・眼科・処方薬の一部などは対象外、または一部負担となるのが一般的です。加入プランの内容を必ず確認してください。
OSHCの加入手続きや、保険の使い方でわからないことがあれば、オーストラリア留学センターのブリスベンオフィスにお気軽にご相談ください。