理系科目も学べる!本質を見抜く力を養う人文学部〜シドニー大学



企業のCEOや世界のリーダーに最も多い学位が、実は人文学士(アーツ/Bachelor of Arts)であるのをご存知ですか?世界トップ35にランクされるシドニー大学の人文(人文・社会科学)学部では、現在の複雑な問題を解決し、人を動かすための論理的思考力と表現力を養い、未来の指導者の育成を行っています。

今『将来、何をやりたいか分からない』『そもそも、まだ何を学びたいか決められない』と感じていても、まったく問題ありません。むしろ、シドニー大学の人文学部は、そんなみなさんの無限の可能性を見つけるための学部です。



目次

シドニー大学で人文学(アーツ)を学ぶ理由

シドニー大学の人文学部は、文理の枠を超えて幅広い興味分野について学ぶことができるのが一番の特徴です。複雑化し、予測不可能になった現代社会において、一つの専門分野の知識だけでは解決できない課題が増えていることから、学生の貪欲な興味に応えつつ、キャリアに結びつけられる教養やスキルを身につけられるよう工夫をしています。

カリキュラムの柔軟さと100を超える分野の幅広さ(Shared Poolシステム)

シドニー大学独自の「Shared Pool」システムを使えば、人文学部に所属しながら、ビジネススクールの「マーケティング」や理学部の「心理学」など、学部の垣根を越えて他学部の専攻を履修できます。これにより、自分だけのユニークな知識とスキルを掛け合わせ、「独自の専門性をデザインする」事ができます。

豊富なダブルディグリーの選択肢

2つの異なる学士号を、通常(6年間)より短い5年間で同時に取得できるプログラムです。人気の高い法学(Laws)、商学(Commerce)、工学(Engineering)などを、人文学と専門分野を組み合わせることで、卒業時には2つの分野の専門家となり、キャリアの選択肢を大きく広げることができます。

充実した海外留学プログラム

世界40カ国以上、300校を超える提携大学の中から留学先を選べる、オーストラリア最大級の交換留学ネットワークを誇ります。留学先で取得した単位はシドニー大学の単位として認められるため、3年間で卒業することも可能です。異文化理解力やグローバルな視点を養い、人間的に大きく成長する貴重な機会となります。

実践的なキャリア経験を積む機会(インターンシップ)

シドニー大学の人文学部では、あなたの『好き』や『知りたい』という情熱をキャリアに繋げる、単位認定型のインターンシッププログラムを用意しています。成績の優秀さだけでなく、一人ひとりの興味や関心に寄り添い、美術館、NPO、メディア、国際機関など、多岐にわたる派遣先との最適なマッチングをサポート。これは、競争(Competitive)ではなく、あなたの可能性を広げるための協奏(Collaborative)の機会です。

このインターンシッププログラムの大きな特徴は、学生が自らの興味やキャリア目標に合わせて、研修先を「自己開拓」する点にあります。そのため、研修先探しから応募、大学への申請まで、積極的な行動が求められます。

しかし、これは自分の情熱を追求できる最高の機会であると同時に、就職活動の実践としても貴重な経験にもなります。もちろん、大学のキャリアセンターなどが履歴書の添削や面接練習などをサポートしてくれますので、積極的に活用しましょう。


留学カウンセラーより「シドニー大学の文学部はこんな人にオススメ!」

・特定の分野だけでなく、文理含めて幅広い分野に興味がある
・社会問題や国際情勢、文化に対する強い好奇心がある
・文章を書いたり、議論をしたりすることが好き
・将来、メディア、国際機関、教育、行政などの分野で活躍したい


上記に当てはまるなら「シドニー大学の人文学部」がオススメです!



人文学部 3つのお薦め主専攻

シドニー大学は、各種の世界大学ランキングで常に上位に位置し、各分野で世界的に著名な研究者が教鞭をとっています。特に以下の分野は、国際的にも高い評価を受けています。

Media and Communications (メディア・コミュニケーション学)

デジタル時代における必須スキルが身につく、非常に現代的な専攻です。ジャーナリズム、PR、広告、デジタルコンテンツ制作など、キャリアパスは多岐にわたります。グローバル都市シドニーの中心で学ぶことで、大手メディアや企業でのインターンシップの機会も豊富です。

Politics and International Relations (政治学・国際関係学)

オーストラリアがアジア太平洋地域で果たす役割や、世界情勢を深く学ぶことができます。将来、国際機関、外交、NGO、グローバル企業の渉外・調査部門などで活躍したい学生に最適です。論理的思考力と国際感覚が同時に養われます。

Economics (経済学)

商学部の経済学よりも、理論や社会分析に重点を置いているのが特徴です。政府の経済政策、国際経済、貧困問題などをマクロな視点で分析します。金融機関やコンサルティングファームはもちろん、公務員や国際公務員を目指す学生にも強くおすすめできる、応用の利く学問です。

シドニー大学ならでは!キャリアにも活かせる8つのお薦め科目



人文学部で学べるユニークな科目 4選

Digital Cultures (デジタルカルチャー学)
SNS、ミーム、AI、仮想現実…。私たちの生活を形作るデジタル技術と文化の関係性を探求する、非常に現代的な学問です。単なるITスキルではなく、デジタル社会を生き抜くための批判的な視点を養います。テクノロジー企業のほか、メディアや行政で新しい文化政策を担うなど、ユニークなキャリアに繋がります。

Cultural Studies (カルチュラル・スタディーズ)
音楽、映画、ファッションから、人種やジェンダーの問題まで、身の回りのあらゆる「文化」をテキストとして読み解き、その背後にある社会の力学を分析します。決まった正解のない学問だからこそ、多角的な視点と柔軟な思考力が身につきます。

Performance Studies (パフォーマンス研究)
演劇やダンスだけでなく、政治家の演説や日常のプレゼンテーションなど、社会における様々な「パフォーマンス」を分析の対象とします。表現者を目指す学生はもちろん、人前で話す機会が多いリーダーや、説得力のあるコミュニケーションを学びたい学生にとっても、非常に刺激的な分野です。

Aboriginal and Torres Strait Islander Studies (先住民研究)
オーストラリアの歴史と文化を真に理解する上で欠かせない、先住民アボリジニとトレス海峡諸島民の歴史、文化、社会、政治について深く学びます。これはオーストラリアの大学でしか学べない貴重な学問であり、多様性や社会正義について考える上で、グローバルな視点を与えてくれます。

ビジネスにも活かせる科目(文理融合編)4選

人文系の「人間や社会を深く洞察する力」と、理系の「論理的・技術的な問題解決能力」を掛け合わせることで、他の誰にも真似できない、あなただけの専門性を築くことができます。

Psychology (心理学) – (シェアードプール科目)
(これは先ほどと共通ですが、文理融合の代表格です)
人の心を科学的に分析する心理学は、まさに文系と理系の中間に位置する学問です。消費者の行動原理を解き明かすマーケティング、組織内の人間関係を円滑にする人事(HR)、UI/UXデザインなど、ビジネスのあらゆる場面で「人間」を理解するための強力な武器となります。

Information Technologies (情報技術) – (Shared Pool科目)
人文社会学の知識を持つあなたがITスキルを身につければ、それは鬼に金棒です。この専攻ではプログラミングの基礎から、データベース、ネットワーク、ウェブシステムの構築までを学びます。社会のニーズを理解した上で、それを実現するための技術的な解決策を提案・実行できる人材は、あらゆる業界で引く手あまたです。

Data Science (データサイエンス) – (Shared Pool科目)
社会のトレンドや人々の行動を分析するArtsの学問と、膨大なデータから意味を読み解くデータサイエンスは、実は最高の組み合わせです。例えば「社会学」と「データサイエンス」を組み合わせれば、SNSの投稿から世論の動きを正確に予測するマーケットアナリストや、統計に基づいた効果的な政策を立案する行政の専門家などを目指せます。

Environmental Studies (環境学) -(Shared Pool科目)
環境問題は、科学的な知識だけでなく、法律、経済、政治、そして人々の意識といった、まさにArtsの領域が複雑に絡み合う分野です。この専攻では、環境科学の基礎を学びつつ、社会科学的なアプローチで持続可能な社会のあり方を探求します。企業のCSR(企業の社会的責任)部門や、国際的な環境NGOなどで活躍する道が開けます。

このように、シドニー大学の人文学部では、Shared Poolを戦略的に活用することで、「歴史に詳しい、プログラミングもできる学生」や「人間の文化を研究しながら、データ分析もできる学生」といった、非常にユニークで他の誰にも真似できない「市場価値の高い人材」になることが可能です。


※ご紹介した主専攻や履修できる科目は、大学の方針により変更されたり、年度や学期(セメスター)によっては開講されない可能性もあります。実際に専攻や科目を選ぶ際には、必ずシドニー大学の公式サイトで最新のコース情報を確認するようにしてください。





留学カウンセラーからの一言アドバイス


上記のお薦め科目の中で、データサイエンスを除き、文系の学生でも理系科目に挑戦しやすいように、数学以外の理科(物理・化学)が事前科目として必須でないケースがほとんどです。希望する理系科目が決まっている場合は、事前に必要な必須科目を確認しておくほうが良いですが、決まっていない場合でも、入学後に自分の可能性を狭めないために、高校では数学を取得しておくことをお薦めします。

卒業生の進路

人文学部で養う「物事の本質を見抜く力」は、皆さんが思う以上に、幅広い未来への扉を開いてくれます。


下記は、卒業生が実際に進んでいるキャリアの一部です。一見すると、バラバラの職種に見えるかもしれません。しかし、どの仕事にも共通点があります。それは、答えのない問題と向き合い、人文学部で磨いたスキルを武器に「自分の言葉で人を動かす」まさにそんな力が求められる仕事だということです。

キャリア ・経営管理者またはマネージャー
・クリエイティブリーダー
・編集者または出版社
・外交貿易担当官
・政府政策担当官
・歴史家
・文化遺産専門家
・情報専門家
・ジャーナリスト
・語学専門家
・マーケティング・コミュニケーション専門家
・メディアプロデューサー
・博物館または美術館の学芸員
・研究者
・社会学者
・考古学者
・公文文書保管人
・美術史家
など

アーツ学部への進学方法



高校を卒業してからシドニー大学へ進学する場合、2通りの進路があります。

1. ファウンデーションコース経由で大学に入学する(日本の普通高校卒業から)

シドニー大学提携カレッジであるTaylors College(テイラーズカレッジ)では、シドニー大学進学向けファウンデーションコースを開講しています。日本の高校を卒業後、ファウンデーションコースを規定の成績で修了すると、Bachelor of Artsコース1年次に入学できます。

【成績条件】GPA 6.7 以上
【英語条件】C 以上

USFPファウンデーションプログラム(スタンダード)入学要項
条件日本の高校卒業(GPA 2.5以上/5教科の上位4科目の平均)
英語IELTS5.5以上(各5.5以上)
入学2月/7月
期間52週間(4ターム)
学費A$46,450(約465万円)(2025年度)、入学金A$370、教材費A$350
【注】入学金、教材費は2025年費用が発表され次第、変更の可能性があります。

英語力によって期間の異なるUSFPファウンデーションプログラム、成績優秀者のHAPPファウンデーションプログラムもあります。
詳細は、シドニー大学進学~テイラーズカレッジ~をご参照ください。

Future Leaders Award奨学金
現在、テイラーズカレッジでは、ファウンデーションプログラムに入学予定の日本国籍の方で査定をパスした方を対象に学費20%オフになる奨学金をオファーしています。
【通常】年間A$46,450(約465万円)- A$9,290→【奨学金後】年間A$37,160(約372万円)
※学校の都合により、予告なく終了となる可能性があります。

2.大学に直接入学をする(IBや海外の高校卒業)

下記の「成績条件+英語力条件」を満たしていれば、直接大学に入学できます。

【成績条件】IB 26以上+
【英語条件】IELTS 6.5以上(各スコア6.0以上)
+海外の高校卒業の場合、国や州により条件が異なります。ご相談ください。



Bachelor of Arts 入学詳細・費用


入学要項
【入学】2月、7月
【学費】年間A$52,500×3年間=A$157,500(約1575万円)(2026年度)
【条件】シドニー大学ファウンデーションプログラム(USFP)6.7、 C(英語)以上(科目ごとの規定あり)
【条件】英語力 IELTS 6.5以上(各スコア6.0以上)/TOEFL IBT 85(R,L,S 17/W 19)
【IB】26以上
【キャンパス】Camperdown/Darlingtonキャンパス

※その他、留学生保険OSHCが月A$60ほど、教材費適宜、施設使用料学期ごとA$200ほどかかります。
※学費は年間5%ほどずつ上がることが予想されます。
コース詳細ページ

2026年入学者向け奨学金
現在、シドニー大学では、2026年に大学に入学をされる日本国籍の方で査定をパスした方を対象に学費20%オフになる奨学金をオファーしています。入学条件を満たし、エッセイの審査にパスをするともらえる奨学金となりますので、出願時にエッセイを提出する必要があります。詳しくはこちらをご参照ください。
【通常】年間A$52,500(約525万円)→【奨学金】年間A$42,000(約420万円)
【3年間合計】A$157,500→A$126,000

留学相談&お問い合わせ先


当社オーストラリア留学センターは現地の無料エージェントであり、シドニー大学を含め、全豪多数の大学の公式出願窓口となっており、ご相談~出願手続き~現地生活サポートまで無料でご利用頂けます。
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※備考※
・本記事は2026年7月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2026年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレートA$1=100円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。



CRICOS Provider Number 00026A
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G176)
英語の習得はもちろん、様々な経験やチャンスを得られるシドニー。最終的な目標を是非お知らせ下さい!時間もお金も無駄にしないよう、効率的な方法をご案内します。もちろん、留学中は自分の方向性を見失った時、辛い時にもしっかりサポート。一緒に頑張っていきましょう! このカウンセラーに質問する

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