世界的に有名なデザインの大学で建築デザインを学んでみませんか?
メルボルン市内にメインキャンパスを構えるRMIT大学は、2020 QS World University Rankingsの建築の分野でオーストラリアでは3位(上位2つはグループ8の大学となります)、世界で25位にランキングされており、建築では世界的にも非常に名が知られた大学となります。
また、たくさんの卒業生が世界中の建築に貢献していることでも知られています。
RMIT大学の2つの建築コース
RMIT大学の建築デザインの学士号コースではオーストラリアで最も尊敬されている建築家、ビルダー、ビジネスリーダーと関わり、RMITの受賞歴のある建築物に刺激を受けながら、革新的なデザインを生み出すために必要なスキルを開発します。
建築デザインといっても幅は広くいくつかの分野に分けることが出来ます。今回はRMIT大学の建築学部で実際に留学生に提供されております下記の2つの学士号コースをご紹介します。
Architecture Design(建築デザイン)
主にデザイン(設計)に焦点を当てたコースです。最先端の建築設計事務所に似た環境で学び、図面作成や、2Dと3Dデザインのスキルを伸ばし創造的な力を身に着けます。卒業生は、都市設計士や専門家登録を必要とされない範囲での建築設計事務所等でのデザイナーとして活躍しています。
Landscape architecture Design(景観建築デザイン)
芸術、科学、自然、文化を組み合わせて、自然や都市、プライベート、公共空間の設計を学ぶコースです。卒業生は現場デザイン、都市設計、公園や庭、憩いの場のデザイン、地域計画、環境に優しいデザインや修復、景観設計のプロジェクトマネージなどの分野に関わっています。
※建築士、もしくは景観建築士としてオーストラリアで認定される資格を得るためには、修士号を習得する必要があります。
RMIT大学で学ぶ理由
世界的に有名なスタッフより行われる授業
RMIT大学の建築学部は国際的に有名で賞などを受賞している優秀なスタッフによって授業が行われており、彼らを通じた業界への繋がりも強いです。また建築業界の貢献が世界的に認められている大学でもありますので、在校生は常にデザインを革新し、高いレベルの達成を目指します。在学中には有名な建築家やビジネスリーダーと接し刺激を受けることで、そこからも学ぶことができます。
グローバルスタディーツアーにて世界の建築に関わる
希望者はグローバルスタディーツアーの一環として、世界の建築に関わることが可能です。例えば過去には2011年の日本での地震と津波を追悼した記念公園を作ったり、イタリアでの都市や景観の弾力性に関するデザインアイディアの評価などにも参加しています。
施設が充実のデザインハブで学ぶ
RMIT建築の卒業生であるショーン・ゴッドセル(Sean Godsell)氏によって設計された大学のデザインハブ(研究施設)は卒業生や業界から高い評価を受けています。
ここで業界に関連したプロジェクトに関わったり、業界の専門家と一緒にデザイン研究施設にて学ぶ機会がたくさんあります。このハブでは、講義やワークショップ、アートショーなどが行われています。
Architecture design(建築デザイン)を学ぶ
学びたい内容や将来のキャリアが、Architectureに当てはまる場合は、学士号は
Bachelor of Architectural Designのコースとなります。
入学概要
キャンパス | メルボルン・シティー |
授業料 | 44,160ドル(約353万円)/1年 ×3年 ※2021年度の費用参考 |
就学期間 | 3年 |
入学時期 | 2月か7月 |
英語力基準 | IELTS Academic 総合点数6.5以上で各バンドスコアが6.0以上、もしくは同等の英語力。 |
学力条件 | 高校をおよそ5段階中4.5以上の成績で卒業していること。作品もしくはエクササイズシート等提出要。 |
※英語力条件を満たせない場合は、RMIT大学付属英語学校(REW)で勉強をして、進学を目指すこともできます。
※大学のコース詳細は
こちらから
コース内容と教科
ほとんどのセメスターでスタジオベースの授業が行われ、学生同士が討論したりしながら創造していきます。実際の作業場では様々なツールを使って実際に経験していきます。
学生は設計事務所として最高の基準環境が整ったこのスタジオで図面、2Dと3Dデザインのスキルを開発し、少人数で集中的に学習したり、プロジェクトに取り組んだりします。デザインスタジオでは、将来のデザイナーとしてのアイデアを探求するユニークな方法を模索し、仲間、業界、および他の分野との接点を持つことができます。
また、多くの公開講義は、オーストラリアもしくは国際的に著名な建築家や都市デザイナーによって年間を通して開催されていますし、そういった方やコミュニティ、業界パートナーと一緒にプロジェクトに取り組む機会もあります。現在活躍されている現場の方から生の声を聞くチャンスがたくさんあります。
このコースでは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの大学と国際交流協定を結んでいます。また、海外のデザインスタジオを選択し、国際的な大学の学生と一緒に海外で経験を積む機会もあります。
それぞれの年度で勉強する教科と内容は下記となります。
1年目:6教科(合計:96CP) |
- Architecture Design and Communication【建築設計とコミュニケーション】(24CP)
- Architecture Technology 1【建築技術1】(12CP)
- Architecture History Introduction【建築の歴史入門】(12CP)
- Architecture Design Studio 2【建築設計スタジオ2】(24CP)
- Architecture Communications 2【建築コミュニケーション2】(12CP)
- Architecture Technology 2【建築技術2】(12CP)
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2年目:6教科(合計:96CP) |
- Architecture Design Studio 3【建築設計スタジオ3】(24CP)
- Architecture Communications 3【建築コミュニケーション3】(12CP)
- Australian Architecture【オーストラリアの建築】(12CP)
- Architecture Design Studio 4【建築設計スタジオ4】(24CP)
- Architecture Technology 3【建築技術3】(12CP)
- History Western Architecture 20th Century【西洋建築20世紀の歴史】(12CP)
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3年目:6教科(合計:96CP) |
- Architecture Design Studio 5【建築設計スタジオ5】(24CP)
- Architecture Technology 4【建築技術4】(12CP)
- Architecture Design Studio 6 【建築設計スタジオ6】(24CP)
- Architecture Portfolio and Communications【建築ポートフォリオとコミュニケーション】(12CP)
- 選択教科×1(12CP)
- 選択教科×1(12CP)
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この学士号コースは、都市設計や建築実務、また一般的デザイナーとして建築業界で働く人の為の学位です。建築の認定をうけて建築士としてのキャリアを目指される場合は、
Master of Architectureまでの習得が必要です。
Landscape architecture Design(景観建築デザイン)を学ぶ
学びたい内容や将来のキャリアが、Landscape architectureに当てはまる場合は、学士号は
Bachelor of Landscape Architectural Designのコースとなります。
入学概要
キャンパス | メルボルン・シティー |
授業料 | 40,320ドル(約322.5万円)/1年 ×3年 ※2021年度の費用参考 |
就学期間 | 3年 |
入学時期 | 2月か7月 |
英語力基準 | IELTS Academic 総合点数6.5以上で各バンドスコアが6.0以上、もしくは同等の英語力。 |
学力条件 | 高校をおよそ5段階中3.5以上の成績で卒業していること。作品やエクササイズシート等提出要 |
※英語力条件を満たせない場合は、RMIT大学付属英語学校(REW)で勉強をして、進学を目指すこともできます。
※大学のコース詳細は
こちらから
コース内容と教科
Landscape Architectureとは、創造的なアイデア、生活システム、物理的材料、そして未来の可能性の範囲内で取り組む設計規律です。複雑で急速に変化する世界において生活のより良い方法を構想、調査し、そして提案する力を身に着けます。
このコースはデザインスタジオを中心とした授業構成になり、3年のコースのすべての学期に創造性を養うスタジオワークが含まれます。講義で3つの分野(環境、理論的フレームワーク、コミュニケーション方法)を同時に学びながら、スタジオワークの実践に専門的知識を活かしていきます。
キャンパスだけでなく外の世界を見ることも重要です。授業には多くのフィールド・トリップも含まれていますし、業界のプロの人と一緒にIndustry Projectと呼ばれるプロジェクトに関わったり、業界から直接評価を受けるコンペなどにも参加します。
※プロジェクトでは過去に地域の水配給、メルボルン動物園のエリアの改装、アボリジニーのコニュニティーの見直しなどに関わりました。
「International Exchange(国際交流)」オプションは、ドイツ、デンマーク、オランダ、スペイン、フランス、イギリス、アメリカ、アジアの大学で提供されていますので参加が可能です。またフィールドワークやワークショップ、デザインプロジェクトに参加するために海外に行く機会も提供しています。
それぞれの年度で勉強する教科と内容は下記となります。
1年目:6教科(合計:96CP) |
- Landscape Architecture Design Studio 1【景観建築設計スタジオ1】(24CP)
- Landscape Architecture Environments 1【景観建築環境1】(12CP)
- Landscape Architecture Theoretical Frameworks 1【景観建築理論フレームワーク1】(12CP)
- Landscape Architecture Design Studio 2【景観建築設計スタジオ2】(24CP)
- Landscape Architecture Communications 1【景観建築コミュニケーション1】(12CP)
- Landscape Architecture Environments 2【景観建築環境2】(12CP)
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2年目:6教科(合計:96CP) |
- Landscape Architecture Design Studio 3【景観建築設計スタジオ3】(24CP)
- Landscape Architecture Communications 2【景観建築コミュニケーション2】(12CP)
- Landscape Architecture Environments 3【景観建築環境3】(12CP)
- Landscape Architecture Design Studio 4【景観建築設計スタジオ4】(24CP)
- Landscape Architecture Theoretical Frameworks 2【景観建築理論フレームワーク2】(12CP)
- 選択教科×1(12CP)
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3年目:6教科(合計:96CP) |
- Landscape Architecture Design Studio 5【景観建築設計スタジオ5】(24CP)
- Landscape Architecture Environments 4【景観建築環境4】(12CP)
- 選択教科×1(12CP)
- Landscape Architecture Design Studio 6【景観建築設計スタジオ6】(24CP)
- Landscape Architecture Theoretical Frameworks 3【景観建築理論フレームワーク3】(12CP)
- Landscape Architecture Communications 3【景観建築コミュニケーション3】(12CP)
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出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はRMIT付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。出願の手続きをスタートします。
RMIT大学への進学
オーストラリア留学センターは、RMIT大学の日本の公式相談・出願窓口として、皆さまの大学進学を無料でお手伝いしております。ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
コース選択から必要な英語力、大学への出願方法までそれぞれのご要望にあったアドバイスをさせて頂きます!
※携帯電話のメールをご利用の場合は、セキュリティ設定の関係でメールが届かないこともございますので、パソコンからのメールを受信できるように設定をお願い致します。
※備考※
・本記事は2020年12月現在の大学の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2021年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=80円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。