オーストラリア国立大学で学ぶデジタルヒューマニティーズ


人文学・社会科学にデジタル技術を取り入れて、新たな知見や知識の構築・発見を目指す学問分野、デジタルヒューマニティーズ。

その起源は1940年代、Roberto Busa氏がトマス・アクィナスのテキストをエンコードするプロジェクト、Index Thomisticusと言われています。その後、1980年代のパソコンの登場、そしてその後のデジタル技術の進展により研究活動が活発になり、2004年に発表されたA Companion to Digital Humanities(John Unsworth Susan Schreibman and Ray Siemens)で、「デジタルヒューマニティーズ」という言葉が使われるようになりました。

人文学・社会科学の学術研究や古文書、歴史的データや空間情報のデジタル化や分析、資料の視覚化を通じ、これまでバラバラに存在していた情報を融合・統合させ、学術的な分野を超えての研究活動を可能にしています。

オーストラリア国立大学(ANU:Australian National University)の修士号では、インターンシップやリサーチプロジェクトを通して、より実用的な形でデジタルヒューマニティーズを学べるカリキュラムを提供しています。

オーストラリアのトップクラスの学術研究機関であり、国を超えた研究ネットワークや産業界とのコネクションを持つANUだからこそ、ANUでデジタルヒューマーにティーズを学ぶメリットは大きいといえます。

デジタルヒューマニティーズ修士

ANUでは2つのデジタルヒューマニティーズの修士号を開講しています。

Master of Digital Humanities and Public Culture

期間 1年
学費 年間A$46,680(約448万円)
英語 IELTS6.5(各セクション6.0以上), TOEFL iBT80(RW20, LS18以上)
入学条件 関連した学士号をGPA5.0/7.0以上の成績で終了

Master of Digital Humanities and Public Culture (Advanced)

期間 1.5年
学費 年間A$46,680(約448万円)
英語 IELTS6.5(各セクション6.0以上), TOEFL iBT80(RW20, LS18以上)
入学条件 関連した学士号をGPA6.0/7.0以上の成績で終了 + スーパーバイザーの承認
※関連した学士号
コンピューターサイエンス、メディア・コミュニケーション、キュレーターシップ、情報科学、ウェブデザイン、英語、言語学、音楽等

Master of Digital Humanities and Public Culture (Advanced)はリサーチコースとなるので、まずはスーパーバイザー(指導教官)にコンタクトを取り、研究の承認を受けなければなりません。

カリキュラム構成

デジタルヒューマニティーズの修士号ではこちらの科目が開講されています。

リサーチトレーニング科目2科目
– Introduction to Digital Humanities and Public Culture – Tools, Theories and Methods
– Digital Humanities and Public Culture: Projects and Engagement
– Digital Culture and Society – Critical Theories and Methodologies
– Digital Humanities and Public Culture – Issues and Debates
リサーチエクスペリエンス科目2科目
– Australian National Internships Program A
– Australian National Internships Program B
– Digital Humanities and Public Culture Research Project
– Digital Humanities and Public Culture Research Project (Advanced)
専門分野の選択科目4科目
– Art in the Digital Age
– Animation
– Information Theory
– Networked Information Systems
– Algorithms
– Art and Interaction in Computing
– Web Development and Design
– Creative Data Visualisation: Representing Data in Visual and Material Form
– Front-End Web: Crafting Online Experience
– Biography and History
– Digital Humanities and Public Culture: Projects and Engagement
– Dictionaries and Dictionary-Making
– Essentials for Thesis Writing in Linguistics
– Music and Digital Media
– Social Science of the Internet

等、40以上の選択科目。
リサーチ科目
1.5年のAdvancedの方は、リサーチ科目であるThesisを取り研究論文を書き上げます。

オーストラリア国立大学への進学


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・大学卒業(予定)時期、大学での専門、成績
・関連した職歴をお持ちの場合は職歴概要
・IELTSやTOEFL等の英語力証明をお持ちの場合は、合計得点と各セクション(RSLW)の得点

**備考**
・本記事は2023年2月15日現在の情報に基づいており、入学基準等は変更されることもございますのでご留意ください。
・実際の学費は毎年見直しが入ったり、受講する科目によっても変わる為、ご参考情報としてご覧ください。
・ご参考の日本円は1ドル=96円換算です。

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(QEAC登録番号H297)
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