【体験談】進学英語10週間の挑戦:不安を乗り越えて自信へ!

Akariさん | 2か月
シドニー大学への進学をかけたダイレクト・エントリーコースは、単なる語学学習とは異なり、高いプレッシャーの中でアカデミックなスキルを磨く場となります。

今回は、大学院進学を目指し、このダイレクトエントリーコースを乗り越えたAkariさんに、どんなところが大変だったか、どう乗り越えたのか?など、そのリアルな体験を伺いました。

Akariさんの留学プラン
・2025年4月 Centre for English Teaching(シドニー大学付属英語学校/CET)

Direct Entry Course (ダイレクトエントリーコース)10週間 入学





・2025年6月 コース修了





・2025年7月 シドニー大学 Master of Commerce入学

なんで留学? 私の人生を変えた一つの出会い



看護学部からキャリアチェンジを決めたわけ

私が海外大学院への進学を決意したのは、将来のキャリアチェンジという、自分にとって大きな挑戦をするためでした。

もともと日本の大学では看護学部に在学していましたが、在学中にベンチャー企業で勤務をした経験が、私の人生の大きな転機となりました。

特に、外資系企業出身の代表との出会いを通して、「将来は絶対にビジネスの世界で活躍したい」という、強い思いが芽生えたのです。この目標を達成するには、海外で専門的な知識を学ぶしかないと決断しました。

留学先としてシドニー大学を選んだ理由は2つあります。

「世界的に認知度が高く、グローバルに活躍する卒業生が多い」点 と、FinanceやMarketingなど「自分の関心に応じて柔軟に学べる実学志向のカリキュラム」が、キャリアチェンジを目指す私にとって、最も魅力的だったからです。

想像以上にハードだった授業のリアル



シドニー大学附属英語学校(以下、CET)のダイレクト・エントリー・コース(以下、DEC )10は、10週間のコースで、週に2人の先生が担当するのですが、私は合計4人の先生にお世話になりました。CETの先生方は本当にフレンドリーで親切な方ばかり。特に明るくユーモアのある先生の授業は、いつも楽しかったです。

DECのクラスは、進学する学部ごとにおおよそ分けられているため、Commerceに進む予定の私のクラスはビジネス系に進む学生がクラスメートとなりました。クラスメートの約8割は中国人でしたが、台湾やタイなどアジア圏の学生も多く、30代の社会人をやったあとの学生もいるなど、様々な背景を持つ仲間と学べたことは、非常に刺激的でした。

クラスで扱うテーマは、半分が共通テーマ(コミュニケーション、文化、環境など)で、残りはビジネス系のテーマでした。

逃げ場のないアカデミックなプレッシャー

学校は楽しく学べる環境が揃っていたものの、コースはかなり厳しいものでした。

コースは単なる日常会話ではなく、「大学院で成功するために必要なスキル」に特化しており、アカデミックライティング、批判的思考、プレゼンテーションスキルが学習の中心です。

大学院へ進学するための合格ラインは70%。毎週のリーディングやライティング課題、プレゼンなど、全10回ある評価課題では、単なる語学力ではなく「論理的な構成や批判的思考」の総合評価で厳しく問われます。

コース序盤に返ってくる私のスコアは、60点台前半。

「このままでは、大学院へ進学できないかもしれない…」

このプレッシャーこそが、私が向き合った最大の壁でした。更に、毎週続く難易度の高い課題を前に、「言いたいことが、論理的な英語として出てこない」という無力感にも苛まれました。

自信ナシ →「私、やれるかも!」に変わった瞬間



このプレッシャーを乗り越える最初の転機となったのは、本当に些細な出来事でした。

コースが始まって週間経った頃、一人の中国人のクラスメートが「一緒にランチ行かない?」と誘ってくれたんです。その一言で肩の力が抜け、心を許せる仲間ができたことで、精神的にリラックスすることができました。

しかし、自分の勉強量に対しスコアがなかなか伸びず、周りのスコアが上がっていくのを見て、焦りはピークに・・・

そこから、私は壁を乗り越えるために、二つの行動をスタートしました。

一つは、とにかく「話す機会を逃さない」こと。友達からの食事やイベントの誘いにはすべて参加するようにしました。そうやって、意識的に英語を話さざるを得ない環境に自分を追い込みました。

そしてもう一つが、「頼れるものは全て頼る」という姿勢です。友人たちからライティングのコツを教えてもらったり、先生には、課題のポイントの確認など、小さなことでも疑問があればすぐに相談をしました。

また、大学が提供している「ライティングセンター」や」「ワークショップ」を頻繁に活用し、課題で不安がある時はサポートセンターにメールを送るなど、周囲の体制をフル活用し、自分の弱点を徹底的に潰していきました。


授業でのグループワークも、自分を大きく成長させてくれました。思い出深いのは、「BerkeleyのオーストラリアにおけるPEST分析」に関するプレゼンテーションです。

言葉の壁や文化的な考え方の違いから、最初はスムーズに進まないこともありました。でも、全員で何度も歩み寄り、プレゼンを成功させた時の達成感は忘れられません。

また、賛成・反対両方の意見を論理的に組み立てる必要があったため、この経験を通して「自分の意見を論理的に英語で伝える力」が飛躍的に伸びたと感じています。

掴んだ「あ、話せる!」という自信



こうして努力を重ねるうち、最初は頭の中で翻訳しながら苦労していた表現が、徐々にスムーズに出てくるようになりました。そしてある日、ふと気づいたのです。

「あ、話せるようになっている!」

この成長の実感こそが、大きな自信へとつながり、「積極的な行動によって不安が和らぎ、壁を乗り越えられる」という確信を得ることがきました。

英語力よりも大きな収穫?大学院が始まる前に得られたこと



DEC全体を通して、私が得た一番の宝物は、専門知識や英語力以上に、「やり切る力」「支えてくれる人の存在」の大切さです。

大学院進学という目標は、時間と努力を要求する厳しい道のりでしたが、この過程を乗り越えることで「揺るぎない自信」を持つことができました。シドニーという多国籍な環境で多様な価値観に触れ、視野が大きく広がったことも、今後のキャリアにおける大きな収穫です。

勉強はハード、でも週末は最高!私のシドニーライフ



授業は月〜金の午前中までなので、午後はそのまま大学の図書館へ向かい、図書館で自習や課題に集中。授業も含めると、1日に6時間は机に向かっていました。

その分、週末はできるだけリフレッシュの時間にあてていました。シティへ散歩やショッピングに行ったり、ビーチにもよく行っていました。特に「Bondi Beach」がお気に入りで、ボンダイの美しい景色には何度も救われました。

そして、私だけのご褒美は、高級ホテルのラウンジにカフェ代わりにふらっと立ち寄ること。「コーヒー一杯の時間を、静かで贅沢に過ごす」というひとときも良いストレス発散でした。

シドニーは都市機能と豊かな自然が共存しており、この多国籍で穏やかな環境のおかげで、自分の視野が大きく広がったと実感しています。

最初の"壁"に挑む、未来の後輩たちへ



DECの合格率は9割程度と言われていますが、これはあくまでも目安です。課題は決して少なくなく、プレッシャーを感じることも多々ありますし、実際に進学できなかった知り合いもいました。

だからこそ、必要以上に不安になる必要はありませんが、決して過信はしないでください。

しかし、日々の課題やテスト準備にしっかり真面目に取り組めば、きっと結果はついてきます!英語力に不安があるなら、充実したサポート体制を遠慮なく活用し、とにかく積極的に英語を話す環境に飛び込んでください。一歩踏み出し、努力を続ければ、必ず道は開けます。

皆さんのシドニーでの挑戦を心から応援しています。

スタッフからのコメント

「合格が決まった瞬間は、どんな気持ちでしたか?」という質問に、「本当に、心からほっとしました。結果を見た瞬間、”良かった…!”って。その一言に尽きます。」とお話してくれたAkariさん、

入学までも英語は本当に頑張ってこられたので、私も大丈夫だと信じていたものの、無事パスのお知らせがあったときは、本当に嬉しかったのを覚えています。ここで英語以外に勉強のやり方にも自信をつけられたのは、大学院に向けて大きな収穫になったなと思います。

実際、大学院に入学をされてからお話を聞いたとき、「DECの期間で、シドニーにも慣れ、友達もでき、ポイントを掴んでタイムマネージメントもできるようになったので、大学院のほうがリラックスして勉強を進められています」と聞いて、改めて大学の進学英語コースは大切なんだなと実感しました。

大学院の授業は学びたい内容となり、より興味深く学べることが多いと思います。目標キャリアのために、大学院での勉強も是非頑張ってくださいね。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G176)
英語の習得はもちろん、様々な経験やチャンスを得られるシドニー。最終的な目標を是非お知らせ下さい!時間もお金も無駄にしないよう、効率的な方法をご案内します。もちろん、留学中は自分の方向性を見失った時、辛い時にもしっかりサポート。一緒に頑張っていきましょう! このカウンセラーに質問する

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