【体験談】ホスピタリティ&ツーリズム留学! 諦めたくないと思って前進→科目最優秀賞を受賞!

今井真奈さん | パース | Edith Cowan University | Tourism and Hospitality
日本の高校を卒業し、パースのエディスコーワン大学のホスピタリティ・ツーリズムマネジメント学部に進学。留学中にManagement of Hospitality Finance 科目で最高得点を獲得した学生に送られる「Project 37 Prize」を受賞されました!この科目ではリサーチを本当に頑張って課題に挑んだそう。おめでとうございます!

そんなManaさんに留学生活についてお話を伺いました。


Manaさんの留学プラン
・2022年4月 附属カレッジ進学英語コース入学
10週間の進学英語コース受講
 


・2022年7月 Edith Cowan University、Bachelor of Hospitality and Tourism Management入学

なんだか楽しそうだったホスピタリティ留学

高校1年生の夏にブリスベンで2週間ほどホームステイしてから、オーストラリアに留学することに興味を持ち始めました。なぜホスピタリティを選んだかというと、なんか楽しそうだから!です。正直、「hospitality」なんていう単語は知りませんでしたが、調べていくうちに当時興味のあったホテル業界と何やら関係がありそうだったので、この時からホスピタリティを学ぼうと真剣に調べ始めました。思えば、旅行でホテルにチェックインしたときに、フロントのスタッフがかっこいいな、ホテルで働けるっていいなと思いました。とはいえ、その当時はマネジメントのことなんて全然考えていませんでしたが。

調べるうちに、オーストラリアは旅行業が盛んなことから、多くのTAFEや大学でホスピタリティ&ツーリズム マネジメントのコースが開講されていることを知り、留学地としてオーストラリアを選んだ大きな理由となりました。

大学選びからスタートした留学計画

大学選びは、開講している授業や卒業後の進路、学費に重点を置いて調べていました。エディスコーワン大学に決めた最も大きな理由は、Hospitality&Tourism 業界でインターンシップの機会があることでした。また、学費に対して提供している教育の質が高いと思い、ECUを選びました。

大学選びから始めたので、大学をエディスコーワン大学に決めた後に、そのキャンパスがパースにあることを知り、「パースってどこ?」という感じでした。でも、今ではパースを選んだことを全く後悔していません。毎回シティに行くたびに発展していく様子を見られるなんてパースだけだと思います。

行って良かった英語学校

大学に入学する前に、エディスコーワン・カレッジの英語コースに通いました。
授業内容は大学レベルの英語や課題をやる時に必要な文献の引用の仕方などが主で、エッセイの書き方だけではなく、語彙力、リファレンスリストの書き方は本当に役に立ちました。大学はリファレンスに関しては本当に厳しく、作者や出版年、イタリックの箇所など、細部をきちんと見て採点するレクチャラーもたくさんいて、そこで点を落とすのは本当にもったいないことです。大学でリファレンスのセッションが開催されているけれど、それだけじゃ足りなかったと思うので、この点だけでも英語学校に通っておいて良かったです。
文法に関しては、高校生の間でしっかりやっていたので英語学校ではあまり苦労しませんでした。しかし、今までに読んだことのない長さの論文を読んだり、知らない単語がたくさん出てきて1単語ずつ意味を調べては定着させるのが大変でした。

でも、一番苦労したのは英語でのコミュニケーションです。英語を勉強したからと言って英語を話せるわけではなく、友達に質問をされた時やディスカッションの時間に自分の言いたいことが全く言えず、英語が話せない自分が嫌になったのを覚えています。しかし、ずっと英語しか喋らない環境にいたおかげで、今では英語で会話することに抵抗がなくなりました。周りで何を話しているのか耳を傾けると、英語特有の言い回しやオージー英語を学ぶことができるので、これが1番の上達方法だと思います。

英語学校を卒業し、大学進学をした時のこと

大学生になった実感が無かったほど、気づいたらあっという間に13週間が終わっていました。7月入学だったため、授業の内容は基礎よりも発展の方が多く、授業に追いつくのに精一杯で、遊びに行ったりする余裕はありませんでした。思うような成績が残せないことが悔しくて、課題への取り組み方を変えてみたり、ノートの取り方を工夫してみたりと、試行錯誤の学期でした。

今でも覚えていることは、履修登録が思ったよりも自由だったことです。Core unitと呼ばれる絶対取らなければいけない授業はいくつかあるものの、半分以上の科目は自分次第で決められるので、毎回履修登録には時間がかかります。

この自由さは、自分のやりたい科目が見つからない時は困るけれど、その分、色々なことを少しずつ学べたことは、新たな知識を増やせて良かったと思っています。
例えば、イベント・マネジメントについては大学入学前は知識もないし、イベント・マネジメントそのものに興味がなかったけれど、授業を受けてみると「イベント業界も楽しい!」と気づき、その後、もっと詳しく学びたくなり、ビジネス・イベント・マネジメントという科目を取ることに決めました。

楽しかった科目

Introduction to Event Management

この科目ではイベント・マネジメントの基礎中の基礎を学びました。どのようにイベント会場を決めるのか、予算の使い方、参加者に向けた効果的なマーケティング方法は何なのかなど、イベント運営に関することを勉強しました。一番思い出に残っていることは、課題の一つが実際にイベントにボランティアとして参加して、レポートを書くというものでした。この時までボランティアの経験は無く、この科目をきっかけに積極的にボランティア活動をするようになりました。この科目をとっていなければボランティア活動を始めることもなかったと思います。ボランティアは達成感を味わえたり、色々な人と出会えたりするので人脈作りにおすすめです!

Travel, Destination and Visitor Management

この科目は私がツーリズムについて深く知りたい、専攻してみようと思ったきっかけとなった科目です。Tourismなんて簡単、そもそも何を学ぶのだろうと思う人も多いと思いますが、実はとても身近にあり、様々な要素が複雑に関係しあっている興味深い科目なんです。一番楽しかったことは、エディスコーワン大学のあるJoondalup市のYellagonga Regional Parkを目的地とした旅程を組んでプレゼンしたことです。Rezdyと呼ばれる実際にある予約サイトをデザインしたり、チームメンバーと公園でミーティングしたり、たくさんの楽しい思い出ができました。

【ビジネス学部長と】


苦労した科目

Organisational Behaviour

この科目はヒューマン・リソース・マネジメントに似た教科で、職場における人間関係がどのようにビジネスに影響するのか、性格や、長所・短所など、一人一人異なる従業員をどのように管理するべきなのかを勉強しました。内容は興味深かったのですが、なぜ苦労したのかというとセオリーばかりの授業で、しかもそのセオリーが複雑で理解するのがとにかく難しいからです。大学の課題では学んだセオリーを応用し、レポートやエッセイを書かなければいけないので、この科目は自分を追い込んだ辛い思い出があります。


日々の取り組み

授業の前日には、大体1時間ぐらいスライドを確認し、知らない単語を調べて内容を把握して、先週の復習をします。

私はどの課題でも早めに取り組み始めるようにしています。自分が言いたいことや意見が固まったら、とにかくパソコンと睨めっこです。大学の課題はリサーチが鍵!なので一番リサーチに時間をかけます。たまにやりたくない時もありますが、もしここでやらなければ後悔することはわかっているので、自分自身にいつも「今の辛さか一生の後悔、どちらを選ぶか」を問い続けています。また、リサーチすればするほど様々な知識が身につき、その過程が楽しいので自分を鼓舞して着実に進める努力をしています。

自然の多いパースで過ごす週末

週末はほとんど家で過ごしますが、たまにショッピングに行きます。他には、ビーチ沿いやJoondalup Lakeという大学の近く湖の周りをサイクリングして自然に触れ合うことが多いです。すぐそばにきれいなビーチが整備されていることや野生のカンガルーたちに出会えることに最初は驚きました。

【本当の家族のようなホストファミリーと】


ネットワークが広がるボランティア活動


今一番興味があるのはボランティア活動です。イベントに参加できるのと同時に運営にも関われる、これは一石二鳥だと思っています。パースには想像していた以上に様々なイベントがあり、友達作りや、ネットワークを広げるのに絶好の機会です。この間はクラウンホテルで行われたツーリズムサミットで受付のボランティアをし、ツーリズム業界の大物たちと話をしたりしました。

大学のStudent guildからボランティア情報のメールが来るし、大学に貼ってあるポスターにもボランティア情報がありますが、一番多いのは、イベントのレクチャラーのLinkedInとつながっていて、その投稿から情報を得ています。

留学で新しく得た価値観

日本にいた頃は周囲の目を気にすることが多く、できるだけ目立たないようにしていましたが、海外生活を始めて気づいたことは「とにかく目立った者勝ち」ということです。大学の講義でも積極的に発言してレクチャラーに目を留めてもらったり、たまたま隣になった人と会話をしてみたり、そこから新たな発見につながることも多いと思います。会話といっても適当な話(天気や大学生活、アルバイトなど)しかしませんが。(笑)

もう一つ、自分の中で変化したことは、完璧主義をやめたことです。日本で教育を受けていた頃は、常に満点かほぼ100%を目指していました。オーストラリアの大学に来てもそれを続けようと思ったのですが、仕事や一人で生活していくだけでも精一杯で、勉強だけに集中するわけにもいかず、ストレスがとにかく溜まったこともあり、自分に少し寛容になるようにしました。留学生活はとにかく自分の体調が一番だと思います。

オーストラリア到着後すぐは、落ち込んだこともありましたが、諦めたくないと思ってから前進する姿勢に変わりました。

ここで諦めたら自分が嫌だと思って。いつも「もう諦めてもいいんじゃない?」という自分と、「でも諦めたら嫌だ」という自分と戦っていますが、後で後悔するのは目に見えているので。


マスターコース進学をすすめてくれた教授

大学入学後の最初の学期で、難しい科目を間違って選び、この科目は難しいから最初は違う科目にしたほうがいいよとアドバイスされたツーリズムの教授がいて、たまたま今学期にその教授の授業を受けているのですが、想像できないぐらい成長していて驚いた、と言ってくれました。

私が、できないかもしれないことが怖いからいつもやり始めない、できると思わないから誰かに励まされないとやらないしスローランナーだけど、絶対に諦めないでやるということをその教授は分かってくれていて、修士号に進学したらと誘ってくれました。
大学入学前はホスピタリティに興味があったけれど、今は日本のためのツーリズムに興味があり、日本に帰国し就職するか、マスターコースに進学をするか、まだ決めていません。


家族のサポートに感謝

家族の支えがあったからこそ、高校を卒業してすぐのオーストラリア留学を諦めずに実現することができました。高校からの国内大学進学を勧められた時や、コロナで国境が閉鎖してしまった時に励ましてくれた両親、兄に感謝しています。


これからパースに留学する学生さんへ「とにかく楽しむこと!」

特に大学進学を考えている方にとって、長期留学は先が見えず、不安もあると思います。決して簡単な道のりが待っているとは言いませんが、留学をした人にしかわからない達成感、楽しさ、屈辱がたくさんあり、その選択肢に間違いはないと思います。私からのアドバイスはとにかく楽しむこと、そしてつまずいた時は一人で抱え込まないことです。誰かに実際に質問することでわからない部分を明確にすることができます。もう一つのアドバイスは、「英語で挨拶できるだけですごい!」「海外生活しているだけで偉い!」と自分を褒めることです。何か嫌なことがあった時はこのマインドセットで切り抜けることができるのでおすすめです。パース留学、応援しています。Cheers!

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

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