【体験談】興味を突きつめステップアップ。TAFE フィットネス留学！

留学しようと思ったのはなぜ？

もともと、留学したいという気持ちがありました。高校生の時、国際科のプログラムで2週間アデレードに行ったことがあり、その時から「もう一度オーストラリアに来たい」と思っていました。

看護師になってからもその気持ちは消えず、またずっとこのまま看護師として働き続けるのは大変だなと感じていました。

コロナで留学を一度諦めかけましたが、このまま行かないと絶対後悔すると思い、まずはワーキングホリデーでオーストラリアに行くことを考えていました。

しかし、せっかく行くならオーストラリアでしかできないことをしたいと思い、フィットネスを学ぶことにしました。フィットネスも身体にまつわる分野となるので、看護師としての経験も役立つし、アドバンテージになると思いました。

またTAFEは語学学校よりも安価で、半年のコースが50万円弱というのも魅力の一つでした。
※学費は2024年度費用。コースや期間によって費用は異なります。

パーソナルトレーナーの資格が日本にはない！

実はパーソナルトレーナーになるのに、日本では資格がありません。オーストラリアでは必須となるのでどんな勉強をしているのか、また本格的に勉強すればこのオーストラリアでの学びの経験は日本でも絶対アピールできると思いました。

TAFE本科開始前、まずは英語力の準備

日本にいるうちから英語の勉強を開始！

オーストラリアに来る前に、1ヶ月仕事をせず集中して勉強し、IELTSを取得しました。毎日大体5時間くらい勉強したと思います。当時のスコアはOver allが5.0でした。スピーキングとライティングが4.5、リーディングとリスニングが5.0でした。

語学学校で実践的に英語力を鍛える！

ih Brisbane ALSに40週間通学しました。

最初は中級クラスからスタートしました。当時は言葉は出てくるけれど単語が出てこないことが多く、辞書やスマホなどで調べながら友達と会話をしていた気がします。




語学学校では英語はもちろん、いろんな国籍の学生から学ぶことが多かったです。日本人はシャイと言われるのは本当で、南米出身の学生さんたちはたくさん喋っていて刺激になりました。
授業で出てくる疑問についてはしっかりその場で質問して解決するようにしていました。当たり前ですが宿題は必ずやりました。

授業外もエクストラでさらに頑張る

ライティング力を磨く



ih Brisbane ALSには「添削ボックス」というのがあります。勉強にまつわること、履歴書、個人的な日記でも、なんでも英文を書いたらネイティブチェックを無料で受けることができます。
私はこれに絶対週1回以上は提出すると決めていて、日記などいつも添削してもらっていました。担当していたAnthony先生は日本人の奥さんがいて日本文化にも理解が深く、いろんな話をしました。今でもSNSなどで連絡を取り合っているとっても良い先生です。


学校外でも英語力をブラッシュアップ！
学校外でも仕事で英語力が磨かれていきました。
単語や文法は日本でできること。それができた上で実践を積むのがここオーストラリアだと思っています。

実際にたくさんの人たちと喋って機会を重ね、練習をしました。Meet Upのイベントに行ったり、図書館で行われている英会話クラブにも毎週行って友達をいっぱい作りました。



語学学校で勉強を開始して、2ヶ月後に中上級クラスにレベルアップしました。そのころは先生が教えてくれた単語や熟語を自然に使えるようになっていたりして、英語力の伸びを実感しました。

そして4-5ヶ月経った頃初めて英語で夢を見ました。嬉しかったです。

Certificate 3 in Fitnessが開始！

TAFEではネイティブの先生が教えてくれています。英語のスピードの速さやイントネーションを聞き取るのに最初苦労をしましたが、3週間目くらいで慣れました。

先生たちはフィットネス業界での経験が長いプロフェッショナルたちで、とても優しいです。留学生のことをちゃんと理解してくれています。


4人とも違うジムに勤めていて業界のコネクションが厚いです。先生は求人を紹介してくれたりもします。



コースは2つのグループに分かれており、各25名ずつくらいいました。
留学生は3割弱程度で、ローカルの学生さんたちも多かったです。イギリス、タイ、イラン、スペイン、コロンビア 、韓国、台湾、ブラジル人がいて、日本人は私ともう一人の計2名でした。
クラスにはいろんな人がいます。ボディビルダーもいれば、バスケプレーヤー、ヨガに特化してる人とか…！




Cert 3 in Fitnessはグループレッスンを担当できるようになるための資格です。参加者のトレーニングレベルを考慮し、それにあったプログラムを考えられるようになります。

難しかったのは解剖学で、筋肉や骨格、心臓、血管など体全体について学びました。ペーパーテストでは、筋肉の動きや関節の動きを説明できるようにしなければならず、大変でした。



また、フィットネス業界でのビジネスに関する知識も学びます。ジムでのスクリーニング（お客様が入会できるコンディションなのか）やリスク管理についても勉強しました。

Certificate 4 in Fitnessでの経験と学び

本来Certificate 3(以下Cert 3)までの就学予定でしたが、TAFE Queenslandでの学びが本当に楽しくて、Certificate 4(以下Cert 4)まで延長して受講することに決めました。

Cert4では、クラスメイトが25名いて、留学生は私を含めて半分くらいです。留学生はヨーロッパ圏の学生が多いです。



Cert 4ではCert3での知識を全て分かった上でカリキュラムが進んでいきます。求められる知識のレベルがさらに高くなりました。

この資格はCert3と違い、グループではなくパーソナルトレーニングができるようになるための資格です。先生のシリアスさも段違いとなりました。（同じ先生でも学位が違うと全然違う！）



パーソナルトレーナーとして働くとなると、例えば遅刻するようなトレーナーには当たり前ですが、お客様はお金を払いたくありません。なのでCert3では少しゆるかったですが、Cert4では日々時間厳守。課題も絶対ですし、バリエーションを求められ、より実践的なスキルが求められます。

生理学・ホルモンレベルでトレーニングの根拠を考えなければいけないので求められる知識が段違いです。”ただちょっと勉強してみたいな”という人にはきつい内容かもしれません。

職業直結！インターンシップ

Cert4 in Fitnessではカリキュラムにインターンシップが組み込まれています。TAFE内にあるジムで12時間、外部の一般のジムで12時間の実習をする必要があります。TAFEの看板を背負って行くので、事前に指導もしっかりされます。先生と将来のキャリアについてのマンツーマンのカウンセリングもありました。

実際に今はクライアントを担当する経験をしています。週に1度30分のセッションを6週間続けて行います。私は今中国人の40代の女性を担当しています。

事前のアンケートフォームで何のトレーニングをしたいか具体的に聞いてから内容を考えます。私のお客様は「基礎的なトレーニング法を身につけたい、腹筋を鍛えたい」という要望があったので、それに沿って考えました。普段デスクワークが多い方なので、そのようなバックグラウンドもしっかり把握。またズンバやエアロビが好きとのことなので、そういった楽しい要素も含めたメニューを考えました。

とても緊張しましたが、同時に楽しく、クライアントのフィードバックをもとに毎回セッションを調整していくことで、多くの学びがあります。
「初めての人にはこれはちょっとキツすぎるんだな」とか「このトレーニングをすると筋肉の痛みがこのように出るんだな」など…。
先生たちはそれぞれのクライアントたちからフィードバックを直接もらい、授業で振り返り、昇華させます。

留学に来てみてどうだった？

留学に来て本当に良かったと思っています。今学んでいることは、私にとって全てとても楽しいです。
マニアックですが、筋肉の走行・形・場所や、クライアントのニーズに沿ってトレーニングメニューやボリュームなどを考えるのは面白いです。またそれが実際に目に見えるようになるまでは時間がかかりますが、自分で体験してみるのもすごく面白いです。

フィットネスは体を動かすのが好きな人であれば楽しめると思います。

自分の殻が破れた

オーストラリアでの留学を通して、自分の殻を破って成長できたと実感しています。日本ではできなかっただろうな。
実は私は割とシャイな方だったのですが、こっちに来てからは、みんなの先頭に立って『Let’s GO!!!」って笑顔で大きな声で鼓舞する側に。自分の上限を突破するような経験がたくさんできています!

スタッフからのコメント

Akaneさんはいつもニコニコ、ポジティブなエネルギーに満ち溢れた学生さんで、お会いしたりメッセージをするたびにそれを感じています。

何より自分の好きなことに向かって一直線に楽しみながら鍛錬している姿がいつもかっこいいです。


それはこの体験談の通りなのですが、留学前から始まっていて、今もずっと強く熱い気持ちで過ごされているのが本当に素敵です。

Akaneさんの自分の専門分野をさらに広げ、磨きをかけていくこのFitness留学。Akaneさんだけのスキル、得意、好きをこれからもたくさん身につけていってくださいね。今後のご活躍ずっと見守っています：）