【体験談】【動画あり】グリフィス大学留学 観光・ホスピタリティ学部の学生生活!

前川 紗蘭さん | ゴールドコースト | Griffith University | Tourism and Hospitality | 3年3か月
オーストラリアで観光・ホスピタリティ学に定評のあるグリフィス大学・ゴールドコーストキャンパスで学ぶ紗蘭(さら)さん。日本の高校で進路を決める際にコロナ真っ只中ですぐに渡航ができない状態でしたが、「海外で学びたい」という強い気持ちを持ち続けられ、国境オープンと共にオーストラリアへ入国されました!
グリフィスカレッジでは最優秀成績を収めた学生として表彰もされ、現在は大学で学びながらアルバイトも始められて充実した学生生活を送られている紗蘭さんに、現在に至るまでのストーリーをお伺いしました!
オーストラリアで観光学を学びたいとお考えの高校生に、ぜひ見ていただきたい体験談です。



海外の大学に進学をしようと思ったきっかけを教えてください


いくつか理由があるのですが、まずは日本で通っていた高校が国際教養科で、高校1年生の時に短期留学でブリスベンに2週間ほど留学をしたことです。
その時、ブリスベンがとても良いところだったのと、英語でコミュニケーションが取れないもどかしさ、もっとできるようになりたいという気持ちが芽生えました。

またお父さんには、大学時代から付き合いのあるオーストラリア人の友達がいて、日本の我が家に泊まりにきたこともあり、その時にもオーストラリアの色々な話を聞いて、とても興味が湧いたということもあります。

そして大学の進路を決めるタイミングで、英語も勉強したいけど、英語だけ学ぶってどうなんだろう?英語だけじゃなく、違うスキルも身につけた方が良いのでは?と考えていた時に、お父さんが「海外の大学はどうか」と提案してくれました。

私が高校3年生・進学の準備をしていた時はまさにコロナ真っ只中で、オーストラリアの国境も閉じていて渡航できない状況でした。そのため、周りの友達や先生からも「どうするの?本当に良いの?」と心配もされたのですが、海外で学ぶことがどうしても諦められず、高校を卒業してから1年半ほど待ち、オーストラリアの国境があいたタイミングで留学をしました。


留学を決めてからオーストラリア渡航までは、どのように過ごしていましたか?

高校に在籍していたALTの先生と仲良くなり、英会話の練習をしていました。ちょうどコロナで、外国から来ている先生たちも日本生活を満喫することができていなかったので、自宅に招待して家族でBBQをしたりもしました。ALTの先生とは今でも連絡を取っています。

また高校を卒業してから留学をするまで(国境があくまでの間)は、地元にある唯一のインターナショナル保育園で仕事をしていました。どうしても英語環境に身を置きたくて、履歴書を持って保育園の門を叩き、仕事させてください!と飛び込んで行ったのですが(笑)、運よく採用していただけて、外国人の先生のアシスタントや事務などをさせてもらい、とても良い経験となりました。


大学や学部は、どのように決めましたか?


私の実家は代々続く紙屋さんで、またお父さんは自分でレストランも開業しています。そのため幼いころから家族がお客様と接する姿を見て育ち、ホスピタリティという分野に自然に興味を持ち、将来は深く人と関わる仕事がしたいと思いました。

また私の地元は田舎でどんどん人口が減っているため、大好きな地元を活性化したい!という思いから観光業にも関心を持ち始めていたので、観光/ホスピタリティの学部は私にピッタリだと感じました。

留学する国は、アメリカ、カナダ、オーストラリアの3カ国で迷いましたが、オーストラリアは一度訪れて好印象だったこと、日本との距離が近いこと、治安も良く安全ということから、最終的にオーストラリアに決めました。

オーストラリアの大学の中で、ゴールドコーストにあるグリフィス大学を選んだ理由は、学費が他の大学と比べて比較的安価だったこと、立地がよく公共交通機関も便利なこと、また留学生へのサポートが手厚いという理由からです。特に留学生サポートについては、初めての留学ということもあり重要視したポイントです。

最初は、英語コースからでしたね。グリフィス大学付属語学学校ではどんなことを学びましたか?


大学準備中はコロナ禍で、祖父母と暮らしている私は、家庭内での感染を防ぐために、IELTSテストを受験しに行くことも難しい状態でした。そのためグリフィス大学付属語学学校(Griffith English Language Institute、以下GELI)の英語レベルテストを受け、その結果に従い、DEP5という、Griffith Collegeへの進学に必要となる10週間の英語プログラムを受講しました。

日本の高校でも英語のライティングはやっていましたが、いざ現地に来たら知らないことばかり・・・日本で私は、エッセイを小さいパラグラフで分ける癖がついていたようですが、GELIでは、それは駄目だと習いました。アカデミックライティングで使う単語や文章を繋ぐ接続詞など、知らない単語もたくさん覚えました。GELIで学んだ知識は、グリフィス大学でも役立っています。

また英語力以外でも、GELIに通っていたことで、環境に慣れることができたのも良かったと思います。もし英語プログラムを受講せずに、Griffith College(以下グリフィスカレッジ)に直接入学をしていたら、新しい環境で沢山の新しいことに直面し、1人でパニックになっていたと思います。しかし、GELIの学生は、大半がそのまま進学をするので、グリフィスカレッジ入学時も、すでに知っている人がいて安心でした。

英語コースを経て、グリフィスカレッジでディプロマコースを学ばれたと思いますが、どうでしたか?


Diploma of Hotel managementコースでは、全て英語で専門的な勉強をするので、当たり前ですがとても大変でした。最初の頃は知らない単語が出てくるだけでつまづいてしまい、その後の授業についていけないというようなこともありました。
わからないことがある時は授業後に先生のところへ行き、わからない点や、自分の理解が合っているかを確認していました。最初は英語で的確な質問をすることすらできなかったのですが、先生がとても時間をかけて親切に教えてくれました。

現在はグリフィスカレッジを終え、グリフィス大学でのBachelor1学期目がスタートされています。今まで学んだ中で印象に残っている科目を教えてください



Culinary Tourism(グリフィス大学) 

オーストラリアで人気のあるFood & Wineの観光について学ぶ授業で、「自分たちのワイナリーを作る」という課題でした。ロケーションから建物、提供するワインや食事などを全て自分たちで企画して、最後は投資者である先生に資金提供をしてもらうためのプレゼンを行うというものです。
授業内で実際にワイナリーツアーにも行くことができ、そこからインスピレーションをもらいながら課題に反映させました。課題の中には、プレゼンテーション動画の作成が必要なものもありました。動画作成などは今まで習っていなかったので、Youtubeなどで独学で勉強してなんとか完成させました。

実はグリフィスカレッジにも似たような授業があり、自分たちでレストランを出店するに当たってのお店企画からメニュー作成、SNS広告などを作成しました。私のグループでは日本食レストランにし、メニュー表をデザインしたり、自宅で料理をしたものを撮影してSNS用の動画を作成するなどの作業も行いました。
このようなクリエイティブな授業は楽しいですし、課題を通して自分のスキルも増やせるので、ためになっています。

 

Tourism System (グリフィスカレッジ)

観光業界の仕組み・消費者や自治体などの関係性などを学ぶ科目です。この仕組みを覚えるのが大変で、最初はつまづきました。授業内での課題として、実在する観光地を1つ選び、現在の問題点(街の過疎化など)を取り上げ、それをどう解決するか?を考えるものがありました。私が目標としている地方地域の活性化に直接繋がる課題ということで、とてもやりがいがありました。街として私自身の地元を選び、何が問題なのか、どうやって観光客を呼び込んで活性化させるかというのを考え、最後はプレゼンを動画にまとめ、課題として提出しました。

 

Why money matters(グリフィス大学)

ビジネス学部の必修科目で、数字アレルギーの私はとても苦戦した科目でもあります。アカウンティング・ファイナンスなど触れたことのない分野は、日本語で調べてみても理解ができず、とにかく先生や友達に聞いて、理解ができるように努力をしました。
大学の科目の中にはこのように「どうしても苦手な科目」というのが出てきますが、諦めずに周りを頼ることで乗り越え、違う意味で印象に残っている科目です。

 

前川さんは、グリフィスカレッジ卒業時、成績優秀者に贈られるAward for Academic Excellenceを受賞されましたね!大変な努力をされたと思いますが、学生生活で特に心がけていたことは何ですか


この賞は、別名「質問しすぎで賞」と言えると思います(笑)。そのくらい、わからないところを積極的に聞いて解決していくことが大切です。他の大学は分かりませんが、グリフィスカレッジは発言をする機会が多く与えられるので、とにかく授業へ前のめりに参加することを意識しました。
あとは、先生との関係性を築くのも重要だと思います。ただ質問をするだけではなく、自分から挨拶や日常会話をしたり、授業の時はなるべく前の方に座って顔と名前を覚えてもらえるように努力しました。

もう1つ力を入れたこととしては「予習と復習」です。グリフィスカレッジは、通常のメインとなる授業の他に、Before Class/After Classというオンラインのコンテンツが準備されています。Before Classは、メインクラス受講にあたり必要となる予備知識、After Classはメインクラスをサポートするような内容です。これらの受講は必修ではありませんが、私は必ず行っています。私の場合、1つ受け終わるのに2時間くらいかかるので大変ですが、これをやっておくことでかなり理解が深まり、メイン授業のクオリティが上がります。
オンラインなので自分のペースで進めることができるので便利です!
また、必修ではないといっても、先生はBefore/After Classの受講者をチェックしている(笑)ので、やっておいて損をすることはないです。


グリフィス大学の授業がない時は、何をしていますか?


平日はやはり勉強が優先ですね。予習/復習や、課題に追われて過ごしています。勉強は図書館やカフェなど外に出てやる人も多いと思いますが、私は滞在しているホームステイ先で行うことが多いです。1人の空間がある方が集中できるタイプなのだと思います。

一応自分の時間も作れるようにバランスは取るようにして、空いている時間で、語学学校の時に友達になった子とカフェやビーチに行ったり、ゴールドコーストの南にあるCurrumbin(カランビン)というエリアにお父さんのオーストラリア人の友人家族が住んでいて、ファミリーの一員として接してくれているので、彼らに会いに行ったりしています。

Bachelor(学士)コースに入学をし、アルバイトも始めたのですよね!

はい!GELIとグリフィスカレッジに通っていた時は、自分に余裕がなく、大学に入ってから週に2日ほど、授業がない日にアルバイトを始めました。コーヒーはまだ作れないのですがカフェで働く経験をしてみたくて、ホームステイ先の近くのカフェにレジュメを持って行ったら雇ってもらうことができて、とてもラッキーです。

地元の常連さん(おじいちゃん・おばあちゃんがメイン)しか来ない超ローカルの環境で、はじめはコーヒーを運ぶ手が震えるほど緊張したのですが、そんな私をみて「大丈夫だよ、がんばれ!」とお客さんが応援してくれ、無事に運べたら、ハイタッチしてくれるような温かい環境です。
良い機会を与えてもらったので、コーヒーの作り方も覚えてできることを増やしていきたいと思っています!

今後のオーストラリア生活でチャレンジしたいこと、また卒業後の目標を教えてください

働くことに慣れてきたら、オーストラリアの現地にあるホテルやリゾート施設でも就労経験を積んでみたいと思っています。将来的にはお父さんみたいな、自分のこだわりを詰め込んだ小さなカフェやレストランを持ちたいです。

海外留学を考えている高校生にアドバイスをお願いします


とにかく、英語力はつけられるだけつけておいてください!オーストラリアの大学進学は確かに英語力がなくてもスタートすることは出来ますが、実際に現地にくると自分の力で解決しなければいけないことがとても多いです。なので日本でも出来る限りのことをして英語に触れ、コミュニケーションスキルをあげておくことをお薦めします。

また当たり前のように思われるかも知れませんが、日本とオーストラリアは考え方や価値観が全然違うということを理解しておくと良いです。
実際現地に来ると、常識だと思っていたことが通用せず「なんで?」と思うことが多々あり、自分には海外生活が向いていないのでは、と思うこともあるかも知れませんが、決してそうではなく、ただ違いを理解していないだけなんです。

例えば私も、カレッジから大学に進む時に学校側のシステムトラブルで履修登録ができず大変だったのですが、自分から何度も何度も確認をして、やっと問題を解決することができました。日本だと「大学側のミスだから先方でなおしてくれるだろう」「1回連絡したからあとはどうにかしてくれるだろう」という感覚だと思いますが、オーストラリアではそんなことは一切ありません。常に自分から動いて行く必要があります。

そういった違いを理解することで、困ったことがあった時に乗り越える力になると思います!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I094)
16歳の時、初めて北海道を出てたどり着いたのがアメリカの田舎町。そこで1年間の留学生活を送ったことから人生が変わり、この素晴らしい海外生活をより多くの方に知ってもらいたい!と思い、日本で留学カウンセラーの経験を経てオーストラリアへ来ました。日々変わっていく最新の学校・現地情報から、最適な留学プランをご提案します。 このカウンセラーに質問する

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