【体験談】大学を一年休んでいく価値はある!休学留学〜ウーロンゴン大学

Yuta Yamamotoさん | ウーロンゴン | University of Wollongong | Business and Management | 9か月

休学留学を決めた理由を教えてください。

コロナ禍で大学に進学をしたのですが、なかなか本来のキャンパスライフを経験できない中で次の一年に進むより、一年間日本の大学を休むという形をとって、英語の習得以外にも、日本ではできない様々な経験ができる留学をする方が、自分の将来にとってプラスとなると考えたからです。

ウーロンゴン大学を選んだ理由は何ですか?



ウーロンゴン大学を選んだ理由は、都会から離れた環境に身を置きたかったからです。私は今まで東京、シンガポール、名古屋という比較的規模の大きな都市で生活をしていたため、自然に囲まれた環境があるウーロンゴン大学に魅力を感じていました。また、ウーロンゴンはシドニーの中心部にも日帰りで遊びに行くことができる距離にあるため、気分転換でよく遊びに行っていました。

休学留学の前半「進学英語」はどうでしたか?

進学英語では、実際に大学で勉強をする際に必要となるレポートの書き方や、プレゼンテーションの作り方など、アカデミックな内容が中心でした。私が想定していたよりもハードな授業でしたが、今振り返ると、この経験があったからこそ大学聴講でもなんとかついていくことができたと思っています。

また、当時はキャンパスで授業を受けているクラスが2つと、オーストラリアに渡航できていない学生のためのオンラインのクラスが3つあり、ビザ取得までに時間を要した私は、オンラインで授業に参加していました。私が受講したオンラインのクラスは、7割ほどを中国とインド人が占めていて、他にはイラン、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム人などで、日本人は私一人でした。

はじめは授業を理解するのに苦しみましたが、時に厳しくも質問には丁寧に答えてくれる先生方のおかげで、良い成績を取ることができました。

進学英語が聴講のクラスで役立ったと思う一番の点は、レポートの書き方です。日本の大学よりも書き方についてのルールが細かく、自分ひとりの力だけですべてを学ぶことはとても大変だったと思います。環境に慣れるという意味でも大学聴講の前に進学英語で学べた経験は大きかったと感じています。

聴講ではどんな科目を学びましたか?



大学の聴講では、Locating Australia; International Perspectives (LAIP)、Industry and Trade in Asia(ITA)、Global Politics and Power(GPP) を受講しました。

LAIPでは1901年から続くオーストラリアの歴史を多角的な視点で見る授業で、日本人である私は度々先生やほかのオーストラリアの生徒からオーストラリアの歴史についてどう考えるか、また日本ではどうなのかなどの質問を受けました。

ITAは日本と同じような講義形式の授業で、アジアの経済について学びました。私は日本でも国際系の学部で経済について学習する機会は少なかったため、それを英語で学ばなければいけないことにとても苦労しました。

GPPでは世界情勢について学びました。1時間のチュートリアルと2時間の聴講に分かれていたのですが、チュートリアルの先生が熱血的なブラジル人女性で、学生の意見を積極的に聞くため、自分の考えを発表する機会がたくさんあり、まさしく私が想像していた通りの”海外の大学の授業”で、とても良い経験になりました。

学生が様々な国から集まっていて、その国の人でないと知ることのできないような情報を知ることができるため、国際系の勉強に興味のある方には強くお勧めしたいです。


学生生活はどうでしたか?



勉強面はかなりハードでした。
聴講は科目数が少ないですが、一つの科目で授業はチュートリアルと講義合わせて3時間あり、チュートリアルでは毎週30ページ以上ある文献を読んで、次の週に意見を述べる必要があったので、勉強をしないとついていくことができなくなります。それに加えて2000~2500ワード程度のレポートが3教科で5・6回出たので勉強はかなりハードでした。平均して週20時間程度はしていたと思います。

滞在は、学校で紹介しているInternational House (Ihouse) に住んでいたので、個室があり食事が朝食と夕食の2回提供されていたので、食事に苦労がなかったのは良かったです。学生寮が大学に近いので、お昼は寮に戻って作って食べる人もいれば、大学のフードコートで食べる人もいました。

Ihouseは名前の通り、世界の20を超える国から学生が集まっていたので、一緒にご飯を食べたり、寮にあるビリヤードや卓球をして遊びました。また、休みの日には一緒にウーロンゴンのビーチにいってリラックスをすることもできました。一方で、日本の学生寮に比べてはるかに自由度が高いため、学生同士が騒いでいたり、深夜に火災報知器が鳴り消防車が出動するなどのハプニングもありました(笑)とても良い思い出です。

学校が休みのときには、寮や大学でできた友達と旅行へも行きました。私は旅行が好きなので、短期間でしたが、オーストラリア国内ではシドニーのほかに、キャンベラ、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコーストに行きました。特にゴールドコーストは流れている時間がとてもゆっくり感じ、それぞれが自分のペースで楽しく生活している様子だったのが印象的でした。友達と旅行に行けたのは、留学生活の中でも一番楽しかった思い出です。

ウーロンゴン留学のお薦めポイントは?



ウーロンゴンのお薦め点は、勉強に集中できる環境と、勉強から離れて自然でリラックスできる環境がそろっているところだと思います。

都会が好きでショッピングをしたいという方にはあまり向いていませんが、都会から離れているからこそ、シドニー中心部よりもローカルなオーストラリアを経験できることは間違いありません。

日本人の少ない場所ではあるものの、日本人の学生と交流する機会もあり日本食レストランもいくつかあるので、たまには日本語で友達と話して息抜きをしたいという方でも心配ありません。

車社会で歩いている人は少ないですが、無料の市バスが15分おきに出ているため、買い物に行くときにはよく利用していました。出費を少なくしたい人にもウーロンゴンはお薦めです。

留学をして得たもの、自分自身変わったことなどありますか??

「世界は広い」と実感した事です。

日本で長く生活していると、自然と日本の習慣や考え方が身についています。バスの車内で知らない人同士が話し始めたり、電車がアナウンスなしで10分以上遅延するといったことは、日本ではそう多くありませんが、オーストラリアでは良くも悪くも当たり前です。

また、ザンビアやヨルダンなど、日本ではあまりなじみのない国から来た留学生などと話すことができたのも、オーストラリアで留学をしたからこそだと思っています。

日本だけで過ごしていたら、日本の外にある異文化や現実が見えなかっただろうと思うと、よりリアルに世界の広さを実感して、視野が広がりました。

現在休学留学を考えている大学生の皆さんへアドバイスをお願いします。



休学留学をすることで所属大学の同級生は1学年上になるため、留学から帰ってきたときの交友関係など心配はあると思います。特に海外に今まで行ったことがない方は、少なからず日本から離れるという事に不安があると思います。ただ、実際に行ってみると、意外と「どうにかなる」と感じることの連続で、成功体験を繰り返すたびに自分に対して自信がつきます。

留学中の勉強は本当にハードですが、休学をして留学をすることで、大学の友だちと学年が変わったり日本を離れる不安よりも、1年間の留学で得られる様々な経験は貴重で、英語力がつくというようなことだけでなく、人生の糧になると思います。日本に帰ってきたときに「やり残した」と思うことがないよう、楽しんでたくさんの経験をしてきてください!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G176)
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