大学院留学を決めた理由は?
就職をする前に海外に住んでみたいという思いが強かったので、大学を卒業をしてから留学をしようと考えていました。
1年の語学留学という方法もありましたが、帰国後に語学力しかないと言うのは就職に不利だと思ったので、大学院でマスターを取得しようと思ったのがきっかけです。そして、勉強するのであれば、大学の勉強で興味をもったマーケティングを勉強したいと思っていたのでマーケティングコースで大学を探しました。
ウーロンゴン大学のマーケティングコースはどうでしたか。
実践的なスキルを身に付けられたと思います。実際に教授たちは様々な国で、10年ほど仕事をしてからPhD(博士号)を取った方たちが多かったので、アカデミックな知識だけでなく実践的な知識やスキルも豊富でした。
マーケティングの科目は色々ありましたが、その中でも自分が一番印象に残っているのは、マーケティングリサーチの授業です。これは、実際にアンケートを行い、集計をして、データを作ったりするようなかなり地道な作業なのですが、実践のマーケティングに近く、自分にとって1番楽しい授業でした。(数学が苦手な方は大変と言っていました笑)
ウーロンゴン大学の教授たちは、質問するとすぐに返してくれますし、熱心な教授が多いです。また、SBS(シドニービジネススクール)の学生はインド系が若干多めですが、その他アジアを中心に様々な国から留学に来ていて、大学新卒の方もいますが社会人の方が多く、やる気のある学生が多いと思います。
英語についてはどうでしたか?
大学に入学する前にアカデミックイングリッシュを勉強していたのですが、入学当初は教授のアクセントになれるのに苦労しました。理由は、英語学校と違って教授が多国籍になり、ネイティブであってもアメリカ英語であったり、オーストラリア以外のアクセントの方が多いためです。
ただ、英語学校でアカデミックライティングはしっかりやっていたので、英語面ではこれが救いなりました。
大学院のお友達について教えて下さい
大学がスタートした時はまだコロナの前だったので、対面授業が行われていました。ビジネスのマスターを取る全員が受講するファウンデーション科目があり、クラスには100人ぐらい学生がいたと思います。その中からレクチャーやスタディセッション(PASS)などで会った学生たちと友達になりました。特に仲が良かったのは、インド・ベトナム・トルコからの留学生でした。
大学院の授業は夜になることもあったので、9時ごろ学校が終わった後、みんなでご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりして息抜きしていました。
シドニーでは、2020年3月末から5月末までロックダウンがあり、終わった後もオンライン授業だったので学校にはいけませんでしたが、学期の合間にある休み期間中に集まってご飯行ったり、遠出したりしていましたね。
勉強方法について教えて下さい
課題については、「まず最初にそのタームで提出をする課題の全体をつかんでから、テキストを読む」という方法をとっていました。そのため、課題の内容にもよりますが、大きなレポートは早いうちから準備、小さなレポートだったら1週間位前から具体的に作成を始め、クイズ系は毎週こなしていっていました。後半は要領よく進めていけていたと思います。
自分も最初のセメスターでは教科書を全部読まなきゃいけないと思っていましたし、全て理解しないといけないと思っていたので、授業に行く前は教科書を全て読み、知らない英語単語があればしっかり調べて授業にでていたので、少なくとも授業以外に6時間は予習をしていました。この頃はかなり勉強をしていました。
しかし、予習だけでなく多くの課題も並行して進める必要がある為、途中からこのやり方では全てが終わらないと思い、ターゲットを絞って勉強するようになりました。
更に、最初のレポート提出の時、プランを立てて進めていたのですが、どうしても期日までに終わらなかったので1日過ぎて提出をしたことがありました。ラッキーなことに教授には受け付けてもらえたのですが、規定通り1日遅れるごとに、課題から点数をひかれるペナルティーが科せられ、成績が悪くなりました。
この経験から、提出期限は非常に重要なので、これを絶対に守るため、もっと要領よくレポートや課題を進めていかなければならないと考え直し、最終的に今の勉強方法で課題をうまくこなせるようになりました。
ウーロンゴン大学のサポートは使いましたか?
アカデミックサポートは、コロナでオンライン授業になる前、
PASSを使っていました。このスタディセッションは、先輩たちが、より詳しく授業内容を教えてくれてくれるもので、非常にサポートしてもらえました。
オンラインになってからは学校に行けなかったのであまり利用ができなかったのですが、ここで友達もできたので参加はお勧めです。
自分はオンライン授業になる前に対面授業があったので、友達を作りやすかったとは思いますが、オンライン授業になってから、対面の友達ができない環境にいる新入生のために、教授たちはWhat's Upアプリでグループを作るなど、みんながコミュニケーションを取り友達ができるように、積極的にサポートしてくれていました。
また、学生によってはアルバイトができなくなるなど生活に困っている人がいたのですが、学生証があれば大学で食べ物がいっぱい入ったフードボックスをくれていたので、そのサポートを使ってる学生もいました。
自分は多く使わなかったけれど、ウーロンゴン大学はいろいろなサポートがあったと思います。
オンライン授業で大変だった事はありますか
自分は対面授業から出ていたので、友達もいて勉強も少し慣れていたので、大きな苦労はしませんでしたが、やはり慣れないオンラインは大変でした。
ロックダウン中は外出もできなかったので、ひたすら家で勉強をし、勉強をしていない時は疲れて寝ていると言う生活で、それが辛かったです。
とにかく自分は人に恵まれていた留学生活で、勉強がわからない時に教えてくれる友達がいたり、英語がわからなかった時も一緒に教えてくれる人がいたので、勉強は大変でしたが、本当にいろいろな人に助けてもらって、乗り越えて来れたと思っています。
大学院留学を考えている人へのメッセージをお願いします
留学全体を振り返ってみると、大学院留学をして楽しかったし実践力も身についたし、行ってよかったと思っています。ただ、大学院の勉強は本当に大変ですし、目的を持ってきている人や社会人が多いので、目的が「海外に住んでみたいな」という感じのふんわりとした理由だと、途中で目標を見失ってしまうかもしれません。
もし、あなたが大学生で海外に住んでみたいという理由で大学院留学を考えているのであれば、是非もう1度「大学院での勉強に対してモチベーションが強いか」考えてみてください。第一の目的は「海外に住むこと/海外経験」なのであれば、在学中にできるスタディアブロードや語学留学がおすすめです。
目的にあった留学方法を選ぶのはとても大切なので、決断をする前にもう一度留学の目的は何か考えてみることが、満足の行く留学の秘訣だと思います。
スタッフからのコメント
卒業間近にシドニーではまさかのロックダウンがあり、本当に大変な時期に留学生活を送った翔太さん。今年は通常とも少し違う日程で就活をことになるので、前例のないプランになると思いますが、身につけたスキルを武器に就活頑張ってくださいね!!